2位:コイン
課金用アイテムの中で二番目に多いのはコインです。
そうですよね、通貨ですからね。
課金制度があるゲームアプリの中で約22%が現金をコインに両替するシステムでした。
小判、ゴールドもコイン系としてカウントしています。
漠然とコインを作ろうとすると、どうしても普段使用している硬貨っぽくなるので、
ゲーム内のコインを模刻することにしました。
こちらは『ポケモンGO』というスマホゲームで使用されているポケコインというものです。
ポケコインを作ってみようと思います。
ただ、コインに描かれているキャラクターのピカチュウをそっくりに作るとお縄になりそうなので、普段絵を描かない母に協力してもらい、お手本を見ずにピカチュウを描いてもらいました。
この「似てないけど、別に笑えるほど下手でもない」微妙なピカチュウを使用していきます。
100均にちょうど良いコインが売っていたので、素材として利用していきます。
先ほどと同様に粘土で元型を作り、
ドクロを隠すように、型取りしたピカチュウを貼り付けます。
しかし、反転してしまった上に、貼り付けた感が強く、しっくりこなかったので、別の方法で製作することにしました。
イラストをデータに変換して、
アクリル板に彫刻して
切り出していきます。
黒色のアクリル板を切り出したので、削ったところが白っぽくなっています。
その後全体をスプレーで金色に塗装します。
ポケコインの完成です!
母の描いた微妙な線を忠実に再現しています。
色の濃いところは細かい網目状になっていて、(偶然ですが)色の差が綺麗に出ています。
2,500ポケコイン相当のバケツも再現してみました。
もっとワクワクするかと思ったのですが、バケツに入れてしまうとゲームセンターのメダルっぽくなってしまいます。既視感が出てしまいました。
がま口の財布に入れると500円玉がたくさん入ってるみたいでテンションが上がりました。
モンスターボールを20個手に入れるのに100ポケコイン必要なので、このがま口が10個必要になります。
貨幣をお札にしようって言い出した人は本当に本当にすごいです。
実際に流通している様子を考え、コインを錆びさせてみました。
本当のところはこのくらいの使用感のコインが使われているんだと思います。
ポケモンの世界でも、ポケコインをレモン汁で磨いてる人がいるのかもしれません。
さらに別のゲーム内通貨を作っていきます!
3位:アイテムそのもの
ゲーム内課金用アイテムの中で3番目に多いのは、ゲーム内アイテムがそのまま買えるタイプです。
通貨を使用しないでアイテムなどが入手できてしまうタイプです。
例えば回復ドリンクや着せ替えアイテム、新しいステージ等です。
課金システムを導入しているアプリの中で約17%がゲーム内通貨を経由せずに欲しいアイテムを現金で購入できます。
以上、あんまり意外性のないベスト3をご紹介しました。
その他のゲーム内通貨として登場したのは、ポイント、チケットなどでした。
意外にも、お札そのものやチケットを課金用アイテムとしているゲームは少数でした。
(ゲーム内でお札が使われていても、課金して増やすことができない場合はカウントされていません。)
有名な「どうぶつの森ポケットキャンプ」では葉っぱのマークが描かれた「リーフチケット」が課金用アイテムとなっていますが、あのお札、実は珍しかったのです。
やっぱりお札がお札に両替されると我に返ってしまうからでしょうか…?
その他
その他のアイテムの中で、何度か見かけたのが「元宝」というものでした
いくつかのゲームで出てくるということは、てっきり私が知らないだけで一般的な物なのかと思いましたが、周りの人も元宝を知らなかったため、堂々と辞書を引きます。
【元宝】
げんぽう‐ぎん【元宝銀】馬蹄銀 (ばていぎん)の異称。(デジタル大辞泉より)
知らない単語を知らない単語で言い換えていただいています。
どうやら、馬のヒヅメの形をした銀が昔の中国で使われていて、それが現代のゲーム内通貨として蘇っているようです。
この船のような形はヒヅメの形なんだそうです。
確かに、元宝は中国を舞台としたちょっとエッチなゲームの通貨として多い印象でした。
せっかくなので作ってみます。
粘土で原型を作り、下地を吹き付け、
スプレーで金色に塗装して完成です!
完成してもやっぱりなんだこれ?感が拭えません。
こちらは、たまたま通りがかった自販機です。少し荒れています。
自販機下の小銭が落ちてそうな場所に配置してみても、通貨っぽさは感じません。
よければ元宝という名前だけでも覚えて帰っていただいて…。
現在でも元宝は縁起物として、置き物などが販売されているそうです。
開運おしゃれ元宝壁紙を用意しました。どうぞお使いください。
これも昔は実際に使用されていた通貨だったのに、今では小道具にしか見えないので不思議です。
今私達が使ってる小銭もいつか小道具扱いされる日が来ると思うと、この硬貨に価値がある、と皆で認識して活動している世界が怖くなります。なりませんか?そうですか。
以上、3タイプのゲーム内通貨を実体化し、向き合いました。
今後スマホゲームをするときは、ガシャやアイテムだけでなくゲーム内通貨に注目してみると楽しいかもしれませんよ!
2008年くらいのハンドメイド系ブログにありがちな画像でお祈りいたします。
(おわり)