なぜフォトスポットに立つと照れてしまうのかというと、どんなポーズが最適なのかを知らないからだ。

じゃあ実際にポーズをとって試して、知っていけばいい。

 

 

ということで、オモコロ編集部のオフィスにフォトスポットを作らせていただいた。

ついさっきまで会社の皆さんが会議をしていたスペースを片付けて、勝手にハートのモニュメントを設置していたら、通りかかった社員さんに「なんで!?」と言われた。すみません、ここしかなくて。

 

 

協力していただくのは、社長の長島さんと新入社員のみくのしんさんだ。

今回はお二人にモデルをしていただき、色々なポーズを探っていきたい。

 

 

ちなみに長島さんはフォトスポットではこのように写真を撮るらしい。すごい。モニュメントの一部かと思うぐらいの馴染み具合、このハートの場所にひとりで写るんだという驚きもある。

ちょっと只者ではない協力者に期待も膨らむ。

 

 

 

いつも通りにポーズをしてもらう

 

まずは、お二人に普段どおりのポーズを見せてもらうことにした。

 

写真を撮ってもらう時はけっこうピースが多いです!

 

 

あとは後ろから入って手を広げるとか

なるほど、奥行きを利用して! 飛び出す感じが元気いっぱいでいいですね

 

 

では、次に長島さんのいつものポーズも見せていただけますか?

 

僕は前に手を組むのが基本で、だいたいいつもこれです

さっき見せてもらった旅行の写真も同じポーズでしたね!

 

 

後ろに回るとしたら、こうですね

ポーズは絶対に変えないんだ

ハートとの調和がすごい

 

 

 

ラフな感じで撮ってみる

お二人ともすでにフォトスポットにおけるポージングをマスターしているような気がするが、ここからは私が事前に考えてきたポーズを試してもらう。

まずはラフなポーズを提案してみた。

 

 

【肩を組んで仲良く】

 

 

【挑発的な態度で】

 

 

【モデル風に気取って】

 

 

【背中合わせで】

すいません! やばい、どんどん恥ずかしくなってきた

でも写真のうつりはすごい良い感じですよ

恥ずかしくなる前に役に入り込んじゃったほうがいいかも

 

 

【真剣にディベート】

 

 

………………

………………

 

…………ンフッ

 

ふはははは! 

ちょっと笑わないでよ!

だって笑わせるから!

だめだめ、照れちゃうからお互い目合わせないように後ろの壁を見とこう

 

 

【笑っちゃってNGになったキスシーンみたいなやりとりをした後のディベート】

 

実際、マジメな顔をつくるほうが難しいね

写真のポーズって演技ですわ……!

 

選ぶポーズによっては演技力が必要なようだ。

特に真顔は難易度が高く、油断すると口角がうっすら上がってしまう。

表情管理を極めることがフォトスポット成功の近道となりそうだ。

 

 

 

ピースをしてみる

ポーズの定番、ピースサイン。つい棒立ちになりがちなピースをいろいろな角度から試してみたい。

 

 

【猫耳ピース】

 

 

【ちゅきちゅきポーズ】

僕けっこう慣れてきました。もう全然はずかしくない

 

 

【自撮りでギャルピース】

へえ、自撮りだと雰囲気かわるなあ

たしかに仲の良さが出ますね!

 

そういえば小顔に見せるために、顔の一部を手で隠したり、俯き気味にしたりするテクニックがあるみたいです

ちょっと取り入れてみますか

 

【小顔と足長狙いピース】

いいですね! 片足だけ曲げると足も長く見えるような

 

 

【後ろ向きでピース】

いっそ後ろを向いちゃうっていうのもアリらしいです

なるほどね、僕ぐらいの世代だと顔を写さないって考えられないけど、確かにおしゃれだな~

 

 

【後ろを向いて足の間からピース】

 

【二人からみるみる笑顔と顔色が失われていくピース】

 

ひと言でピースといっても足に動きをつけたり、体の向きを変えるだけでバリエーションが広がることが分かった。あとは血の巡りだけを気を付けたい。

 

 

 

ハートマークを作ってみる

ツーショットならハートマークをつくるのも王道のポーズではないだろうか。全身を使って色んなハートマークを試してみたい。

 

【顔隠しハート】

 

 

【ほっぺたハート】

 

 

腕で大きくハート】

 

【マッチョのハート】

ハートの形が難しい!

いかに上の部分の丸みを再現できるかがポイントだね

 

 

では最後に最高にビッグなハートいきましょう

BIG-HEART! いいですね~

 

 

いきますよ……

はい、いつでも!

 

せーの!

 

【NOT BIG-HEART…】

 

惜しい! 極限まで体を反らしつつ、ひざ下は伸ばす感じでお願いします!

OK! もう一度いきましょう!

 

スー…… いきます!

 

せーの!

 

 

 

はい!!

 

 

 

 

【スーパー BIG-HEART】

 

わ! きれい……

 

 

 

 

 

――私たちは撮った。1090枚の写真を撮った。

 

はにかみ見つめ合いながら、いつしか照れくさい気持ちは消えた。

必要なのは経験をこなすこと。

 

 

試行錯誤しながら、様々なポーズを試した。

 

 

あらゆる体の部位を使って表現した。

 

 

普段使わない筋肉を動かして筋をつった。

 

 

頭の血管もちぎれちゃうかと思った。

それでも二人は笑顔を絶やさなかった。

 

 

力を合わせればどんなポーズも達成できた。

 

 

「え? 僕、今……自然とかわいい顔するようになってました……」と落ち込んだりもしたけれど、

 

 

筋肉を躍動させてフォトスポットに挑む時間はとても清々しかった。

 

 

相手の気持ちが分からなくて戸惑う瞬間もあったけれど、

 

 

お互いを信じて最高のポーズを作り上げた。

 

 

 

フォトスポットはダンス。

 

 

一方的なテクニックでは、決して美しいポーズは成立しない。

 

 

正面から向き合い、

 

 

背中を預けることが大事なのだ。

 

 

 

二人の軌跡をここ(フォトスポット)に残そう。

 

 

 

ポーズをとるのは怖いことじゃない。

 

 

 

 

さあ、フォトスポットでどんなポーズをきめようか。

 

 

 

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