夜に副業する人を moonlighter というそうです。
かっこいい言葉でたな〜。

音の響きで手を伸ばしたゲーム『ムーンライター店主と勇者の冒険』ですが、面白かったので紹介します。

内容は「アクションRPG」 に「 ローグライク」をふりかけて、軽く「クラフト」して「経営SMG」を添えた定食です。

 

ざっくりこんなゲーム

主人公は村のショップの店主。

夜に近くのダンジョンに潜り、めぼしいアイテムを漁る。昼に漁ったアイテムを自分のショップで売って、売ったお金で装備を強化、村の武器や魔法屋、自分の店の改築を行って進めていきます。結構盛りだくさんだな!

 

アイテム集め&ロスト

誰かが言ってたけど「いつか無くなるものはその時楽しむためにあるんだ」ってさ。

ダンジョンで拾ったレアアイテムでリュックをいっぱいにする。楽しい。それをほんの小さなほころびから全て失う、悲しい。それゆえにアイテムに愛着が湧くんです。この感情の起伏を楽しむのは、ローグライク系の基本理念ですよね。

ムーンライターも、同じく負けたらアイテムは無くなります。
とはいえ、お金と装備と手荷物に関してはロストしないので、マイルドです。ローグライク入門にはいいのかも。

 

アイテム強化

マズローの欲求のピラミッドのとおり、素材を集めの欲求が満たされたら、次の欲求はアイテムの合成・強化に進みます。そしてアイテム強化をしたなら、それ持ちこんでダンジョン攻略したい、というように人間の欲求は進んでいきます。現代人の欲求は複雑ですね。

 

武器の強化は、ツリー形式になっていて一つの前の武器に、素材を追加してさらに強い武器に進化させる形です。ひとつ進化させるとかなり強くなるのでアクションが苦手な人は、武器強化に専念するのもよさそう。

 

販売する

ダンジョンから持ち帰ったアイテムを販売します。

値段は自由に付けられるけど、高ければ売れない、安すぎると旨味がない。

お店に来たお客さんの顔色をうかがいながら値段を調整し、適正価格を探っていく感じ。新しいアイテムを「これくらいの値段かな・・・?」と陳列したら、お客さんが満面の笑みで買っていくとき、もっと高く売ってよかったんだ・・・!!と、なる感じ、楽しいですよ。

そして、そうこうしてるうちに閉店時間で、気がつくと売上が結構な額になり、それを元手に改築したりして、快進撃感が強い!

 

あと細かい話していい?

作りが丁寧なんです。好感が持てる。

UI(ユーザーインターフェース)すごい頑張ってると思うの。
収集系のゲームは、持ち物リストがアイテムで埋まっていくのを見て悦にひたるので(そうだよね?)アイテムの出し入れが頻繁に起きるんです。リュックに宝箱からポーション入れたり、店頭にリュックから防具をおいたりとかね。

おもしろいけど、このチマチマした作業でめんどくさいゲームって結構あるじゃないですか。何回ボタンおさせんねんって。ムーンライターはしっかりしていてる。たとえばアイテムを全部まとめて移動するショートカットがあるんですが、重ねられるアイテムは重ねてくれたりと親切設計なんです。

 

まとめ

システム面ばかりを説明してしまいましたが、グラフィックもスーファミ時代のテイストで素敵でしょ?

他にも、音楽も凝っていて、たとえば村の音楽は、魔法屋に入ればストリングに、武器屋に入ればトランペットに、メロディは変わらず楽器だけ変わるとかニクいんだわ。

 

さあ、そんな感じで紹介でした。
僕はこれから2周めに突入します。一緒に適正価格を探らない?