みなさんこんにちは。お元気ですか。私はそこそこです。JETです。
今回、散策しましたのは兵庫県明石市・明石駅でございます。
JR明石駅・山陽電車山陽明石駅駅舎
早速ですが、明石駅の素晴らしさをいくつかピックアップいたします。
・三ノ宮駅(神戸の繁華街)から新快速で17分、大阪駅から40分。観光に来やすい!市街地に出やすい!
・駅中・駅近の飲食店や商業施設が豊富。遊びやすい!暮らしやすい!
・ジュンク堂書店・喜久屋書店があり、駅前の「パピオスあかし」4Fには明石市立図書館まで入っている。「知」「情報」を得やすい!
・明石城、魚市場、天文台といった観光スポットが近い。徘徊しやすい!巡りやすい!
このように、魅力的なポイントを多く備えております。特に、私のように自家用車を所有しておらず、移動手段が公共交通機関と健脚のみの人間にとっては実にありがたい駅。
インターネットで調べると、駅周辺の街並みは、かの宮本武蔵によって今から約400年前に整備されたものが基礎となっているとのこと。明石市民の皆様が、仕事帰りに「アスピアあかし」のカルディで自分へのご褒美にワインとおつまみを買って帰れるのも宮本武蔵のおかげであり、佐々木小次郎が巌流島でテンパって勝負に負けてくれたからと言っても差し支えありません。
明石駅の待ち合わせスポット「明石ポン太」くん。
3月とはいえまだまだ肌寒い日。13時半ごろ明石駅に到着。まずは明石の台所であり観光名所である「魚の店(うおんたな)商店街」を目指します。駅から徒歩10分弱です。
鯛やタコといった明石名物の描かれた旗がまぶしく賑やかで、正月のようなおめでたい雰囲気の商店街です。
たこすぎる……。
観光客向けの食べ歩きが充実しています。ここは明石。せっかくなのでイイダコの串を購入。ぷちぷちとした卵がぎっしりと詰まっていておいしい。
いい感じに角度をつけていただきました
“全しゃぶ”を揃えている洋食屋さん
魚の店商店街を抜け、アーケード街:明石銀座へ。
辿り着いたのは明石焼の人気店『きむらや』さん。いい味出してる佇まいです。
明石焼もケンミンショーなどメディアのおかげですっかり有名なローカルフードになりましたが、関東にお住まいだと実際に食した経験のない方もおられるのではないでしょうか。たこ焼きよりも卵がふんだんに使われていて、メレンゲのような食感。だし汁に浸して食べるとあっさりとしていていくらでも食べられます。おトクなライフハックとしては、冷凍のたこ焼きをチンし、めんつゆをお湯で割ったものに浸して食べるとなんちゃって明石焼になり、心がほんの少しだけ満たされたり、満たされなかったりします。
明石焼のお店はおでんも併せて提供しているところが多く、きむらやさんのものは甘めの出汁が特徴。タコのおでんは初めて食べましたが、限界まで繊維に出汁が染み込んでいてさくっとした歯触りで、とても美味しかったです。
お腹が満たされたところで、次に目指すのは『明石市立天文科学館』です。商店街観光を経て土地の海産物を食べ、天文台まで徒歩で回れるスケール感。収まりの良さ。
レトロフューチャーな佇まいが渋い明石市立天文科学館。明石といえば、鯛、タコ、そして東経135度日本標準時子午線。「時のまち」を掲げています。「時のまち」なんて往年のスクウェアのゲームに出てきそうなフレーズが非常にクールです。
ここが東経135度!
展望台からは、明石の街並み、そして明石海峡大橋が一望できます。
『軌道星隊シゴセンジャー』のカレンダー。天文館が変形するロボのデザインが凝っててイカす
世界各国の宇宙史がひと目でわかるぞ
唐突ですが、もし記事を読んでいる貴方がこういった科学館・天文館のような学術的施設を、歩調を揃えてまわることができる異性をパートナーとしているのであれば、一生の伴侶とすべきです。どうかよろしくお願いします。
カールツァイス・イエナ社製の投影機。開館当時より稼働
こちらのプラネタリウムは、1960年に設置された日本では最古のプラネタリウムとなっております。子どものころより、大人になってからのほうがプラネタリウムの暗闇と星空に包まれている時間が贅沢に感じられます。それにしても、プラネタリウムって「時刻はもうすぐ朝を迎えます」か「我々の故郷、地球へと帰って参りました」で終わりますよね。
最後は明石城公園で、本日の散歩を振り返ったり、会社に行かなくなってそろそろ丸一年が経つなあと途方に暮れたりして終わりました。関西にお住まいの方はもちろん、遠方から訪れる方にもおすすめの明石。皆様もぜひ一度足を運んでみてください。
▼前回の散策