こんにちは。映画好きです。

先日、質問するとどこかの誰かが答えてくれて集合知がサクッと集まるサービス「コロモー」にて、下記の質問をしてみました。

 

 

今まで色んなホラー映画を見てきている影響で皆様から挙げてもらった作品は軒並み見ていたのですが、その中で特に気になったやつや、知ってはいたけどスルーしてたやつなどを4本見てみたので、軽く感想を書かせていただきます。

 

 

■グレタ(2018 / アメリカ)

【あらすじ】
母を亡くしたショックから抜け出せないフランシスは、ある日地下鉄内で忘れ物のバッグを見つける。中にあった身分証から直接グレタというおばさんの自宅に出向き届けてあげたのだが、優しい雰囲気のおばさんに母を重ねて交流を深める。しかしグレタのストーカーとしての異常さが際立ち距離を置こうとするのだが、頭のおかしい狂ったババアはもう誰にも止められなかった…な話

 

【おすすめ人:03さん】


地下鉄の忘れ物を届けてあげたら粘着される、所謂人怖系ホラー。超常現象は起きず、とにかく精神的に追い詰められるのが嫌でした

これは究極におもろい!怖い!ストーカーはかなり擦られたジャンルでどうしても展開としては似通いがちになりそうなんだけど、これは被害者役にクロエ・グレース・モレッツさん(「キック・アス」のヒットガール)+親友ルームメイトにマイカ・モンローさん(「イット・フォローズ」で売れた人)がキャスティングされてて、この2人がとにかくめちゃくちゃ良かった!陰と陽の2人がいてくれたおかげで「どうせこうなっちまうんだろな…」という頭の中にあった予想を覆して「おいおい嘘だろ!!うおおお!!」と盛り上げてくれてすごい満足したな〜!

ストーカーのおばさんはとにかくフランシスに固執するんだけど、開始20分で即ヤバさが露になるテンポの良さを皮切りに、そこからあらゆる手でフランシスを手中に収めようとする異常者としての描写が圧倒的に怖くて最高でした。素晴らしい!その辺の現実的な怖さと映画らしいエンタメ的な怖さのバランスも巧みだし、「フォーリング・ダウン」のマイケル・ダグラスを思い出させるような物悲しさも持ち合わせつつ、でも結局異常であることには変わりないから同情の余地無し!な極まったキャラクター造形でした。うーんアッパレ!ストーカーものとしては一級品かと思います。これより面白いストーカー映画があったら教えてください。

 

レーダーチャートはこちら。とにかく二人が良い!

 

 

■黒い家(1999 / 日本)

【あらすじ】
生命保険会社の査定業務を行う若槻は保険加入者の菰田に呼び出され自宅を訪問するが、そこで彼の妻の連れ子が首を吊って死んでいたのを発見する。ぎゃー!事件性はなかったが、菰田は自傷行為により保険金を詐取する詐欺師説が濃厚となる。次に被害が及ぶのは菰田の妻・幸子であると予想した若槻は匿名で注意喚起するが、幸子の方が頭のおかしい保険金詐欺師だった!な話

 

【おすすめ人:口内炎ちゃんさん】

代表作に『悪の教典』等がある小説家の貴志祐介さんの小説『黒い家』の実写映画版。大竹しのぶさんの演技力が凄すぎてとにかく怖いし、人間が怖い話なので生々しい…おすすめです…

原作は太古の昔に読んだことがあったからスルーしてたんだけど、めちゃくちゃこえ〜!最高〜!大竹しのぶ…いや、ヤバ竹しのぶ〜!!!これにつきますね、ほんとに…。血と心が通ってない完全なる異常者の演技が100点!100点!100点!

ストーリーもさることながら、全編にわたって繰り出される不気味で意味不明なカメラワーク(ファイルを渡すだけなのに0.1秒刻みで無意味に角度が変わったり)や、菰田が登場した時の「音響の不具合?」と錯覚してしまうような最悪の不協和音など、その耳と目で感じる嫌さが菰田夫妻のさらなるヤバさに拍車をかけてる感じがしてゾクゾクしました。

あと、四肢欠損するほどの自傷行為を何の前触れもなくいきなりポンと結果だけ見せてくるのも怖すぎる!!当たり前じゃねーからな!この状況!と極楽とんぼ加藤のように叫びたくなる、ヤバさの玉手箱のような傑作でした。早くみときゃ良かったな〜!

 

レーダーチャートはこちら。圧倒的に怖い!

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■フェーズ6(2009 / アメリカ)

【あらすじ】
致死率100%の謎の殺人ウィルスが蔓延し、世界がほぼ崩壊した世界。ブライアンとダニーの兄弟+恋人2人の4人は安住の地を求めて車で彷徨っているのだが、道中で感染した娘を守る父親と遭遇する。感染対策とソーシャルディスタンスを徹底して同乗させるが、それをキッカケに4人に不和が起こり、ある程度予想できる最悪の事態へ…。果たして4人は無事に目的地にたどり着けるのか?な話

 

【おすすめ人:ダイゾーさん】

致死率100%のウイルスに対し、人類はとうとう為す術を見つけられず、「それでもなお生き残った」人たちの話です。ちょ~嫌な気分になるし、全編ちょ~陰鬱な怖さに満ちてるけど、しっかりエンタメしてるのが凄い。でも本当に怖いです。

コロナ禍の100倍ひどい崩壊具合の中で、感染したら最後のヤバウィルスに一人また一人と毒されて、その度に辛い選択を迫られる人間のドロドロした本性が露わになるのはなかなかキツかったし、主要キャラが容赦なく見捨てられてそのままドロップアウトするのはなかなか潔さがあったな〜。見ていてストレスの溜まる性格の登場人物がさらにこちらにストレスを与えてくるような言動や行動をしたり、ばかもん!と言いたくなるこちらへのプレッシャーの当て方はなかなか嫌味があって良かったです

といいつつ、見終わったあとの所感としては「ふむ、ウォーキング・デッドの1エピソードにありそうな範疇の話だな…」って感じで割と小ぢんまりとした規模感でした(しかもゾンビウイルスではないのでゾンビ抜き)。オススメしてくれたのはありがたかったけど、この世にはも〜っと怖いホラー映画がある!ということを教えてあげたくなっちゃったな(お節介ジジイ)

 

チャートはこんな感じ。もひとつ!

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■クライマックス(2018 / フランス)

【あらすじ】
振付家セルヴァ率いる22人の舞踏団は次回公演に向けて雪深い廃校舎で入念なレッスンに身を捧げていたのだが、そこで振る舞われたサングリアの中にヤバいドラッグのLSDが混入されていた。次第にダンサー達が強烈な幻覚作用でトランス状態となり、フロアが暴力、セックス、その他もろもろ何でもありの阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。誰がLSD入れたんや〜!助けてくり〜!!な話

 

【おすすめ人:ズーヒョロポンさん】

ホラー映画という区分なのかは怪しいが直近で見た映画の中で1番怖かった。地獄。

聞いたことはあったけどスルーしてたんだよな。これはホラーというよりも、「ほんと嫌ぁねぇ…ドラッグって…」と思わせてくれる、嫌過ぎる話でした。

見る前のイメージとしてはドラッグのおかげでダンスがさらに洗練されて鬼気迫る仕上がりになっていくのかと思いきや、ダンスなんか出来ないレベルで全てが壊れていき、最終的には誰が誰かも分からないし上も下も右も左も無くなるほどにヤバ地獄になっていく様子が映像でも表現されていて、そこはウオ〜ヤバッ!とは思ったかな。

人間としての嫌過ぎる本性が剥き出しになったりする胸糞展開も巻き起こるんだけど、その中でもドムとかいう黒人の女が本当に倫理観も常識も欠落してて特段に嫌でした。最初のインタビューの時点で「何でも殴って解決してきた」とか言ってる時点で「何だこいつ〜???(ジョイマンの相方風)」とは思っていたが…。

映画としての成立してるかどうかで考えると、ストーリーはほぼほぼ無い上に終盤は全員めちゃくちゃになって全てが破綻してるし、オープニングでいきなりスタッフロールが入ったり、ここで?というタイミングでキャスト紹介がどんどこ表示されたりとかなりトリッキーで、そこは嫌う人は多そうなイメージ。個人的には嫌いではないが、まぁ〜変な映画!って感じでした。

 

チャートはこれ。とにかく最後がすごい

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■オキュラス怨霊鏡(2013 / アメリカ)

【あらすじ】
ケイリーは11年前に両親を亡くした上に弟のティムも殺人罪で精神医療施設にぶち込まれるという過去があった。ケイリーは当時から家族を狂わせたのは家にあった「鏡」が原因であると結論づけており、ティムが退院したタイミングで二人は当時の家で再び鏡と向き合う。鏡に人を狂わせる魔力があることを証明するために…。な話

 

【おすすめ人:私】

5本見るつもりだったんですが時間が無く4本になってしまったので、せっかくなので私から怖い!と思ったホラーを一つ。シャイニングの続編「ドクター・スリープ」やネトフリの超怖ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」などで素晴らしい手腕を発揮したマイク・フラナガン監督のホラーで、B級なタイトルながら、けっこう怖くて面白いですよ。

ホラー描写はそれなりなんですが、中盤以降の「鏡に呪われてしまった父と母から逃れようとする過去の姉弟」と「10年後に再び鏡と対峙する現在の姉弟」の2つの時間軸がお見事すぎる映像マジックで鮮やかに交錯していくという演出が本当に見もの。「過去に何があったのか」と「鏡にリベンジを果たすことは出来るのか」という2つのストーリーをここまで大胆に過去と現在を織り交ぜて見せられるのかよ〜と、かなり感動いたしました。この時間軸の交錯がフラナガン監督の得意手法で、のちの「ソムニア」や「ジェラルドのゲーム」なんかにも反映されています。

「鏡による幻覚」で、何が真実で何が幻なのかというのがマジで全く分からなくなってくるのが素晴らしい!全ては姉弟の妄想なのか?という見方すらありえてくる怖さ…。派手なゴア描写をおさえつつ安易に驚かさない堅実な怖さというものを突き詰めており、コアなホラーファンはそういう演出面では少し物足りないかもしれないけど温度感としては全く問題ないかなと思いました。最後まで惑わされ続けた挙句の終わらせ方も良い!おすすめです。

 

チャートはこれ。是非どうぞ

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映画は良い

それではさようなら。来月もコロモーを利用して映画にまつわる記事を書こうかなと思いますので、ご協力お願いしまぁ〜す。下記のリンク先には「へレディタリー/継承」や「残穢」などのレジェンドホラーが目白押しです。よかったらそちらも見てみてくださいね。敬具

 

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