こんにちは、ライターのギャラクシーです。
動画配信サービス『Amazonプライム・ビデオ』に、「1980年代映画」というカテゴリーがあるのをご存知でしょうか。40代の僕は思わず狂喜乱舞してしまい、先日こんな記事を書きました。
こちらは洋画に絞ったおすすめを書いたんですけど、80年代といえば、『時をかける少女』や『里見八犬伝』、『大長編ドラえもんシリーズ(旧)』など、邦画でも名作がボコボコ誕生した世代。
そこで今回は、「1980年代映画」の中から、おすすめの邦画20作品をご紹介します!
・アニメも含めています
・シリーズ作品に関してはできるだけまとめています
・2016年12月時点の情報です
Amazonプライムビデオ・80年代の邦画
ぼくらの七日間戦争
※Amazonリンクに価格が書いてありますが、プライム会員であれば視聴は無料です。
「インチキな大人に宣戦布告!!」厳しい校則や大人に反抗して、町外れの廃工場に立てこもった中学生8人。ついに怒った大人達は機動隊を出動させるが…。
CMの「オンザ眉毛」(前髪は眉毛より上でなければならないという校則)のひとことで記憶している人も多いのではないでしょうか。宮沢りえのかわいさが尋常じゃないです。
時をかける少女
土曜日の放課後。芳山和子は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴く。中に入るとフラスコが倒れ、ラベンダーの香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまう。その日から奇妙なデジャ・ビュに悩まされ始めた。言知れぬ不安に震える彼女を優しく支える深町一夫。彼は未来から来たタイムトラベラーだった!
原田知世がかわいい、のだけど、30年後の今もまだかわいいってすごくないですか。
松任谷由実が作曲した主題歌「時をかける少女」も、歌い方が拙くてよい~!
セーラー服と機関銃
父を亡くした女子高生・星泉はひょんなことから、組員4人の目高組の組長を襲名することになった。麻薬事件に巻き込まれた組を救うため、マシンガンを片手に戦いを挑む。
「カ・イ・カ・ン」とつぶやきながらマシンガンを撃つ女子高生。昔は「女子高生と銃」という組み合わせの段階で、斬新!!って感じでしたね。今やアニメの影響で女子高生が武器持ってても「あーまたそういうのね」って感じだけど。
里見八犬伝
虐殺された里見一族の姫、静姫の前に仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉を持った八剣士が集まる。妖怪軍団の巣窟へ攻め入り、激闘の中で一人一人命を失ってゆく八剣士の中、親兵衛と静姫は最後の力で玉梓に挑むのであった。
粗野な乱暴者・親兵衛(真田広之)が、男装していた静姫(薬師丸ひろ子)のおしりを見て「女だ」と気づくシーンがあるんだけど、そのおしり、マジで色っぽかった。
映画ドラえもん のび太の恐竜
1億年前の卵の化石から、のび太が恐竜のピー助を孵化させた。ドラえもんの助けを借りて、ピー助を1億年前の時代に帰してあげようとするのだが……。
新しい声優になってからもう10年以上経つけど、大山のぶ代版ドラえもん、やっぱり良いですね。
▼80年代の「映画ドラえもん」まとめときました。僕は宇宙開拓史が好きです。
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
リリー三部作完結編。リリーからの手紙が届き、沖縄で入院中だという。看護に駆け付けた寅さんは漁師の部屋を借り、夫婦のような生活を送る。
「男はつらいよ」人気投票でかならず上位にくる作品。男はつらいよに対して、まともに働かない男が偉そうなことを言うな的物言いをする人いますけど、どうしてもまともに生きられない性分の人っているんですよ。それゆえに寅さんとリリーは惹かれ合うし、それゆえに離れるしかないっていうイイ話。
書いてたらどうしてもおすすめを見てほしくなったので、一番好きな作品を挙げておきますね。これがダメだったら確かに男はつらいよには向いてない、と言っていい、ってくらいの作品。
あぶない刑事
1986年にテレビ放映され人気を博したシリーズの映画化第1弾。舘ひろし&柴田恭兵の絶妙なアドリブとスピーディなストーリーで大ヒットした話題作。
『太陽にほえろ!』『西部警察』『あぶない刑事』『踊る大捜査線』……刑事モノって世代が一番わかりますよね。僕は完全に『あぶない刑事』世代ですが、今は何世代になるのかな。『相棒』?
またまたあぶない刑事(1988)
もっともあぶない刑事(1989)
まだまだあぶない刑事(2005)
さらば あぶない刑事(2016)これだけ有料です
鬼龍院花子の生涯
大正から昭和にかけての二つの時代を背景に、高知・土佐の侠客・鬼龍院政五郎と彼を取り巻く正妻、妾、養女、娘たちの愛憎を鮮烈なエロチシズムとダイナミックな映像美で描く。
未だに「きれいな女優」というと夏目雅子!と即答してしまうんですが、そんな夏目雅子の「なめたらいかんぜよ!」というセリフがヒット。岩下志麻や夏木マリなど妖艶な女たちのむせかえるような性のニオイにやられました。
極道の妻たち
任侠映画の世界では脇役であった“極道の妻”に焦点をあて“強い女”を描く異色の作品。家田荘子の原作ルポルタージュをベースにした大ヒットシリーズ“極妻”の記念すべき第1作である。五社英雄監督がヤクザ社会の裏側で生きる妻たちの泣き笑い、生き様をリアルに描いている。
こうして振り返ると80年代ってヤクザ映画が多かったんだな……。極妻はこのあと10作目まで劇場版が作られます。
地球へ・・・
まだ見ぬ地球を思う新人類ミュウと人類は悲しく戦いあう。未来宇宙を舞台に青春の強さ、激しさ、美しさ、悲しさをあますところなく描き爆発的人気をよんだ、夢と幻想と冒険のロマン大作。女性ならではのきめ細かい描写をみせる竹宮恵子原作のSFロマン・アニメ。
監督はアニメを作ったことがなかった恩地日出夫。そのせいか、当時子供だったからわからなかったけど、声優に秋吉久美子とか薬師丸ひろ子とか、俳優を使ってたんですね。
吉原炎上
江戸から明治の終わりまで、絢爛と花咲いた遊興の場所「吉原」。現代人の興味を惹きつけてやまない、贅をつくした《吉原遊廓》とは、いったい何だったのだろうか。 吉原遊廓が最も華やかだった明治末期を舞台に、そこに生きた様々な女たちの姿を華麗な映像美で五社英雄監督が鮮烈に描き出す。
「邦画といえばジメジメしたエロさ」というイメージがあるんですが、それはたぶん80年代の五社英雄監督の作品群によるイメージだったんだなと、この記事を書いてて気づきました。
麻雀放浪記
戦後復興期のドヤ街を舞台として、主人公「坊や哲」をはじめ、「ドサ健」、「上州虎」といった個性的な登場人物達が生き生きと描かれる。
熱いけれど淡々と乾いた白黒画面で進行するピカレスクロマン。麻雀のことあまり知らなくても、絶対「カッケェー!」ってなります。超好きな映画。
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
地球に帰り着いた星野鉄郎を待ち受けていたのは、機械化人間により占拠されつつある地球であった…。機械帝国は滅んだはずではなかったか…?再び武器を取る鉄郎の許にメーテルからのメッセージが届けられ、一人最後の旅に出る。
名作。鉄郎がちょっと大人になってて、淡い恋の要素が加わって当時とまどったなぁ。エンディングの「SAYONARA」がまた良い!
野獣死すべし
内戦に揺れる国々で人間の狂気をつぶさに見てきた元カメラマンの伊達は、現在の平凡な暮しの影で、野獣のような 感性を研ぎ澄ましていた。拳銃を手に入れ、暴力団の賭博場から三千万円を強奪。さらに冷酷な真 田を相棒に引入れ、銀行を襲撃する。その後を一人の刑事 が執拗に追跡するが…。
松田優作作品もひとつは入れたいと思ったので。「1970年代映画」カテゴリーには他にも名作が!
スローなブギにしてくれ
夕暮れの第三京浜。白いムスタングから、仔猫と若い女の子が放り出された。後ろから来たオートバイの少年が声をかけ、二人の奇妙な同棲生活が始まる。 しかしさち乃が事件に巻き込まれ…。
当時はめちゃ都会的で憧れました。バイクに乗る古尾谷雅人がかっこよかったなぁ。
湘南爆走族
1983年「少年KING」誌にて連載開始以来、空前絶後の大ヒットを飛ばした吉田聡原作の「湘南爆走族」の実写映画化作品。 若者の海・湘南を舞台に繰り広げられる、笑いあり、涙あり、命賭けのアクションありと縦横無尽に展開する青春グラフィティー。 出演は江口洋介、織田裕二、清水美砂、杉浦幸、竹内力など。
今見ると俳優がめちゃめちゃ豪華。ちなみに同じく不良マンガが原作の『ビー・バップ・ハイスクール』は有料。
魔界転生
歴史上の傑人が時空間を越えて暗躍する。忍法とオカルトをミックスした空前絶後の山田風太郎作品の映画化。島原の乱で一揆勢を率いて戦うも夢破れ自害した天草四郎時貞は、現世で果たせなかった怨念を果たすべく再びこの世に蘇った。
一瞬で読み終わる原作もおすすめ。
山田風太郎の漫画化といえばこの人、という せがわまさき先生のマンガもおもしろい。
刑事物語
一見刑事には見えないが実は蟷螂拳の名手という異色刑事(武田鉄矢)と聾唖者の娘の人間的な絆を通して、男のやさしさを描く。
ハンガーでヌンチャクするのが爆発的に流行った。「ハンガー貸してくれ」→「プラスチックじゃなくて木のやつ!」っていうところまでがワンセットだった。
帝都物語
原作は、 ’87年度日本SF大賞に輝いた、荒俣宏の超ベストセラー。魔都で激突する超能力! 人類の終末を予言するスーパー・エンタテイメント。
続編で完全にホラー映画になった。
スケバン刑事
地獄城と呼ばれる孤島の学校・三晃学園から二人の生徒が脱走した。学園内で行われているテロ計画を知った早乙女詩織は、再びスケバン刑事麻宮サキとして戦いに向かう。かつての仲間だったお京、雪乃が、そして三代目も合流しスケバン刑事が地獄城へ潜入する。
「2」とも「少女鉄仮面」とも書かれてないですが、斉藤由貴(初代)じゃなくて、南野陽子(二代目)です。ちなみに斉藤由貴版は映画になってません。浅香唯(三代目)は映画になってます。
まとめ
「時をかける少女」があるだけで完全勝ち組の80年代邦画。
今回ご紹介できませんでしたが、他にも『わが青春のアルカディア』や『乱』、また劇場版キン肉マンや北斗の拳などもAmazonプライムビデオで見ることができます。
個人的には『里見八犬伝』が今みてもおもしろいと思うのでおすすめです!