ゴスペラーズの『ひとり』の歌詞に「愛してるって最近言わなくなったのは 本当にあなたを愛しはじめたから」とありますが、前は対して愛してもいなかったくせに”愛してる”と口走ってたってことでしょうか?お疲れ様です。JETです。
ゴスペラーズの『ひとり』の件とはまったく関係ないんですが、私は4月の中旬、茨城県龍ケ崎市を走る、関東鉄道竜ヶ崎線(通称:竜鉄)に乗って参りました。ちなみに鉄道の路線名としては「竜ヶ崎」、市の名前としては「龍ケ崎」が使用されています。
竜ヶ崎線は、駅数全3駅、全長4.5km、片道乗車時間7分の超ローカル路線。しかもたった3駅しかないのに1日乗り放題のフリー切符があり、おまけに龍ケ崎名物・龍ケ崎コロッケの割引券までついてくるというのです。ローカル鉄道とご当地コロッケに目がない私が乗らないわけには参りません。まずは日暮里駅から常磐線に乗り換え、龍ケ崎市駅を目指しました。学生時代に水戸と大洗を訪れてからの茨城ですので、実に15年ぶりの来訪となります。
JR龍ケ崎市駅に隣接している、関東鉄道佐貫(さぬき)駅に乗り換えます。今回の目的である乗り放題フリー切符は、反対側の終着駅、関東鉄道・竜ヶ崎駅でしか販売していないので、一旦佐貫駅から竜鉄に乗り、最後まで乗らないと入手できません。ちなみに佐貫駅から竜ヶ崎駅までは片道250円、フリー切符は600円です。何が言いたいかと言うと、たくさん竜ヶ崎線に乗れる権利を与えていただきありがたい、ということです。

龍ケ崎市駅駅舎。JR東日本で駅名称が「市駅」になるのはここと山梨市駅のみ

JR龍ケ崎市駅に接続する、関東鉄道:佐貫駅

関東鉄道竜ヶ崎線・全路線図。”途中”ではありません

竜ヶ崎駅まで行かないとフリー切符は買えないぞ

1両編成、ワンマンカー

住宅地の間をゆっくり走る

終着駅
関東鉄道・竜ヶ崎駅に到着しました。ちゃんと7分でした。
竜ヶ崎線の開通は1900年(明治33年)に遡ります。国鉄の常磐線は1896年(明治29年)にすでに開通していたものの、当時の龍ケ崎町内を通らなかったことから町民が一念発起し、ガッツで敷設した路線らしく、開業当時の5駅から現在は3駅となっているといえども、地元住民に愛される所以がわかります。
竜ヶ崎駅で早速フリー切符を購入しようとしたところ、販売窓口が閉まっている時間でした。降りてすぐ駅員さんに確認するんだった。仕方がないので駅周辺をしばらく散策。

しっかりと舌を巻いた発音

「にぎわい広場」に来ました

にぎわい甲斐があるな〜
窓口の開く時間になり、無事に龍ケ崎コロッケの割引券付き、竜ヶ崎線フリー切符こと「竜鉄コロッケ⭐︎フリーきっぷ」を入手しました。

今日乗りまくらないと意味がない!
龍ケ崎市内でコロッケが食べられるお店が(おそらく)網羅されたMAPもあります。version10です。

http://ryugasaki-shoko.com/crowd/kiroku2021/

「どらすて(龍ケ崎コロッケ会館)」内の「まいんコロッケ」さん
先ほどの散策時に目星をつけていた、こちらの「まいんコロッケ」さん。15時すぎの来訪、先客はなし。入り口ホールにはどなたもおらず、奥の方でキッチンを掃除しておられました。若干の不安を煽られましたが、少しだけ声を張り上げ挨拶。従業員さんにコロッケをお願いすると一瞬「コロッケ?」といった雰囲気に包まれたものの快くコロッケを揚げていただきました。
ちなみに「まいんコロッケ」の「まいん」は、マンガの「ま」とインターネットの「いん」だそうです。マンガとインターネット?「オモコロ」じゃないですか。こっちのほうがよっぽど「オモコロ」ですよ。何といっても「コロッケ」でもあるし。今からこっちを「オモコロ」にしましょう。
割引券を使用し、200円引きでコロッケを買いました。割引券は1回しか使えないので、1度でたくさん注文したほうがおトク。と、コロッケを頼んだ後で気がつきました。

揚げ物は揚げたてがどうあがいてもいちばんうまい

扉横のブザーを鳴らすのがおそらく”正”だった
何種類かあるうち、私が注文したのは「りんごコロッケ」と「ライスクリームコロッケ」。店前のベンチに腰掛けていただきます。
りんごコロッケは、ザク切りのりんごがふんだんに入っていて甘酸っぱく、じゃがいものホクホク感と不思議とマッチしてお子様が好きそうな味。私もいろいろコロッケは食べてきましたが、そのどれよりも、やや薄めの衣がザクザクでクリスピー。録音しようかと思いました。
そしてライスクリームコロッケ。地元産の米粉で作られたクリームと、こちらも名産であるレンコン、そしてまいたけが入ったもの。いいとこのフレンチのお店で出てきてもおかしくないぐらい高級感があり、衝撃的に美味しかったです。申し訳ないことに、どちらのコロッケも夢中で食べてしまい断面を撮影するのを忘れました。散策し疲れてお腹が空いていました。すみません。

「服部精肉店」さん
せっかく来たのだからもう少しコロッケを食べたいぞ、と次に訪れたのはこちらの「服部精肉店」さんです。店の前には有名タレントがロケで訪れた際の写真が飾られていて、コロッケを待つ間、店主さんが撮影当時の思い出をたくさん語ってくれました。「私なんて素人だからたいして喋れなかったんだけど」と謙遜されておられましたが、語り口が饒舌で、おそらく”場慣れ”しておられるんじゃないかと思われました。

ノーマルコロッケ断面。サービスでヤクルト風飲料もつけてくださいました

ライスクリームコロッケ断面。本当に美味しい。もっと言っていったほうがいい
今度こそ断面を撮らなければならない、そして美味かったからまた食べたい、と同じライスクリームコロッケと、そういえば普通のを食べてなかった、とノーマルコロッケを選択。服部精肉店さんのコロッケも鮮烈にザックザクでうまい。コロッケにありついている間に、流通経済大学の学生さんでしょうか?友達同士でこれから家で焼肉をやる、とお肉をたくさん注文されていって、お呼ばれしようかと思いましたがじっとコロッケを食べました。こういうのってさ、買い出しが一番楽しいまであるよな!
さて、コロッケを計4ヶ食べ、コロッケ以外の食べ物が食べたくなり、道すがら発見した「はじめのプリン」さんへ。コロッケのあとプリン。小学生の誕生日かと思いました。

「はじめのプリン」さん

店内のイートインで「龍ケ崎プリン」をいただきます
龍ケ崎市内の養鶏場で育ったニワトリが産んだ卵を使用しているとのこと、固めでクリーミー、どっしりと甘くて濃厚でうまい!コロッケの後の口直しにもぴったり。隣の家族連れの女の子が、発泡スチロールの容器に入った信じられないほどカラフルな何かを食べていたのが気になりましたが、確認できませんでした。いつか偉くなったら、自分もあの信じられないぐらいカラフルな食べ物を注文できるようになりたいです。

八坂神社さん。名物の猫には会えず

「がんばれゴエモンみたい」と思って撮影したものの、全然がんばれゴエモンみたいではなかった写真
コロッケもプリンも堪能。忘れていたことが一つ。先ほど買った切符が「乗り放題」だということ。乗りまくらねば意味がないのです。歩いて竜ヶ崎駅まで戻り、せっかくなので全3駅の真ん中に当たる「入地(いれじ)駅」に向かうことにしました。

りゅうがさき←いれじ→さぬき
3分で着きました。田園地帯の中にあり、住宅以外周りに特筆すべき建物のない無人駅。正直な話、近隣住民でなく、フリー切符で乗り放題でもなければ降りる用事はたぶんありません。

入地駅構内の黒板。誰もふざけていない
ホームに黒板を発見。掲示を読んでみると、黒板に「5」と書くと試験や受験に「5を書く」=「合格」できるご利益があるとのことでした。最高です。ちなみにこの黒板が設置された理由は「入地」=「”地”力」をつけて「”入”学(入社)」できるから。偶然にしてはできすぎ。まさに合格の聖地。私は特に試験や受験を控えてはいませんでしたが、オモコロブロスを読んでいる皆様のために私が直々に「5」と記入してまいりました。もうすぐ暑い夏がやってきますね。夏を制する者は、受験を制する!

君も「”地”力」をつけて「”入”学(入社)」しよう!

オモコロブロス読者の皆様が入学・入社できますように。「必勝」を添えて

(36歳にしてはいやに空色が眩しすぎるパーカーを着用した男性)

竜ヶ崎駅構内
そして入地駅から竜鉄に乗車、再度竜ヶ崎駅まで向かった上で、ワンタッチして最初の佐貫駅まで戻ってフィニッシュです。片道250円(入地駅までは180円)ですので、これでぎりぎりフリー切符代の600円分の元は取った計算になります。何といっても明日になったら乗れなくなってしまいますからね。
この日のお土産に、龍ケ崎市のご当地キャラ「まいりゅう」くんのグッズを購入しました。足首がセクシーじゃないですか?香港映画のスターみたいで格好いい佇まいです。

きんちゃくと缶バッジ

今流行りのローファーを履いているのかもしれない
関東地方にお住まいであれば、さくっと行ってさくっと乗って帰ってこられる。コロッケだけにさくっと乗ってさくっと帰ってこられる竜ヶ崎線。ご唱和ください、コロッケだけにさくっと乗ってさくっと帰ってこられる竜ヶ崎線。みなさんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。

おわり

JET
ブロス編集部


神田








