先日、steamでやったおもろゲームを紹介した者です。
あれから2ヶ月ぐらいでさらに色々とやりましたので、また少しだけご紹介させていただきます。圧倒的に話題になったやつから少し前の名作まで。気になったら是非買ってみて下さい(steamの販売ページの埋め込みリンクを貼る方法を覚えました)。
あと、12月23日AM3時からsteamのウィンターセールも実施されるという噂。買うなら今!
■他のことが手に付かないくらいやっちゃったゲーム
Valheim(ヴァルヘイム)
北欧神話やヴァイキング的な雰囲気が楽しい、オープンワールド+サバイバル+クラフトなアクションゲーム。めちゃくちゃ自由度が高くて何から手を付けていいのか?そもそも何が面白いのか?など、最初はかなりとっつきにくい所はありますが、充実した攻略wikiの初心者向け指南を参考に少しずつ進めていくと、やがて信じられないぐらいハマっていることに気づきます。助けて〜!!steamでも27万件以上の好意的なレビューが寄せられ「圧倒的に好評」という評価になっているのも頷ける面白さ。
ストーリーは特に無く、森、山、沼といった5つのバイオームを探検してそこに封印されているボスをやっつけていくというシンプルさで、戦闘アクションもモンハンなどに比べたら少し単調ではあるものの、最も目を見張るクオリティなのが「自由度が高すぎるサバイバル+クラフト要素」です。斧でせっせと木を切って素材を集めて家を建てる際、建築の法則を理解して骨組みや土台からしっかり作っておかないと崩壊するという異常な作り込み。
ちなみにこれは動画を参考にしてリアルに7〜8時間かけて作った我が家。
それが狂った巨人にぶち壊された日はマジで悲しかったです。侵入を防ぐ囲いを作っておこう!
また、食料を確保するための畜産・養蜂や農業、ステータス強化のための酒の醸造といった拠点の快適度を高める地盤作りや、未開の新天地で手に入る素材を利用して新たに出来ることが増えていく楽しみは何物にも代えがたい面白さがあります。
さらに、船を作って海に漕ぎ出して新大陸を発見するワクワク感(航海中のBGMも壮大で良い)や、探索途中にうっかり最難関地域に足を踏み入れてめちゃくちゃ攻撃力の高い虫に一瞬で殺されて絶望に打ちひしがれるなど、「冒険してる感」もひとしお。今はソロプレイしか出来てないですが、マルチプレイも絶対に楽しそうです。140時間ほどプレイして現環境のラスボスを倒して次回アップデートに備えてほそぼそと素材を蓄えている状態まで進めました。ようやく他のゲームに手がつけられる…。
ちなみにこのゲーム、社員5人の小さな小さなスタジオで作られており、開発途中の早期アクセスでユーザーからフィードバックをもらいながら完全版の開発を進めているそうです。現状、ほぼバグもなく満足にプレイできているので、マジでやるなら今!
【ゲーム情報】
VALHEIM
開発:Iron Gate AB
ジャンル: オープンワールド、サバイバルクラフト
プラットフォーム: Microsoft Windows
■圧倒的に面白すぎて気絶したゲーム
Kena: Bridge of Spirits(ケーナ:ブリッジ・オブ・スピリッツ)
「スピリットガイド」のケーナを操作して、訳あって命を落とした悲しい魂を浄化してあげるアクションゲーム。各方面で話題になってて目にしたこともあるかもしれませんが、インディーゲームスタジオが開発したとは思えないほど異常なグラフィックの美麗さが目を見張るアクションゲームです。ゲームのグラフィックもここまで来たか…となっちゃいます。
「ゼルダの伝説」が好きなら間違いなく楽しめる謎解き要素に加えて、近接攻撃や弓矢など基本をおさえつつ操作が簡単スカッと爽快アクションも高水準。それなのに意外と骨太で何回も死にながら動きを覚えて攻略するボス戦など、あらゆる点でスーパーおもろです。ディズニー/ピクサーに負けず劣らずな美しいグラフィックから紡ぎ出されるお涙頂戴ストーリーも展開されていきます。
現在はPS4&5とEPIC GAMESというPCゲームのプラットフォームで販売されてるんですが、ローカライズは少し不安定。理解できないことはないものの時々「私はそれを必要としています」「○○することは大変なことだったことでしょう」みたいな不自然な翻訳が「ムムッ?」っとなってしまうところはありました。近々日本語パッケージ版が出るみたいなので、そこでは改善されてるといいですね。
【ゲーム情報】
Kena : Bridge of Spirits
開発: Ember Lab
ジャンル: アクション
プラットフォーム: PS4、PS5、Microsoft Windows(steam版はありませんが、良いのでここに挙げてしまいました)
Shadow Tactics(シャドウタクティクス)
忍者、武士、罠師、スナイパー、くノ一といった個性的なスキルを持つキャラクターを操ってミッションをこなしていくステルス&ストラテジーアクション。90%OFFという投げ売り状態になっていたので買ってみたんですが、今まで体験したことのないような面白いステルスゲームでした。2016年発売なんですね。
1ステージごとに難易度はかなり高くクリアするのに1〜2時間以上かかっちゃいますが、とにかく分かりやすいゲームルールで多岐にわたるルートからわずかな活路を見出して少しずつ目標に近づいていく感覚が楽しい逸品。物音で敵の視界をそらしたり、口笛で呼び寄せて罠にハメたり、変装したり視界を奪ったり、タイミングを合わせて同時に敵を殺したり…、それぞれのキャラクターの特性を最大限活かしながら徐々に敵を排除してクリア出来た時の達成感は癖になっちゃいます。
ドイツのゲームスタジオが開発しているからか日本の歴史考証はかなりめちゃくちゃですが、パラレルワールドの日本として考えれば問題ありません。
【ゲーム情報】
Shadow Tactics
開発: MiMiMi Games
ジャンル:ステルス、ストラテジー、
プラットフォーム: PS4、Xbox One、Microsoft Windows、macOS
CARRION(キャリオン)
人間により施設に閉じ込められてその生態を研究されていた恐怖のアメーバ状クリーチャーを操作して、全てをぶち壊し、人間を食い尽くし、肥大化して全てを丸呑みせんとする悪者視点からのホラーゲーム。おもろいっ!!
悪者を操作する「リバース・ホラー・アクション」というジャンルで、ドアをぶち破り、壁をぶっ壊し、人間を喰らい、道中で様々な特殊能力を身に着けながら地上をめざす素晴らしいコンセプトに加えて、クリーチャーの造形も気持ち悪くて最高!うねうねと触手をのばして縦横無尽に駆け回る操作性と、時には自分の体を切り離して探索していくパズル的な要素もGOOD。兎にも角にも爽快感が凄まじい逸品です。
コントローラーでの操作は少しむずかしく、マウスでプレイするとかなり快適に遊べます。
【ゲーム情報】
CARRION
開発: Phobia Studio
ジャンル:リバースホラー、アクション、アドベンチャー
プラットフォーム: Switch、Xbox One、Microsoft Windows
■いやぁ〜、面白いですね…なゲーム
Before Your Eyes(ビフォア・ユア・アイズ)
死後の世界にたどり着いた主人公が三途の川の案内人に自分の死ぬまでの人生を語り、死の謎やそれまで何があったかを解き明かしていく…という実に静かな雰囲気のゲーム。数々のシーンがフラッシュバック的に思い出されていくのを見ていくという構成ですが、なんとWEBカメラと連動して「自分がまばたきをすると場面が変わってしまう」というギミックが仕込まれています。こうすることで主人公の人生の様々な断片が自分のまばたきで儚く移り変わっていき、彼が生きた証がおぼろげに見えてくるというのです。
ドライアイに耐えながら死までの過程を全て見たところで、実はこの断片的な記憶にはある秘密が隠されていたことが明らかになります。そういえばちらほら伏線的な描写があったな…と思いながら案内人とともに主人公の本質に迫っていくと、そこには心が震える驚きと感動が待ち受けておりました。ゲーム体験含めて是非やってみて欲しい逸品です。2時間ぐらいでクリアできてお手軽!
【ゲーム情報】
Before Your Eyes
開発:GoodbyeWorld Games
ジャンル: 良い〜話
プラットフォーム:Microsoft Windows、Mac OS
CLOUDPUNK(クラウドパンク)
マインクラフトのようなボクセルアートで描かれたサイバーパンクなネオン都市「ニヴァリス」の違法な配達業者で働く女性を操作して、ワケありな荷物を配送しまくるという物語ベースのゲーム。
雲を突き抜けて建ち並ぶ電飾に彩られた高層ビル郡を縫うように敷かれたハイウェイを空飛ぶ車でかっ飛ばす爽快感とグラフィックの素晴らしさは折り紙付き。永遠に車を乗り回して景色を眺めていたくなります。人間、AI、アンドロイドが共存する社会で交差する人間模様もSFっぽさ満載で好きな人はかなりハマるかもしれません。たっぷりと飛び回ってやがて飽きそうになる頃にゲームもクリア出来てしまうというコンパクトなボリュームで実にバランス良し。所構わず撮るスクショも全て画になる精密に作り込まれたサイバーパンクな世界を楽しもう!
【ゲーム情報】
CLOUDPUNK
開発:ION LANDS
ジャンル: サイバーパンク、オープンワールド
プラットフォーム:PS4、Xbox One、Microsoft Windows、macOS
White Shadows(ホワイトシャドウズ)
狼たちが支配するディストピアで虐げられているカラスの少女が決死の逃避行をかます横スクロールアクション。レジェンドホラーゲーム「LIMBO」や「INSIDE」の背中をかなり追いかけてる印象はありますが、暗くて陰湿な雰囲気とモノクロのアーティスティックな都市の表現は操作していてかなり心地良いです。
あと、起動時に「本作は人種差別、自殺、女性や子供に対する暴力、動物虐待、強制労働、外国人嫌悪などのシーンが含まれています」というこの世の嫌がすべて詰め込まれた注意書きが表示される通り、狼と豚とカラスの関係性、搾取される労働者といった表現など、かなりキツめの嫌要素はありました(それが本作の魅力でもあります)。サササの3時間程度でクリアできてお手頃です。
【ゲーム情報】
WHITE SHADOWS
開発:MONOKEL
ジャンル: パズル、アクション、ディストピア
プラットフォーム:PS4、Xbox One、Microsoft Windows
Praey for the Gods(プレイ・フォー・ザ・ゴッド)
極寒の地でめちゃくちゃでっけ〜巨像を倒すアクション。まだ最初のチュートリアル的なボスとの対戦しかプレイできていないのですが、動画からもわかるとおり「ワンダと巨像」にかなり影響を受けているインディーゲーム。でも皆さん「でっかいキャラクターに登りたい」ってワンダ以降ずっと思ってることと思うので、ワンダやりたい欲求がかなり満たされるゲームになっております。
おそらく進めていくうちに色んな要素が体験できるはず…!
【ゲーム情報】
Praey For The Gods
開発:NO Matter Studios
ジャンル: アクション、アドベンチャー、インディー
プラットフォーム:PS4、PA5、Xbox One、Microsoft Windows
■各方面で絶賛されてもはや説明不要の超絶おもろゲーム
Inscryption(インスクリプション)
とある小屋で暗闇の中に目だけが浮かび上がる謎の存在と、ローグライク型のカード構築対戦ゲームで戦う…というゲーム。これは今更説明することもないほどに各方面で圧倒的に凄まじい高評価が世界中に轟きまくっておりますが、実際にあまりにもすごすぎて興奮が抑えきれませんでした。
カードバトルのルールもしっかりと超絶的な面白さを保証しておきながら、時々こちら側にヒソヒソと話しかけてくるカードの存在がいたり、対戦の合間にいつでも席を立って小屋内を探索できるというのがまた斬新。小屋内に散りばめられたヒントからここは一体何なのかを解き明かして勝利した時、さらなる全く予想が出来ない超絶展開が待ち構えております。
いや〜マジでビビった。是非とも事前知識無しでプレイしてみてください。あ、もうみんなやってるか…。
【ゲーム情報】
Inscryption
開発:Daniel Mullins Games
ジャンル: ローグライクゲーム、 ホラーゲーム、 インディーゲーム
プラットフォーム: Microsoft Windows
Outer Wilds(アウターワイルズ)
22分で自分の住む惑星を含めた星系が恒星の超新星爆発で滅亡してしまうという運命を背負いながら、何故か死ぬと22分前に戻って無限ループを繰り返すことになった主人公が、宇宙に飛び出し惑星を探索し、ループする原因とこの星系に隠された壮大な謎を解き明かしていくSFアドベンチャー。こちらももう説明不要。
一度PS4でプレイしてたものの「宇宙船の操作むずっ!着陸できねっ!」となってすぐ挫折してしまったんですが、steamで買い直してチャレンジ。いや〜もうSFとかそういうジャンルを超えて、本当に人知を超えた超次元生命体が考えたとしか思えないあまりにも壮大で果てしなきシナリオがもう何物にも代えがたい完璧さを誇っておりました。一見何も意味が無さそうなものからループする時間が何故22分なのかというところまで、ありとあらゆる点が全て結末に収束していくストーリーテリングの妙!もう私が今さら言うまでもなく圧倒的な面白さです。
【ゲーム情報】
Outer Wilds
開発: Mobius Digital
ジャンル:アドベンチャー、ミステリー、SF
プラットフォーム: PS4、PS5、Switch、Xbox One、Microsoft Windows
■おまけ1:「Valheim」のせいで買ったのにやれてないゲーム
あとは、最初に紹介した「Valheim」に全ての時間が持っていかれたせいで買ったのにまだ手を付けられていない積みゲーをご紹介します。オススメされると脊髄反射でウィッシュリストに入れてセール時に買ってしまうのでゲーム概要すら把握してないのもあります。
Death’s Door(デスズ・ドア)
懐かしい雰囲気のアクションゲーム。やりて〜〜!
Slay the Spire(スレイ・ザ・スパイア)
前回の記事のブコメであって気になったローグライクカード構築ゲーム。やらせてくれ〜!
Ori and the Blind Forest+その続編
ファンタジックなメトロイドヴァニアアクション。続編も買ってるけどやれてね〜!
Oneshot(ワンショット)
これは全く詳細を調べてなくて↑の動画も見てないレベルなんですが、なんでも第四の壁を超えてくる演出が相当シビれるらしいです。どんなんなの~!?早くやりて~~!!!
■おまけ2:ごめん!やっぱり難しかったゲーム
Risk Of Rain2
圧倒的に面白いという評判なのに、ちょっとやってみて面白さが分からなかったゲーム。前回の記事を書いてからブコメやリプライを見てもう少し頑張ってんですが、やっぱり難しすぎる!!ごめん!!!前作をやり込んでいると本作のおもろの本質が理解できるみたいですが、前述の通り早くプレイしてくれと順番を待ってる積みゲーがあるせいで、その時間が取れず…。一度でいいからインフレしまくって無双してみたいものですね。
【ゲーム情報】
Risk Of Rain2
開発: Reikon Games
ジャンル: ローグライク、TPS
プラットフォーム: PS4、Switch、Xbox One、Microsoft Windows
Noita
すみません!!!!これもまたちょっとやってみたんですが、やっぱりそもそも操作が難しすぎるよ〜!!最もやりやすそうなマウスとキーボードでやるの難しすぎ!!あと魔法の組み合わせとか液体や物理エンジンによる影響とか覚えることが多すぎる!!ハマれば面白いということは目に見えているんですが、やはり難しかったです。え〜ん。
【ゲーム情報】
Noita
開発: Nolla Games
ジャンル: ローグライク、アクション
プラットフォーム:Microsoft Windows
さようなら
そんな感じで最近やったゲームを色々紹介させていただきました。ゲームはやっぱり面白い。それではこの辺で…。
敬具