えへへ……

登場人物

ダレン・シャンを知らない

ダレン・シャンを知らない

ダレン・シャンを知らない

ダレン・シャンを知らない

いや～ダレン・シャン……

知らないねえ……

響きは聞いたことはあるんですけどね

ぼくは聞いたこともない！

え！？人生で一度も！？

うん！いま！この瞬間！初めて聞いた！

長島さんの「ファースト・インプレッション・ダレン・シャン」聞きたいです！

え～っと……

当てちゃっていい？

え！！

もちろん！！

まずダレン・シャンの「シャン」はシャンプーの「シャン」だと思う

え？

もっと言うと「チャン・リン・シャン」の「シャン」

チャン・リン・シャン？中国の武将？

何を言ってるの？

「チャン・リン・シャン」は「ちゃんとリンスinシャンプーをしよう」みたいな意味だった気がする

なんで知ってるの！？

俺たちが子供の頃に見たCMのキャッチコピーだったから…

そう！ライオンのCMね！！

知らなすぎる

やばいね

やばいはこっちのセリフです

…つまり「ダレン・シャン」の「シャン」は「ちゃんとリンスinシャンプーをしよう」の「シャン」ということ？

そういうこと！！！

……

…

……まあ

そう思ってしまったならしょうがないか！

誰も悪くない

ちゃんと考えよう

てか、ダレン・シャンって本だよね

え！！

そうなんですか！？

……。

ごめん、実は僕も「ダレン・シャン」が本だということは知ってました。

まじすか…

でも内容はマジで知らない！！

クラスの女の子がこうやって読んでたことだけ覚えてる

そう言われたらそんな気がしてきた

本ということはハリーポッターみたいなことですか？

確かに「ダレン・シャン」ってファンタジーぽいタイトル

ということは本の内容を予想すれば「ダレン・シャン」が誰なのか解明できるということか……。

少しずつ紐解いていきましょう！

女の子が読むことを考えたら主人公は女性な気がするね

確かに小学生の頃って異性が主人公の話、あまり読まなかったかも！

ちょっと気恥ずかしいもんね

ハリーポッターの主人公が男だからダレン・シャンは女の子ってしっくりくる！

う～ん…「ダレン」って男な感じがするけどなあ

でも、マクゴナガル先生は女性ですよ

あ～……そう考えるとダレンも…ありえるか……

どの国が舞台でしょうか？

やっぱりヨーロッパ？

いや、アジアだと思う。

なぜですか？

もう商売のこと考えたらアジア市場を目指していかないと。ヨーロッパの人口はどんどん減っちゃってるし。

広告会社の人…？

そうだよ

でも「シャン」は中国っぽいから、ありえるかも

中国の魔法ファンタジーってことか…

中国の魔法学校に通うところからストーリーが始まると思う

うんうん

原宿のダレン・シャン予想

そして寮に入ってルームメイトの「サミー・ボンクレス」と出会う

サミー・ボンクレス…

サミーはとにかく、人がいい

そうなんだ

あと……もう一人、ハーマイオニー的なポジション「チクソル」が仲間になるとこも見えた

ハーマイオニー的なて

「おい！ダレン！だからお前は落ちこぼれなんだよ」とか言ってくる嫌な奴「キルフェ」もいる

はいはいはいはい……

めちゃくちゃハリーポッターじゃん！！

そう！ダレン・シャンはハリーポッターに出版競争で負けたんだよ！

つまり世界線が違っていたらハリーポッターの地位がダレン・シャンになっていた…ということ？！

そう！！！

エンタメの世界は厳しいですね。

僕、ハリーポッターも知らないや

なんなんだよ、こいつら……

原宿のダレン・シャン予想

・「ダレン・シャン、サミーボンクレス、チクソル」の3人組で魔法学園に入学するところから始まるファンタジー小説

・気障で嫌な奴「キルフェ」と対峙していく

・アジア市場を目指して展開したがハリーポッターに敗れた

いやいやいや！絶対違うだろ！

ファンタジーは大体こういう構図だから

いや～、ダレン・シャンは1人だと思うけどなあ

みくのしん君のダレン・シャン像を教えてよ

みくのしんのダレン・シャン予想

「ダレン・シャン」はケーキやビスケットを作る女の子だと思います！

かわいっ！

クッキングファンタジー「ダレン・シャン」？

あ！読みたいかも！

魔法のケーキで喧嘩している夫婦を仲直りさせたりする？

する！

そして周りの人たちとのコミュニケーションで少しずつダレン・シャンの素性が明かされます！

ちょっと暗い過去があったりしてね

ダレン・シャンの秘密を握る新聞記者が付きまとってたりしそう

「お前、最近景気いいよな……あんなことしてたくせに。」ってボソッと言ってくる

お～！ミステリー感もあっていいね！

きゅんきゅん要素もありそうだね！

ありそう！

好きな人に惚れ薬を入れたケーキを食べさせたりしてね！！

あるある！

いや、ダレン・シャンはそんなことしないです。

あ

好きな人に作る料理には魔法を使いません。

ごめんね

もうあんな悲劇は起こしたくない。

ダレン・シャンの過去に一体何があったんだ……

みくのしんのダレン・シャン予想

・ケーキやビスケットを作る料理人

・魔法の料理で人々の悩みを解決するクッキングファンタジー

・なにか人に言えない過去がある

みんなそれぞれのダレン・シャン像があって面白いですね

まだ誰かは全然わからないけどね

せいぞのダレン・シャン聞かせてよ！

野田せいぞのダレン・シャン予想

……ダレン・シャンは2人いると考えます。

2人！？どういうこと？！

「ダレン」と「シャン」は夫婦なんです。

あ、そういう2人なんだ

そして…シャンはもう死んでいます。

愛した人が亡くなるやつね……

亡くなったシャンの棺桶を担いでダレンは冒険をするのです。

悲しみを背負ってるんだ

いや、普通に怖いよ

つまり棺桶の中で、こうなった「シャン」がいるってこと？

はい。棺桶の中に、ガリッガリのミイラのシャンがいます

嫌だなあ～

ダレンはシャンを背負って、どこへ向かってるの？

シャンを生き返らせる魔法を探して色んな国を放浪しています。

一応ファンタジー要素はあるんだ

死者を蘇生させる魔法なんて存在しない……でもダレンは探し続けるのです。

それを聞くと、ちょっと切ないね

これが僕が考える「ダレン・シャン」です。

いや……

そんな暗い話、小学生が読まねえよ！

ちょっと「死」の描写が直接的すぎて怖いかも

ダークファンタジーってやつですね

野田せいぞのダレン・シャン予想

・「ダレン」と「シャン」の夫婦のお話

・亡くなったシャンの棺桶を背負いダレンは旅をしている

・旅の目的はシャンを生き返らせる魔法を見つけるため

長島のダレン・シャン予想

みんなの予想を色々と聞いてダレン・シャンが誰なのかマジでわかった！

え？

百聞は一見に如かずだから、ダレン・シャンを今から描きます！

すごい自信だ

キュ……

さらさら……

きゅっ…きゅっ……

…完成！

これがダレン・シャン

？

…フルアーマー？

そう！フルアーマー！！

戦記物なんですかね？

うん！曹操と戦うストーリだと思う！

すごいね

ちなみにフルアーマーの中身は女性です

そういうのあるけど

フルアーマーか……

長島のダレン・シャン予想

フルアーマー

ダレン・シャンの表紙を見よう！

ある程度ダレン・シャンが出そろったので表紙を見て答え合わせしましょう

表紙みたらパッとわかるのかな 

ちょっぴり緊張するなあ～

よし！

ダレン・シャン1巻の表紙見つけました

お！！！

ごくり……

こちらです

切手じゃん

サブタイトルが「奇怪なサーカス」？

サーカスの話ってこと！？

やばい…表紙見ても全然わからない

12巻まで出てるらしい

2巻のサブタイトルも見てみよう

「若きバンパイア」！！

つまり主人公は吸血鬼！？

4巻は「バンパイア・マウンテン」

マウンテン

なんか放浪してる気配があるな。いろんな土地に行くのか

魔界編とかもありそうな感じ

ちょっと詳しく見ていきましょう

売り文句が「少年から大人まで楽しめる現実味を帯びたミステリー・児童文学とは思えないダークファンタジー」みたい！

ダークファンタジー！当たってた！

小学生が読まないとか言ってごめんね

ハリーポッターの作者も激賞したらしい

競争してなかったんだ…

バトンを受け継いでたんですね

軽くあらすじを読むと…「友情のために家族と離れ、半バンパイアとなったダレン少年の物語」だそうです

半バンパイア！？

人間とバンパイアのハーフってこと…？

半バンパイヤってメリットあるのかな？

あ！ 半バンパイアだから日光とか十字架が平気なんじゃない？

なるほど～！

その分、純バンパイアとしてのパワーはないけど、教会に入れたり、昼間に行動できるのが強みなのかも

マイナスとマイナスが重なる可能性もありませんか？

え？どういうこと？

バンパイアだから昼の活動はできないし、夜は人間だから眠たくなっちゃう

引きこもるしかないじゃん

にんにくも食えるけど、お腹めちゃくちゃ壊す

十字架も横目なら見れそう

その弱さを乗り越えるのが「ダレン・シャン」なのかも

ダレン・シャン、気になってきたな～

調べれば調べるほど「面白い」って評価ばかりで凄い

帰ったら1巻読んでみようと思います！

ダレン・シャンが誰か分かったし、これで一見落着だ。

あ！！！

どうしたの！？

ちょっとヤバいことに気づいたんだけど……

え？なんですか？

これ著者も「ダレン・シャン」だ！

わ！！本当だ！！

え！？「ダレン・シャン」が「ダレン・シャン」を書いてる構造！？

そんなことある！？

村上龍が「村上龍」って小説書いてるみたいなもんじゃん

やばすぎる

つまりこれ、ダレン・シャンの自伝ってこと？

意味わからなくなってきた。

そういうメタ要素があるってことかな？

ダレン・シャンが自分で人生を振り返って、「一代記」みたいなのを書いてるという構造ですかね？

いや…ダレン・シャンは本当にいたんじゃないかな

え！？

バンパイアって寿命がめちゃくちゃ長いから、まだ生きてるんだよ

いやいや…そんなわけ……

でも、そうとしか考えられない！

半バンパイヤは実在している！

数百年の時を経て、半バンパイヤは「ダレン・シャン」として、この時代に名を残し存在し続けているんだ！

そう思うとロマンだね……

つまりダレン・シャンは……

近くにいるかも。

あ！！

大丈夫！？

大丈夫。あんまり痛くないよ～

よかった……

おしまい