Steamでやったおもろゲームを紹介している者です。

2023年11月22日AM3時〜11月29日AM3時まで、steamオータムセール開催中おっ始まっています。この前ついにPS5も買ってまさにゲーム三昧と言った日々を過ごしていますが、そんな中steamオータムセールで買うのにオススメな最近やったおもろゲームをいくつか紹介させていただきます。何を買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。

 

※ここで紹介しているゲームの全てがオータムセールの値引き対象になってるとは限らないのでご注意ください

 

■面白すぎるのでぜって〜買ってくださいねゲーム

Lies Of P

架空のフランス都市クラットで、それまで発展してきた機械人形文化が崩壊し、突如暴走して次々と人を襲うようになってしまった。時を同じくして、ゼペットが開発した戦闘人形ピノッキオが目を覚まし、この機械人形暴走の謎を解くために危険なクラットを探索する…という話。高難度ソウルライクゲームとして事前評価が高かったのですが、プレイしてみて盤石な面白さに納得、65時間ぐらいかけて実績を全解除してしまいました。ゲームの基本システムはほぼほぼ、というかまんま「エルデンリング」を踏襲した形になっており、険しい道程を少しずつ踏破しながら点在する鬼畜のように強いボスを撃破していくというソウルライクもの。

 

拠点となるホテルクラット

本作では剣と柄を自由に組み合わせて自分の戦闘スタイルにカスタマイズできるオリジナル要素があったり、チェーンフック・遠距離攻撃・盾・毒ばら撒きなど、多種多様に切り替えられる義手の左腕を駆使したりといった戦闘の楽しさはかなりのもの。また、ピノッキオがモチーフになってるだけに様々なシチュエーションで「嘘をつくか」「真実を話すか」の選択を迫られ、タイトルにもある通り嘘をつき続けることで人間に近づいていくというストーリーラインも最高です。

加えて、やっぱりマジでむずい!ボスが登場するたびに瞬殺されて「こんなん絶対倒せね〜!!」「は?さすがに無理だろ…」と泣き言を言いながら、何度も何度もピノッキオの屍を積み上げながらやっとの思いで撃破したときの達成感はかなり滾りました。キャラクター造形や舞台設定、背景美術などもアーティスティックで美しく、ストーリーも分かりやすくて良いですよ。時々、車椅子のおばあちゃんの一人称が「僕」になることはありますが、それ以外のローカライズは問題ありません。

【ゲーム情報】
Lies Of P
開発:NEOWIZ
ジャンル:ソウルライク、アクション
プラットフォーム:  PlayStation 5、 PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windows
クリア時間の目安:25時間(1周)〜60時間(3周)
オススメ度:★★★★★

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SHINSEGAE I&C
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サイバーパンク2077 DLC「仮初めの自由」

サイバーパンク2077の最初で最後の追加DLC。頭に埋め込まれた生体チップ「Relic」により死のカウントダウンが迫るVのもとに、Relicを除去し治療できるという謎の女性ソングバードからの連絡が入る。やがて新合衆国大統領と側近リード、新エリア「ドッグタウン」を牛耳るボスなど様々な人物とともに巨大な陰謀に巻き込まれていく…という話。サイバーパンク2077は元から面白かったのですが、アップデート2.0でキャラクターのスキルツリーと育成が大幅に改善された上でこの「仮初の自由」がリリースされたことでおもろが超爆裂してしまいました。

「仮初の自由」自体のストーリーも、序盤からいきなり超絶アクションで一気に引き込みつつ複雑に絡み合った登場人物の思惑がVに重くのしかかるスパイスリラーが凄まじく面白い完成度。ソングバード、リード、どちらを信用するかで展開が丸ごと変わる結末も見応えたっぷり。

 


私のVとMODで派手にした自室

さらに、今まではVが着る服が防御力に直結していたことで容易に着替えることが出来なかったのですが、2.0アップデートで服と防御力が依存しなくなったため思う存分オシャレが楽しめるようになりました。これが嬉しい!!1周目プレイ時は防御力のためにわけのわからね〜服を着ていたのが、好きなようにコーディネート出来る…。フォトモードが捗る捗る…。また、2周目は「流れる時間を遅くして近接攻撃でなぎ倒す戦い方」で、3周目の今は「遠隔で敵の頭をハッキングして気づかれる前に倒す戦い方」といったビルドを組んでプレイしており、全くプレイスタイルが変わるキャラクター育成も楽しいです。

さらに一度プレイしたこともあったため2周目以降はいろいろ快適になるMODをゴリゴリ入れてみたところ、その面白さは天元突破してめちゃくちゃ最高に面白くなってしまいました。発売当初は返金騒動でかなりズッコケていましたが、実直なアップデートを重ねたことでその不評を跳ね返した最高のゲームとなっています。未プレイの方は是非!オータムセールで本編が半額だ!

余談でMODの話になるのですが、2.02アップデートでredscriptを入れているとうまく作動しなくなってしまい、公式からの対処法を読んでもよく分からなかったので、詳しい人いたら教えてください…。

【ゲーム情報】
サイバーパンク2077 仮初めの自由
開発:CD PROJEKT RED
ジャンル:FPS、サイバーパンク、オープンワールド、SF
プラットフォーム:  PlayStation 5、Xbox Series X/S、 Microsoft Windows
クリア時間の目安:60時間〜(本編込)
オススメ度:★★★★★

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スパイク・チュンソフト
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FAITH: The Unholy Trinity

若きプリーストが1年ぶりに森の奥の住居を訪れる。1年前ここで悪魔祓いに失敗し、その家族を救うことが出来なかった過去があった。プリーストは後悔を抱えながら、今度こそは救ってみせると奮起しその住居に入るのだが…という話。2017年にフリーゲームとして公開されるや否やたちまち大好評を得た「FAITH」の、5年の歳月をかけて作られた3部作が一つになったもの。あの〜、すみません。めちゃめちゃ怖いですこれ。初めてホラーゲームで「怖すぎる!!」と思ったかもしれません。

1980年代の初期ファミコンのようなドット絵のグラフィックなのに、操作キャラも上下左右に動いて「十字架を掲げる」というアクションしかないのに。それなのに!時折差し込まれるウネウネ動きまくるドット絵ムービーをはじめとする恐怖演出がマジでめちゃ怖い!!!ドット絵で粗いからこそ、自分の脳内で補完して究極の恐ろしさを掻き立ててくれるのです。さらに不穏なBGMとノイズの混じったおどろおどろしいボイスでその雰囲気が極まって、とにかく体験しなきゃ分からないこの恐ろしさ…。その他の恐怖演出も「姿を見たら決して動いてはいけない悪魔」や「暗闇の中カメラのフラッシュたきながら進む」など、ホラー映画でもよく見るシチュエーションがうまくシナリオとマッチしており、先に進むのを躊躇してしまうほど。

加えて、ところどころで戦う悪魔もめちゃめちゃ強く、死にゲー覚えゲーのような体裁になっているのもオススメです。日本語対応はしてないのですが非公式のほぼ完璧な日本語MODがあるのでご安心ください。

【ゲーム情報】
FAITH: The Unholy Trinity
開発: Airdorf Games
ジャンル: サバイバルホラー、オカルト
プラットフォーム: Microsoft Windows
クリア時間の目安:7〜8時間
オススメ度:★★★★★

 

SANABI

とある軍人は現在は引退して明るい娘と静かに暮らしているのだが、ある日「サンナビ」と書かれた爆弾が届けられ、娘と家は爆死。茫然自失となった軍人は「サンナビ」に復讐を誓うため、チェーンフックの片手を駆使して超スピードで行く手を阻む敵をぶち殺しまくる横スクロールアクション。アーリーアクセスで好評だった本作が最近正式リリースされたので今プレイしています。おもろい!ドット絵+横スクロールで「セレステ」っぽいアクション性と、チェーンフックで縦横無尽にステージを駆け巡ってハイスピードで敵を粉砕していく「ゴーストランナー」っぽい心地よさが合わさった、なかなか斬新なプレイ感覚。とにかくチェーンフックの操作性が凄まじく気持ちよく、天井や壁にガッ!ブンブン!グルン!ピョーン!と進んで敵もゴリゴリ撃破していくプレイフィールはやみつきになりました。操作を極めた終盤は「すげえ…俺のこの動き…」と惚れ惚れしてしまいました。さらにドット絵のクオリティも半端ではなく、異常なまでにヌルヌル動く細やかな作り込みはあっぱれの一言でした。

そして、魂が震えるほど作り込まれたシナリオが最高!!!娘を殺された軍人が復讐の鬼となる完璧なプロローグを皮切りに、娘を殺した原因となった謎の「サンナビ」をめぐって辿り着いた無人都市の秘密、そして散りばめた伏線を一気に回収して待ち受ける怒涛の展開と大いなる感動!!!これは娘を持つパパさんには是非プレイしてもらいたいと思います。

一点、中盤以降~クライマックス前にかけて、それまでの雰囲気がぶち壊れるほど日本語訳が怪しい箇所が多々あって、そこだけはムムッという感じではありました。シナリオが重要なだけにちょっと理解しづらい部分があったため、そこは早急に修正してほしいな~となりました。そこのマイナスはありつつも、最高の操作性&グラフィック&シナリオは間違いなし!

【ゲーム情報】
SANABI
開発:WONDER POTION
ジャンル:ドット絵、ハイスピード横スクロールアクション
プラットフォーム: Nintendo Switch、 Microsoft Windows
クリア時間の目安:8時間
オススメ度:★★★★★

 

 

パラノマサイト FILE 23 本所七不思議

偶然的に人を殺すほどの呪いの力を得てしまった男女が、「蘇りの秘術」をめぐって様々な思いがぶつかりあう群像アドベンチャー。墨田区の本所で語り継がれている「本所七不思議」という今まで誰も手を付けてなかったまあまあマイナーな怪談話をもとにしたビジュアルノベル&アドベンチャー。シンプルながら次々と謎が深まる構成が面白く、それぞれの登場人物が持つ呪い殺す呪詛珠の発動条件が「この場から去る」「嘘をつく」など様々あり、それを悟られないように自分の目的を満たしていくというスタンドバトルのような体裁も良いです。深まりすぎた謎を解き明かすための大きなトリックもアッと言わせてくれる!

キャラクターデザインもかなり素晴らしいし、こういうゲームにありそうなボイスをあえて削って全体的なコストを安くしていたり(定価1980円)、ゲーム全体に行き渡った細かい工夫が面白さを底上げしてくれています。10時間程度でサクッとクリアできるのもオススメできます(トゥルーエンドにたどり着くのはけっこうむずいですが…)

【ゲーム情報】
パラノマサイト FILE 23 本所七不思議
開発:スクウェア・エニックス
ジャンル:ビジュアルノベル、ホラー
プラットフォーム: Nintendo Switch、 iOS、 Android、 Microsoft Windows
クリア時間の目安:9時間
オススメ度:★★★★★

 

 

いや〜、面白いですね…なゲーム

フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと

不運な事故に巻き込まれて短い生涯を終えがちなフィンチ家の最後の生き残り、エディスが久々に屋敷に戻り、家族の死の真相を解き明かしていく…というウォーキングシミュレーター。私の数少ない友人がオススメしてくれたもの(私はオススメされたものをすぐ見たりプレイしたりするところが長所)。2時間ぐらいでクリアできる短めなシナリオで、屋敷を探索しながら家族の死を一人ずつ追体験していくというのが基本的な流れですが、一人称視点であることを活かしたアーティスティックな表現がとにかくお見事。死の真相を探っていった果ての結末は誰しも「ホゲホゲ〜!」と驚いてしまうほどの着地点!そしてセールで625円で買える!映画よりコスパが良い!!今すぐ買おう!

 

【ゲーム情報】
What Remains of Edith Finch 『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』
開発:Giant Sparrow
ジャンル:ウォーキングシミュレーター
プラットフォーム: PlayStation 4、 PlayStation 5、 Nintendo Switch、 Xbox One、 Microsoft Windows、 Xbox Series X/S
クリア時間の目安:2時間
オススメ度:★★★★★

 

 

Planet of Lana

ラナが住む静かな惑星に宇宙から謎の機械生命体が襲来、村人や親友が拉致されてしまった。ラナは人々を救うため、突然現れたちっちゃい生き物ムイとちからを合わせて冒険に出かける…という話。とにかく右に進みまくって時々パズルを解いていくゲームデザインと美麗グラフィックで「INSIDE」や「LIMBO」を彷彿とさせるような感じといえば想像しやすいかもしれません。ボタンを踏んでる間だけ開く扉、一定周期で巡回して見つかると襲ってくる機械、ムイだけが通れる細い穴…など、一通りどこかで見たことのあるパズルを経てとにかく右に進みながら、セリフや文字の無いなかでラナの目に映るものからストーリーを考察していくという、しっとりと幻想的な仕上がりになっています。

私のようにゲームを鬼神のごときプレイしている者にとってはやや物足りなさはあったりもしましたが、考察の余地が残るシナリオ展開と美しいグラフィックには目を奪われるかな〜と思います。

【ゲーム情報】
Planet of Lana
開発: Wishfully
ジャンル:横スクロール、アクション、パズル
プラットフォーム: Microsoft Windows
クリア時間の目安:5時間
オススメ度:★★★★☆

 

 

What Lies in the Multiverse

ひょんなことから並行世界(マルチバース)を行き来できるようになった少年が、様々な時間軸に現れる謎の紳士や機関の人物とともに、自分の目的やアイデンティティを探し求める話。どこかのブログでオススメされていた横スクロールアクション。最大の魅力は同一ステージで少年の本来の世界と裏の世界を行き来しながらパズルを解いていく…という点。だいたい裏の世界は毒ガスが充満していたり重力が逆になっていたりしており、時間軸をうまく行き来してパズルと解いていくというオリジナリティはなかなかおもしろかったです。

とはいえかなりドタバタコメディ色が強く、個人的にはストーリーについてはそこまでのめり込むことが出来ませんでした。ドット絵のキャラクターデザインはかなり良いです。

【ゲーム情報】
What Lies in the Multiverse
開発:Studio Voyager, IguanaBee
ジャンル:横スクロールアクション、コメディ、マルチバース
プラットフォーム: Microsoft Windows
クリア時間の目安:6時間
オススメ度:★★★★☆

 

 

HUMANITY

犬になり、光のドアから大量になだれ込んでくる群衆を引き連れてゴールまで導くパズルゲーム。デザイン「あ」を手掛ける中村勇吾さんが作っただけはある、「センス」のステータスが100ぐらいあるセンス特化型箱庭パズルゲーム。音楽、操作性、不思議なビジュアル、そして骨太パズル、どれを取っても素晴らしい完成度になっています。1ステージごとにただ群衆を導くだけでもゴールですが、ところどころに点在する黄金人間も一緒に巻き込んでゴールへ連れて行くと評価が高くなる…というよくある体裁。

私はこういうパズルに関しては完璧主義者でどうしても全てを三つ星評価でクリアしないと気がすまない性質なので、私に迫りくる老化に抗えず詰まってしまった結果YouTubeで解を検索してしまい、途端に何のためにプレイしているんだ…という気分になってしまいました。センスだけではない、かなりの高難度になっています!この耄碌老人の遺志を継ぎ、是非クリアしてみてください。

【ゲーム情報】
HUMANITY
開発:tha ltd., Enhance
ジャンル:パズル、犬、センス
プラットフォーム: PlayStation 5、 PlayStation 4、 Microsoft Windows
クリア時間の目安:–時間
オススメ度:★★★★☆

 

 

■屋上へ行こうぜ…久しぶりに…キレちまったよ…なゲーム

さて、以下のタイトルは私にとってはあんまりだったゲームもあわせて紹介いたします(このゲームが好きな方はすみません)。

 

Starfield

とある惑星で発見された神秘的な鉱物「アーティファクト」をめぐり、宇宙の神秘を解き明かすスペクタクルオープンワールドゲーム。「Fallout」シリーズなどを手掛けるベセスダの25年ぶりの新規IP。発売前からゲーム史が変わるかもしれないぐらいヤバいといった触れ込みが話題になっており、72時間早期アクセス付きのフルプライスで買ってみて一通りクリアまで進めたのですが、個人的にはかなり微妙な出来だな…という着地点でした。

アーティファクトを巡るメインストーリーは神秘に満ちていてかなり面白く、サイドストーリーも宇宙海賊にスパイ潜入したり大企業に所属して政治に巻き込まれたりなど、宇宙を舞台にした面白みのあるものでしたが、頻繁に挟まるローディングや、人と会話する際に常に一人の人物だけが大写しになってドラマ性が失われるカメラワーク、1,000以上の惑星に全て着陸できるという触れ込みの割にはほぼスカスカで探索の甲斐が無さすぎる惑星、ファストトラベルに次ぐファストトラベルで済んでしまうワクワク感の無い宇宙旅行、操作しづらすぎるUI、魅力の無いキャラクター、その他全くやらなくても一切問題ない拠点建設や宇宙船改造要素など、おいおい頼むぜ!!といった不満がかなり多かったです。そしてsteamの評価もやや好評…。

個人的には、前述の会話のカメラワークと日本語吹き替えが原語とまったくリップシンクしておらずセリフの終盤でいつもキャラクターが口を閉じた状態でセリフを言ってるのがかなり冷めてしまいました。ふえ〜ん。デラックスエディション(12,000円)で買ってしっかり60時間かけてクリアしたし、これくらい言わせて欲しい!

【ゲーム情報】
Starfield
開発:Bethesda Game Studios
ジャンル:SF、オープンワールド、FPSアクション
プラットフォーム: Microsoft Windows、Xbox Series X/S
クリア時間の目安:60時間〜
オススメ度:★★☆☆☆

 

 

PS5独占タイトルだけど、面白かったと言いたいゲーム

以上で10タイトルなのですが、私がPS5独占タイトルでプレイした記録も書き記させていただきます。steamオータムセールとはあんまり関係ないので話半分で聞いてください。

 

Marvel’s Spider-Man 2

ピーター・パーカーとマイルズ・モラレス、二人のスパイダーマンがニューヨークを脅かす新たな脅威に立ち向かう新作。おもろい!!スパイダースイングでニューヨークを駆け巡る従来からの気持ちよさはもちろん、今作は2倍ほどフィールドが広がってファストトラベルしたくないぐらい探索の楽しさが増加。加えてPS5独占だからこそ実現されたグラフィックが鬼のように凄まじく、ビルの一部屋ごとにちゃんと奥行きがあり家具があり、そして人がいる(ピーターは入れないのに)…という気の遠くなるような細かさ。ヴィランはメインであるヴェノムを筆頭に、来年映画が公開されるクレイヴン、前作にも登場したミスター・ネガティブなど複雑に絡んでてんこ盛り。サイドストーリーでも映画に出てきたおなじみヴィランも登場します。

映画や原作でヴェノムはエディ・ブロックに寄生していましたが今作では意外な人物に憑依するのも驚きで、これもスパイダーバースの一環として考えれば簡単に納得できる素晴らしい土壌になっています。シンビオートに寄生されたピーターの性格が荒ぶってしまうトビーマグワイア版スパイダーマンを踏襲する流れもありつつ、ピーターとマイルズの成長物語としてめちゃめちゃ楽しめました。追加コンテンツであいつが出てきそうな余韻を残したりもしているので、もしあれば嬉しいですね。

ただ一点欲を言えば、雑魚敵がめちゃめちゃタフだったのがかなりしんどかったかも。いくら殴って蹴っても全然起き上がってくる…。

【ゲーム情報】
Marvel’s Spider-Man 2
開発:インソムニアックゲーム
ジャンル:アクション、オープンワールド
プラットフォーム: Playstation5
クリア時間の目安:30時間
オススメ度:★★★★★

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ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

ゴッド・オブ・ウォーの続編で、世界の終焉をもたらす「ラグナロク」が迫りくる中、クレイトスとその息子アトレウスが立ち向かう…。steam版でも出た「ゴッド・オブ・ウォー」の、PS5独占での続編。これとスパイダーマン2をやるためにPS5を買ったと言っても過言ではないぐらい、プレイしてて楽しかったな〜。ゲームシステムは前回同様、ワンカット長回し風にクレイトスとアトレウスの運命を体験していく重厚なストーリーとアクションは健在!

クレイトスに新しい武器が備わったり、昼と夜を自在に操ってパズルを解いたりといった新要素に加えて、今回は反抗しすぎたアトレウスが偉大なる父と仲違いし、操作キャラとなってクレイトスとは別ルートで動くことでシナリオに幅が出来ていたり、前回では名前しか出ていなかったトールやオーディンにテュールなどおなじみの神様も出まくりで、北欧神話サイコ〜〜〜〜という気分になりました。ぜひ前作も一緒にやってみると最高を味わうことが出来ます。

【ゲーム情報】
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク
開発:SIEサンタモニカスタジオ
ジャンル:アクションアドベンチャー
プラットフォーム: Playstation5
クリア時間の目安:50時間〜
オススメ度:★★★★★

 

 

さようなら

というわけで今回も色々紹介させていただきました。今シーズンはサイバーパンク2077に時間を取られすぎて積みゲーがさらに加速してしまいました。これからどんどん消化していきたいと思います。

それでは、次はけっこうすぐやってくる冬のセールでお会いしましょう。