映画を愛し 映画に愛されているので、試写会にお呼ばれすることがあります。1月公開の話題作も僭越ながらお先に見させていただいたので、浅めのネタバレなし感想とともにご紹介したいと思います。

 

 

 

■オススメその1「パラサイト 半地下の家族」

【あらすじ】
ポン・ジュノ監督にネタバレ厳禁で…と言われたので割愛します

 

先行上映で見た方も大勢いらっしゃるかと思いますが、結論から言うと「超次元アルティメットおもろ映画伝説」と言わざるを得ないほどの面白さでしたね…。どういう思考回路の果てにこんなシナリオ思いついたんだ?と叫びたくなる、予想なんか出来る訳がない超展開につぐ超展開!

テンポ良くタイトル通りの「パラサイト」が進んでいきながら「この状況ならこういう展開になるのかな〜」という浅はかな予想が余りにも幼稚になってしまう、中盤からの怒涛の畳み掛けが最高!それでいて爆笑の台詞回し、二転三転して迫りくる危機、絶対に予想できないツイスト、そして驚天動地・阿鼻叫喚のクライマックス!!全てが規格外で「ポン・ジュノ、あんた最高や…あんた最高やで!!」と伝えたくなるクオリティでした。1月10日に満を持して全国公開とのこと。急げ!

 

レーダーチャートはこちら。
あんまりハードルは上げたくはないのですが…。

 

 

 

■オススメその2「1917 命をかけた伝令」

【あらすじ】
1917年、第一次世界大戦真っ只中。英軍のブレイクとスコフィールドは将軍からある任務を言い渡される。「ドイツ軍、撤退したと見せかけて陣地を要塞化して待ち受けとるみたいや。このままやったら翌朝に総攻撃をかけようとしてる1600人の味方の兵士は不意打ちで全滅してまう。今から行けばギリギリ間に合うから、攻撃中止を直接伝えに行ってくれるか」二人、走る!な話

 

「2時間ほぼワンカット長回し風の映像」という映像技術で注目されておりますね。確かにこの臨場感が超ド級!!戦争怖い!怖すぎる!かつて「プライベート・ライアン」を見た戦争経験者が「この映画に無いのはニオイだけ」と言わしめたという真偽不明のエピソードに迫るぐらい、リアリティあふれる描写がてんこ盛りでした。

通信手段を敵軍に遮断されて攻撃中止命令は口頭で伝えるしかない…でも目的地に行くまでにはそもそもめちゃくちゃ遠いし、ドイツ軍が残した罠だらけの塹壕や死体やドブネズミが蔓延する不衛生な悪路、理不尽に巻き起こる不意打ちや戦禍の中をくぐり抜けるなど、もちろんその道中は平坦なわけがない!でも伝令を伝えないと、未曾有の大被害が出てしまう…!というこのかつてない前途多難な道程が「長回し」という撮影手法に見事にマッチしてました。緊張感MAXかつ分かりやすいシナリオはかなりスリリングだったな〜。こちらは2月14日全国公開です。ゴールデングローブ賞の監督賞を受賞したこともあり、必見です!

 

 

 

レーダーチャートはこちら。
映像技術も飛び抜けちゃってます。余りにもすごいから…。

 

 

 

■NOT オススメ「キャッツ」

【あらすじ】
恐怖!猫人間の夜会!

 

海外レビューで「☆0〜5で評価するなら、玉ねぎ」といった酷評が話題になったタイミングで試写会の招待状が届いたので、逆に見てみました。ミュージカル未見、どんな話か全く知らない、酷評を聞いて興味本位で見た個人的な感想を伝えると、すみません、こんなこと言いたかないんですが、シンプルにめちゃめちゃつまらなかったです。原作の大ファンの方には申し訳ありませんが… 。

 

舞台版は人間がその場で演じてることが前提なので人間がねこのメイクでねこになりきるのが成立してますけど、映画って映像じゃないですか…。いかようにも表現できるのに、何故わざわざ恐怖猫人間みたいな見た目にしてしまうん…?ここは予告編を見たみんなが感じているように、かなり不気味!最後まで慣れない…。このビジュアル、原作キャッツのファンの方はどう思ってるんですかね?もちろん人によってはこれもかわいくて良いと思う方もいるかと思いますし、その気持ちを否定するつもりもありませんが、個人的なヤダみは凄かったです。

 

それと予備知識が無く、酷評を聞いての興味半分で見た人間(私です。ごめんなさい)にとっては、話が全く進まない上に本当にずっとずっと歌ってるのもかなり退屈で、「舞台で見るんだったら絶対良いんだろうな〜」という気持ちが募っていきました。ビジュアルの気持ち悪さが先行しすぎるあまりそれ以外の演出なども映画としてはかなり普通に見えてしまったし、シナリオ自体も意味が全く分からず、ジェリクルって何…?天上界って何…?ずっとどういうこと…?という感じに。一番盛り上がるジェニファー・ハドソンによる魂の熱唱シーンも予告で散々流れて飽きるほど聞いてるので特に感動も無かったですね。「逆に」で見に行く人はかなりキツイ2時間になると思いますので、お覚悟を…。

 

 

 

 

レーダーチャートはこちら。
かなり分かりにくいチャートになっていますが、
「わざわざ映画でやる意味度」がマイナス150となっております。

 

 

 

■キャッツ以外は必見です

前者の「パラサイト」「1917」はまじで面白いので、公開されたら万難を排して映画館へ駆けつけてください。今年もいっぱい映画みるぞ〜〜〜〜〜。

 

それではさようなら。

 

 

 

余談ですが、この記事は私のメガネのツルが折れたため裸眼で書かれております。誤字、脱字などありましたらお気軽にご指摘ください。完全無視しますが…。

 

【映画関連】

読者に聞いた「オススメ映画」2019年12月の5選

大作便乗パクリ映画のロマン