スイーツが好きだ。甘いから。甘いと幸せだから。
インドのスイーツはものすごく甘いと聞いた。じゃあものすごく幸せになれるんじゃないか。激甘で、激幸せになりたい。
お疲れ様です。めいと と申します。
東京、西葛西にある『トウキョウ ミタイワラ』というお店に来ました。
なんと20種類以上ものインドスイーツが置いてある珍しいお店で、2階のイートインスペースでは軽食や本格的なインド料理なんかも楽しめます。
インド料理、美味しいですよね。カレーはもちろんビリヤ二やサモサなど、魅力的な料理が多くありますが、インドのスイーツというのはあまり生活に馴染みがないような気がします。
有名なのは「グラブジャムン」というスイーツが「世界一甘いお菓子」などと言われたりしていますね。世界て。大きく出たね。
お祝いやおもてなしで振る舞われるお菓子をまとめて「ミタイ」と呼ぶらしい。僕もミタイでもてなされたい。入ってみよう。
わっ!
見たことない四角や丸がいっぱい並んでる。これ全部、インドのスイーツですか。
見た目からすれば激甘というよりかはなんだか素朴な感じ。色も落ち着いている印象だ。
グラム売りとバラ売りがある
あ、嘘です。完全にシロップどっぷりなやつもありました。これが有名な「グラブジャムン」ですね。見るからに“甘”だ。
世界に挑戦する切符なんて早々手に入るものではないですが、こちらは270円で手が届きそうです。買いましょう。
う~~~ん「ケサールチャムチャム」と…「ローズパーキザ」もください。
何がどんなものかよく分からないので見た目で選んでしまおう。スイーツのジャケ買い。
もじもじしていたら店員さんが慣れない日本語で「コレ、オススメ」と笑顔で勧めてくれたものも購入。信頼できる笑顔だったから。
いくつか購入したが、2階のイートインスペースも気になる。軽く食べていきましょう。
店内は仄かに甘いようなスパイスっぽいような香りがして、不思議な感じ。
メニューも分からないものが多いですが、「チャイ」は大好き!これだけは飲まねば。
「ジャレビ」というのが気になる。サクサク&ジューシーであれば完全に美味しいだろう。注文を済ますと……
黄金のアクセサリー?!
「ジャレビ」が届きました。すげ!見るからに甘そう。黄金色って分かりやすい甘さの象徴だ。渦状の見た目も楽しい。
フォークでパリッと簡単に砕ける。気になる味は……
ザクジュワの甘!!!
かりんとうみたいな食感なのに、噛むと蜜が染み出してくる。ジューシーとまで言っていい。
この食感と甘さ、天使の輪をかじっているみたいだ。虫歯になるメーターがあるとしたらすごい勢いで上昇してると思います。
口の中が激烈に甘くなったところで「チャイ」が到着した。美味しい。助かる。
キリっとしたスパイスの風味とミルクのコクが絶妙で、口内の甘さが一瞬で取っ払われて次を食べ進めることが出来る。
こんなことを続けていたら恰幅の良い男性になってしまうよ。
ティータイムというより「最速でカロリーとエネルギーを補給する時間」だった。満足です。
スイーツ以外にも平日ランチのバトゥーレーという揚げパンや、ドーサというデカいクレープも非常に美味しそう。また機会があればこの辺も食べてみたいな!
イートインで食べたのは一種類だけなのに、真っすぐな甘さにかなりくらってしまった。
テイクアウトで購入したものは僕一人じゃ太刀打ちできない気がしたので、編集部のオフィスに突撃。
黄色のパーカーが似合いすぎる
こんにちは。インドスイーツを持ってきたので食べましょう。
全然知らないな~~~
なんか可愛い見た目のが多いね。
ビジュアルで選んじゃいました。お花のやつとかめちゃ可愛い。まずは……
「モティチュール ラドゥ」を食べてみます。これはお店で人気NO.1の商品とのこと!
「モティチュールラドゥ」
ひよこ豆の粉を砂糖やバターで固めて揚げたお菓子。
『トウキョウ ミタイワラ』では日本人向けにかなり甘さを控えめにしているらしい。
お、普通に美味しっ!ちょうどよい甘さで和菓子っぽくもある。豆の触感が良いですね。
確かに!つぶつぶしてて可愛いし、美味しい!俺、好きだなこれ。
幸先が良いね。どんどん食べましょう!次は「ベサンバルフィ」というものを。
「ベサンバルフィ」
こちらもひよこ豆の粉にバター、砂糖などを加えたもので、揚げずに煮詰めて冷やし固めた練り菓子のようなもの。
固めのきんつばくらい固い。
原料はさっきとほぼ同じ筈なんですが、これはめっちゃ砂糖ですね……
見た目は素朴なのに!味としては何味なの?
何だろ… 結構本当に砂糖なんですが、カルダモンとかのスパイスはほんのり感じる。インドっぽいっちゃインドっぽい。
そっちの似たような形状のお菓子は?
「マイソールパック」
同じくひよこ豆、砂糖、バターなどを使っているが、バターを多めにして焼いた菓子。
王様に献上するようなタイプのお菓子らしい。
これは店員さんにおすすめされたやつですね。インドでは小麦粉とかじゃなくてひよこ豆の粉が主流なのかな。
めっっっっっちゃ硬い。レンガみたいな硬さ。
そんなに?!
押し切って砕いた
噛むとホロホロだ!めちゃ硬めのクッキーみたいな感じです。
使ってる原料はクッキーとほとんど一緒だもんね。やっぱ甘い?
甘さは他のと比べると全然控えめですね。クッキーとしてしっかり美味しい!これは確かにおすすめです!
「ドライフルーツロール」
ドライフルーツのお菓子だけど、ぱっと見はナッツ類の方がメインに感じる。中まで具材ぎっしりで景気が良い。
砂糖不使用で作られたスイーツとのこと。
めっちゃ美味しい。ヌガーみたいな食感で、ねっちりしてる。ドライフルーツやナッツの素材本来の甘さが引き立ってますね。
激甘じゃないのもあるんだ。いいじゃん! このホットドッグみたいなやつは?
「ケサールチャムチャム」
“ラスグッラ”と呼ばれるチーズのシロップ漬けみたいなものを生地で挟んだお菓子。黄色は恐らくサフランの色。
これ……すごいかも。ナイフ入れたらシロップが染み出てきてるのが分かる。
見た目はカラフルで可愛いけどね。
いただきます!
ンヒュオッ
壊れちゃった?!
これやばい!!!噛んだ瞬間にシロップが溢れてくる!!!!!
入ってる筈のピスタチオとかチーズの風味が全然しないのも怖い。
溺れるかと思った… みくのしんさんも食べてください。
さっきの見たら食べたくないけど……
うわあああああ!!!!!!これすご!!!!!!!
ワハハ。少量かじっただけでもやばいですよねこれ。
甘いおばさんの味じゃんこれ!!!!!
?
撮影で編集部に来ていた彩雲さんにも食べてもらいました。
うわっ…すっごいなこれ。シロップ拭いた後の絞ってない雑巾食べてるみたいだ……
わかるなぁ。明らかに体積以上のシロップが染み出てくるから焦る。
その辺を歩いていたマンスーンさんにも食べてもらいました。
ン~~~~~~
コンナニグチュグチュナンダ……
みんなおじいちゃんみたいな顔になるの面白すぎ。
「ローズパーキザ」
同じく”ラスグッラ”と呼ばれるチーズに生クリームやローズフレーバー、カルダモンを用いてバラをイメージしたお菓子。
これも多分一緒です
分かりづらいですが、もう断面がジュンワリしています。
助けて~~~
見てるだけで頭痛くなってきた…… 美味しくはあるの?
不味くはないんですけど、味じゃなくて甘さでしか語れないくらい甘いです。日常のスイーツには入ってこないかも。
その辺を歩いていた鬼谷さんにも食べてもらいました
うわー! ここからこんな水分出てくるんだ。純粋に吸水の技術が凄い。
おむつくらい吸ってるよね。
バラが味に関係なさすぎるのも腹立つ。
原宿さんは遠くに居たけど呼びつけて食べてもらいました。
うわ……うん………
悟っちゃった。
なんでインドのスイーツってこうなっちゃったんだろう。
保存とか考えると甘くしないとダメなんですかね。
その黄色のやつ(ケサールチャムチャム)も凄いですよ。
(悪いなぁ)
大丈夫かな。
一緒じゃん。こうなるまで誰も𠮟らなかったのかな。
日本のスイーツってよく出来てるんだなぁ。
「クラブジャムン」
「世界一甘いお菓子」と称される、インドの代表的なスイーツ。簡単に言うとドーナツのシロップ漬け。
ラスボスだ。
見た目以上にずっしりくる重さ。質量がおかしい。
うわ~~~シロップが垂れてる。
甘そうな匂いは全然しないんですよね。いただきます……
コッ!!!!!!
うわ~~~すげ~~~~~~~
なんか耳の奥痛くなってきた。
飲み込んだ時の身体の抵抗が凄い。負荷をかけてしまっているな。
持ってきたコーヒー1.5リットルは飲み干しました。危なかった……
でもなんかまだ話の通じる甘さだね。シロップじゃぶじゃぶだし、見た目通りというか。
分かります。「ケサールチャムチャム」と「ローズパーキザ」の方がやばい。予想外の場所から殴られるのが一番怖い。
凄い体験だった…… ありがとうございました!!!
というわけでインドスイーツを食べましたが、完全に文化が違ってて面白い。そして日本のスイーツの繊細さに改めて脱帽です。
味はちゃんと美味しいものもあるし、甘すぎるやつも人によってはいけちゃうのかも。カロリーだけ欲しいならおすすめです。山でも一週間くらい生きれる気がする。
残ったものを全て平らげましたが、後日まで胸焼けと頭痛が止まりませんでした。甘いものはほどほどにしたほうがいいと思います!