警告はしたぜ!! 他人のゲロの話を読む覚悟ができたらスクロールしよう!!

 オエーーーーーーー

 俺はナ月。頭の中がお花畑すぎて口からお花畑が出てきちゃったぜ。そんなことってあるんだ。知らなかったぜ。

 

 オエーーーーーーー

 こうして吐きまくっていると、小学生の頃に食べ過ぎて吐いてしまった思い出が蘇るぜ。

 小学生の頃。地域の行事で食べすぎた俺は、一応人目につかないところを選んでゲロゲロと嘔吐してしまった。
 ひとしきり吐いた後、友人にその事を話すと友人は嬉々として俺のゲロを見に行った。
 戻ってきた友人は「あれはアカデミー賞だ」と言った。全然意味がわからなかったが、友人は俺のゲロを「アカデミー賞」と名付けたのだった。
 友人はその後、他の友人に声をかけては「アカデミー賞を見に行こう」と言って俺のゲロを何度も見に行っていた。
 せっかく人目を避けて吐いた俺のゲロは、アカデミー賞になってしまったばかりに人に見られまくってしまった。

 ……なんだこの思い出は。はっきりと覚えてはいるが、全然意味がわからないな。

 まあ、考えてみれば嘔吐ってそこそこ異常事態だからな。嘔吐の思い出って変な記憶がセットになりがちなんじゃないか。そんな気がする。

 そういうわけで「嘔吐にまつわる思い出」を募集してみた。するとどうだ。案の定変だ。変なのがいっぱいきた。
 応募してくれた皆様ありがとうございました。全部は紹介できないからご了承くださいね。でも全部読んでるぜ。

 

 本記事では頂いたエピソードを嘔吐エピソードエグさ演算によって4つのレベルに分類して紹介する。
 比較的ライトなエピソードのレベル1から始まり、レベルが高くなるにつれてどんどん強烈なエピソードになる構成にしてある。さっきの俺のエピソードはレベル2くらいだと思ってほしい。
 あと、いつものエピソード募集系の記事より少なめにしてある。

「もうここで限界だな!」と思ったらそこで読むのをやめて、他の美しい記事を読みにいける仕組みだ。胃液の幻臭を感じたら危険信号だぞ。

 

 ここでダメだったらごめん。

 

サンタ

 姉が物心ついた頃から嘔吐恐怖症で、自分が吐きそうになったら気合いで我慢し、周囲が嘔吐しそうなら耳を塞いで逃げるような子でした。
 その姉が小学2年生の頃のクリスマスに母がノロウイルスにかかったのですが、母の嘔吐が怖くて深夜まで眠れずにいたところ、母がプレゼントを枕元に置いていったことでサンタさんの真実に気づいたそうです。
 ちなみに姉は私のためを思ってサンタさんの真実を黙っていたため、私は高校2年生までサンタさんを信じていました。

いもうと!

 嘔吐の話を集めてこんなほのぼのエピソードが来るとは思っていなかった。嘔吐が絡んでほのぼのになることってあるんだ。
 今回募集して初めて「嘔吐恐怖症」というのを知った。みんなむやみに人前で吐かないようにしましょう。

 

エリザベス

 学生の頃、友人が戻してしまったので介抱していたら、「現代のエリザベス・ブラックウェルだね……これからエリザベスって呼ぶわ……」と言われました。
 調べたら世界初の女性医師の方だそうで、(この状況でそのコメントが真っ先に出てくるの頭いいな……)と思ったし、別にその後エリザベスと呼ばれることはありませんでした。

エリザベス

 嘔吐してるその口から出てくる教養ってちょっと知性も溶けてる感じするよな。

 

 本記事では定期的に無関係のお花の写真を挟みます。綺麗だから。

 

専用

 小学生の時、学校の小便器に吐いたら誰もその小便器使わなくなって俺専用になった

無記名

 こういう現象あったな……誰かが口つけて水飲んだ蛇口はずっと使われなかったりな。小学生「穢れ」の概念に敏感すぎる。

 

蛍光色

 朝食に何も食べないままエナジードリンクを飲み、出社後気分が悪くなって嘔吐したら蛍光色のゲロが出たので職場のトイレで爆笑しました。

てお

 こういうタイプのエピソードがたくさん応募されていて世の中が心配になった。

 

 このためによく晴れた日に植物園に行った。花を眺める、ということを久しぶりにやった気がする。

 

床の間

 胃の弁?が強いのか、今まで吐いた記憶が全くないのですが、唯一家族から聞いた嘔吐エピソードです。
 5歳ごろ、団体で旅行中に和室の床の間で踊り、その後緑色のゲロを吐いたそうです。

お水ごくごく

 最高。嘔吐してなかったら思い出にもなってなかったから吐いてよかったよ。

 

ゲロ野郎

 小学校に入学してすぐくらいの時、友達との待ち合わせに遅れそうでめちゃくちゃ走っていた。
 友達を見つけて大慌てで駆け寄ろうとしたらゲロを踏んで滑ってこけた。ズボンにベッタリ付いてて本当に死にたかった。
 友達にも心配され、親にはゲロ野郎ってあだ名つけられていじめられるかもしれないから誰にも言うなって言われて、誰ともこのエピソードを共有できなかった。
 ただでさえ悲しかったのに誰にも吐き出せず、余計に落ち込んだ。

無記名

 共有する場を作れてよかった。

 

 花を見て「美しい」と感じるのはどういう仕組みなんだろうか。本能的に「綺麗〜」と思ってしまうけど、それにも何か理屈があるはずだ。 

 

フェリー

 わたしがまだ4,5歳の時の話です。当時、わたしはとある島の保育園に毎朝港から出るフェリーに乗って通っていました。港から島までは10分ほどで、特に船酔いなどもなく、平和に行き帰りしていたのですが、ある日のことです。
 その日、保育園から帰る船のデッキで、海を眺めながら吐き気を堪えていました。
 何故今日は気分が悪いのか。それは給食で出たゆで卵…大嫌いな片茹で卵を食べてしまったからだったと思います。(好きだったらすみません)
 その前にもゆで卵を給食で食べて吐いた記憶があるのですが、何故その後もう一度食べたのかは思い出せません。幼少期からチャレンジ精神旺盛な子どもだったのかもしれません。
 とにかく、わたしは青い顔をして揺れる水面を見ていたに違いありません。
 もうすぐそこまで来てる。いっそ海に向かって吐いちゃおうかな…そう思ったのですが、わたしは必死に堪えました。何故ならすぐ隣に男女のカップルがいたからです。
 この人たちに見せてしまうわけにはいかない。幼いながらにそう思ったのでしょう。
 その後わたしは見事港まで堪え…そして見事迎えに来てくれた親の車の中で吐きました。
 そのことを20年ほど経った今でも思い出します。5歳でも割と周りに気を遣ってたんですね。
 あのカップルは当時なにか異変を感じ取っていただろうか、と思いますが、今となっては遠い昔の話。確かめようがありません。
 もうゆで卵は食いません。

こんこん丸

 ここまで他人に気をつかえる4,5歳児、すごいぜ。

 

 幼稚園児くらいの頃、家族旅行で淡路島へ行った。
 旅行でテンションが上がった僕は、調子に乗ってお昼を食べすぎてしまい、そのあと海水浴をしている時にすべてを海へ嘔吐した。
 小魚みたいなのがめちゃめちゃ寄ってきていて嬉しくなったのを覚えている。

いいいし

 もったいなさが薄れるし自然観察もできるしで吐く場所としては良いかもしれない。

 

「色」と「花弁の規則的な並び」とかに関係がある気がする。バカみたいな言い方になってしまうが、色がついているものが規則的に並んでいたら美しいと思ってしまうのではないか。

 

スプラトゥーン

 スプラトゥーン3が発売されて、スプラと学校を行き来する生活を3日ほどしてたらその反動で1日中嘔吐が止まらなくなりました。

ぬる

 誰かあのタワー倒してきて

 

マラソン

 マラソン大会で走っている途中に気持ちが悪くなり、助けを求めようと口を開けると嘔吐物が出そうになるし、もし吐いてしまったらチーム全体に迷惑が掛かってしまうので何も言えずしばらく走っていました。
 なんとか完走してから数秒後、役目を果たして安心したのか自然と嘔吐が出ました。
 その後私は救護スペースにいたので結果発表・表彰式が見れなかったのですが、なんと私のチームは準優勝でした。
 もしあの時走っている最中に吐いてしまっていたら…と思うと嘔吐を我慢してよかったと思います。(吐いた直後からは普通に元気でした)

ねる

 献身っぷりは超かっこ良いけどみんなは無理しないでね!

 

 まだ比較的軽い方ではある。

 

合唱

 高校の時、合唱コンに向けて練習の真っ只中、突然の偏頭痛で体調が終了して保健室へ。
 当時薬も持っていなかったため悪化するのみで、吐き気もMAXになり一人で地獄を見た。
 一人お手洗いで口から鼻から戻している一方、様々なクラスの合唱が校舎から響き渡っていたのをよく覚えている。優雅な嘔吐タイムだった。(嘔吐自体は優雅ではない)

どちむ

 情景が目に浮かぶようなドラマチックな嘔吐だ。

 

先生呼んでくる

 小学生の頃、幼馴染ともう1人の友達と3人で登校してる時、幼馴染が「お腹空いた」と言っており食べてきたんじゃないの?と笑っていたら学校まであと3分くらいのところで盛大に嘔吐した。
 友達は心配して背中をさすってあげていたが、私は咄嗟にめちゃくちゃ飛び退いてしまっていたため後に引けず「先生呼んでくる!」と言って学校に先生を呼びに行った。
 先生を呼びに行く事自体は間違ってなかったと思うが、正直それは建前でその場から逃げたい意識しかなかったので当時しばらくその罪悪感を引きずってた。

無記名

 めちゃめちゃ好きだなこのエピソード。何も悪いことはしていないのだけど、機転で逃れてしまった罪悪感はなんかわかる。

 

「美しい」と思うように人間が品種改良を重ねてきた結果。というのもあるのだろう。  

 

ゴマ油

 全然覚えてないのですが、2才くらいの時にゴマ油をガブ飲みして吐き出して、その中で泳いでいたらしいです。

知識人

 子育てって本当に大変なんだろうな。

 

コンタクト

 眼科で初めてコンタクトを装着したときに気付いたら別室でゲロ吐いてました。
 コンタクトに強い恐怖心を抱きすぎて貧血のような症状を起こして眼の前が暗くなってきたあたりで記憶がもうないです。「気分が悪いです…」みたいなことをか細い声で言いました。
 看護師さんに両脇を抱えられて近くの院長室?みたいなところに連れて行かれたあと、意識がハッキリした時には既に床に座り込んでバケツを持たされていました。
 コンタクト向いてないんですかね、と言ったら「なに言ってんの!あなた度胸はあるから大丈夫よ!」と励まされました。
 その後3回目でやっとコンタクトレンズを貰えた夜は星が綺麗に瞬いていてウケました。

Nしがーめいと

 眼球にレンズを貼り付けるってよく考えたら怖すぎると思うよ。

 

 特に植物園の花はそういった種も多いだろう。「美しくしたから美しい」のかもしれない。 

 

見えない

 多分小学校入学したての、初日らへんのことだと思います。
 教室に集められてなんか先生の話聞いてるうちに、クラスメイトの女の子が緊張からか机の上に嘔吐してしまった。
 私はそれまでゲロというものを見たことが無かったので見たいと思い覗き込むも、クラスの他の子達も立ち上がってうわあ!とか騒いでいたのでよく見えず。
「見えない!」と言うと他の子に「いや見る必要ないよ」と言われ、(確かにゲロを率先して見たがるのは変か…)と6歳にして世間体というものを知った瞬間でした。
 ちなみにゲロはやけに白かった。

グロリアンマスタード

 これは小1にしてゲロを「見る必要ない」と言えるそいつがすごい。

 

トンカツ

家族でトンカツを食べていたら
豚に思いを馳せてしまって
全部吐きました。
ショッピングモールのフードコートだったので
申し訳なかったのを覚えています。
豚にも申し訳ない。

しろこ

 あいつら平気で豚のキャラクターを看板にしたりするからな。

 

 ではその基準となる美とは。そんなことを考えながら嘔吐エピソードに添える花の写真を撮っていたら、老夫婦に話しかけられた。

 

ピッコロ

 成人してすぐ位に、ちょっと気になっていたサークルの先輩と2人で私の家で宅飲みをすることに。
 緊張して飲みまくりトイレで嘔吐。最後に食べていた抹茶アイスによって真緑のゲロが出た衝撃を共有したいと先輩に「ピッコロみたいなゲロ出ました!!」と報告。
 翌日からしばらくあだ名がピッコロになり、先輩はその後私の友達と付き合い始めました。

ポークチョップよろしく

 全部がちょうどいいな〜このエピソード。嘔吐に添えられる思い出としてあまりにもちょうどいい。こういうのが読みたかった。

 

ケーキ

 ケーキに使用された洋酒で酔っ払い、翌日に二日酔いで嘔吐。
 一人暮らしで初めて誕生日を迎え、誰もいないのでせめて1人でも豪華なことしたいと思い、お高いケーキ屋のケーキを2つ買った。
 1つ誕生日に食べて、1つは翌日にしようかと思ったがあまりにも美味しいのでその日に2つ食べ、翌日嘔吐と頭痛に襲われた。
 何故だろうかと思い返したら、買ったケーキ屋の商品名の下に5段階評価でどれぐらい洋酒を使用しているかを表示しているのですが、5段階中3段階分使用されていたことを思い出し、しかもそれを一度に2切れ食べていた。
 私はほろ酔いで顔が真っ赤になるぐらいお酒が弱かったので、誕生日に1人でケーキで酔っ払って翌日二日酔いするという最悪コンボをキメた。

球体

 これケーキ食べただけだと思っても飲酒運転になったりするだろうから気をつけようね。

 

 タブレット端末のカメラで写真を撮っていたらしいのだが、操作がわからなくなってしまったのだという。

 

 剣道の練習中、きつすぎて面をかぶったまま吐きました。穴が開いてる構造で助かりました。

 においフェチマン

 あの構造そういう利点もあるのか。フェンシングだったらどうなっていたことか。

 

エクソシスト

 中学校の野外活動最終日、みんな疲れてヘロヘロな状態でバスに乗り込み帰路につきました。
 山道でバスはグラグラ、具合の悪そうな子もちらほらいました。
 そんな中、乗務員さんが車内のテレビで流したのが「エクソシスト」 嘔吐シーンでつられゲロする前方の友人。
 何故その映画をチョイスしたのか、20年ほど経った今でも嘔吐と聞く度に思い出します。

せわたり

 乗務員に悪魔がついていたとしか思えない。

 

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