かなり登りやすくなっている段差を見つけた。
俺もこれほど登りやすければどんなに良かっただろう。
江ノ島の海に来ました。
普段は怖いサーファーたちも、こう見ると自然の一部、”海”という言葉に含まれる存在、やはりかっこよく見えてしまうものだ。
俺の高揚はここにあるのか?
ケツだけ星人が浮いていた。
天狗に殺されたのかもしれない。
地球なんかに来るからだ。
相合傘で、片方に2人が入っている状況を初めて見ましたね
天狗より怖い看板を見つけた。
にんじんを食っているのだとは思うけど、魚の怖さのせいで唐辛子に見える。
俺もこいつほど怖ければ、初対面の女性に「身長低い人って姿勢が良いですよね」などと言われることもなかっただろう。
朝、学校で自分の机がこうされてたらウケませんか?
数ある長方形の中でも、最も情報量の多い長方形。
俺にもこれだけの情報量があれば、「いつも髪が長い人」なんて呼ばれることはなかっただろう。
江ノ島には、いたるところに猫と、この謎のシールが散見された。
猫の量に対して、犬の数はシールでバランスをとっているのかもしれない。
さあ、腹ごしらえだ。
江ノ島といえば、生しらす丼。
あまりにうまそうすぎる。
「収穫が悪くて生しらすが少ないから、釜揚げと生のハーフ&ハーフでもいいかい」と店のおばちゃんに言われたときは、
「だめに決まってるだろ。ぜんぶ生にしてくれ。俺は少し透けている食べ物しか食いたくないんだ」と思ったものだが、
食べてみるとうなる美味しさ。
生しらすの流れるような口当たりと、釜揚げしらすの確かな歯ごたえが、絶妙なハーモニーを生み出している。全く恐れ入った。
透けていない食べ物もいいものである。
さあ、腹ごしらえも済んだところで、また本来の目的に戻ろうと思う。
天狗探しだ。
俺の心をざわつかせた何かを、探しに行く。
絶対天狗だと思う。
おっ、天狗か…?
なんだ、かなりごついタイプの水鉄砲か…
この父親、あまりに常識がない。中身は天狗じゃないか?
どちらかが天狗だとしたら、どっちだろう。
結局、一番天狗に近いのはこの人だった。
天狗は見つからない。
俺の心をざわつかせたものは、一体何だったのだろう…。
あっ天狗じゃないわ、昨日コーラにメントス入れたんだわ、あれ良かったな
結論:コーラにメントスを入れた次の日、人はまた楽しく生きる