みなさんこんにちは。ご機嫌いかがですか。JETです。

本日は、私の愛してやまない駅周辺を散策するシリーズと題しまして、「京都・出町柳駅」にやって参りました。

京阪・出町柳駅のおすすめポイントとして、以下が挙げられます。

 

・京大/同志社大/京都工業繊維大など各種大学が近い!学生にとって暮らしやすい

・四季折々の鴨川が楽しめる!デートにも最高!皆も恋をしてみないか!

・京阪の始発駅!絶対に座って大阪方面まで行ける!通勤ラッシュの殺意と無縁!

 

などが挙げられ、敷居の高いと思われがちな京都市内でもかなり暮らしやすい・接しやすいエリアと言えるでしょう。歩いて河原町などの歓楽街まで出られることから、利便性もかなり高いです。

 

                             

こちらが京阪電車/出町柳駅です。ちなみに、出町柳は叡山電鉄(えいざんでんてつ)の始発駅でもあって、ラーメン激戦区の一乗寺駅や、天狗らが出没することでおなじみ鞍馬駅などに行くことができます。

 

 

3月末ごろの撮影のため、まだ桜は早い時期ですがピクニックには最適の過ごしやすい日でした。飛び石を渡る家族やカップルなどを眺めていると、一人で佇んでいることが無性に寂しくなります。いいえ。なりません。

 

出町柳駅から歩いてすぐのアーケード商店街「出町桝形商店街」です。昔ながらのお店と、若い人たちが切り盛りしているモダンなお店がいい塩梅で共存している雰囲気のいい商店街です。そしてこちらは、一部の人には有名ですが、京都アニメーション作品『たまこまーけっと』の舞台となっております。私は「たまこまーけっと」が世界で一番おもしろい日常系アニメと豪語して憚らない者ですので、出町柳を訪れた際は必ず行わなくてはならない恒例行事があります。

 

恒例行事とは、主人公の北白川たまこの実家のモデルになった大福屋さん『出町ふたば』さんで豆大福を購入することです。こちらのお店は平日でもほぼ毎日大繁盛、すごい行列を成しています。ですが回転が速いので、見た目より待たずに順番が回ってくると思います。

 

出町ふたばさん謹製の豆大福。豆がごつごつごろごろしていてうまい!

豆大福を購入したあとは、商店街巡りです。

 

名画座の『出町座』さんです。カフェも併設されています。近所にこういった文化的な施設がある暮らし、最高だと思いませんか。人間が人間として生きる上でもっとも必要なものは文化です。

 

総合衣料洋品店の『セルフ岸本屋』さん(2Fはダイソー)。こちらの衣料洋品店で、たまこまーけっとグッズを扱っていらっしゃいます。

 

街へ繰り出そう

様々なカラー展開がありましたが、無難に白を購入。なぜなら、普段きちんと着たいから。これを着て近所のコンビニにモナ王とか買いに行きたいから。

 

あ!たまことデラ(鳥ね)の飛び出し看板や!!

 

そもそもなぜ『たまこまーけっと』が面白いかといえば、私はデラの存在が大きいと思っています。人によってはデラが日常の雰囲気や規律を壊しているという意見を持っている方もいらっしゃるでしょうが、私は彼がもたらす「違和感」を商店街の人々がどのように捉え、対処するのか。そこにドラマが生まれ、劇場版『たまこラブストーリー』の素晴らしい清涼感を湛えた世界に繋がっていくのだと考えています。……そもそも、京都という場所が「何かについて無性に語りたくなる」魔力を秘めており、私の責任で気持ちが悪くなってしまっているのではありません

 

小腹が空いたので、たこ焼き屋さん『タコとケンタロー パート2』さんで腹ごしらえをすることに。ユニークなメニューが並んでいましたが、中から「たこ式部」をチョイス。たこ焼きの上に柴漬けのタルタルソースと九条ネギが載っている京都らしい一品です。無類の柴漬け好きで、コロナ前はお土産物屋の試食コーナーで馬鹿みたいに柴漬けをドカ食いしていた迷惑野郎である私にはたまりません。

 

出町柳の商店街はチェーン店がほとんどなく、ほとんど地のお店で構成されていて独特の雰囲気が形成されています。観光の皆様もぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

志村?

 

『井上果物店』さん。橙色がまぶしい

 

商店街散歩が済んだあとは、下鴨神社(賀茂御祖神社)でお参りを済ませるのがおすすめです。『有頂天家族』や『四畳半神話大系』といった森見登美彦作品の聖地でもあり、毎年夏には古本まつりも開催されています。ぐるっと歩くだけでも、清々しい気分に浸ることができます。

 

 

 

最後に、唐突ですが、もはやネットミームになっている「嫌味ばかりで本音を言わない京都人」ですけれども、私自身京都で仕事していた経験もありますが、ほぼ誇張表現、というかでたらめに近いものであると考えています。一般の住民の方でも観光客と接する機会が多いことから、「よそ」と「うち」でいちいち隔てている余裕も必要もなく、むしろ他の地域よりも周囲の人間に平等に接しておられるのではないでしょうか。むやみに「陰険な京都人」というレッテルを貼ることは地域差別にも繋がりますので、そういった風潮が薄れるのを願っております。



 

過去に訪れた場所