こんにちは、ライターのギャラクシーです。僕は今、名古屋市中区にある「名古屋PARCO」に来ています。
なぜなら、こちらで現在……
主催のテレビ愛知公式HPより
『妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~』という展覧会が開催されているから!
▼『妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~』
場所|愛知県名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋PARCO西館8階パルコギャラリー
期間|2018年4月21日~5月13日
時間|10時~22時半(※名古屋PARCOの営業時間)
入場料|一般1000円/中・高校生800円/小学生以下600円
会場はこんな感じ(※たまたまテレビの取材が来てました)
展示されているのは、妖怪を描いた浮世絵や、人魚・河童などのミイラ(!)。血も凍る恐ろしさという感じではなく、水木しげる的な雰囲気なので、女性や子供でも楽しめるのではないでしょうか。
ゆかいでかわいい妖怪絵
入場してすぐは江戸や明治に描かれた妖怪絵が続きます。
葛飾北斎による浮世絵「お岩さん」や「番町皿屋敷」なども。
こちらは江戸時代に描かれた『变化絵巻』。
屋敷に現れる様々な妖怪が描かれています。最後には元凶であるキツネを退治しするというストーリーなんですって(ひとつひとつ解説が書かれています)
『神農化物退治絵巻』
中国の伝説上の帝王「神農」とその手下が、おならで妖怪を退治する物語。コロコロのギャグマンガかよ。
昔の人って、たまにセンスすごいですよね
これ、ベルセルクに出てませんでした? クシャーンがミッドランドにいっぱい放ってた気が。
こういう、レトロでかわいい妖怪絵も素敵。明治時代の作品だそう。
―さて、ここまでは浮世絵や絵巻物を紹介してきましたが、この展覧会のメインはどちらかというと、もっと奥にあります。
妖怪の貴重なミイラ
『妖怪・ミイラ展』のメインは、……やはりミイラ!ではないでしょうか?
会場には人魚や河童、雷獣などの貴重なミイラが多数展示されています。
江戸時代から受け継がれる「人魚」のミイラ。
ひとくち食べさしてくれー!(人魚の肉を食べると不老不死になると言われています)
「水虎(河童)」のミイラ
え、河童ってこんな形なの……。江戸時代の図説本も展示されていましたが、河童と一口に言っても、全国各地で様々な姿形のものが存在していたようです。あ、いや、本当に存在していたかどうかは知りませんが。
烏天狗のミイラ
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/ // 广¨´ /’ /´ ̄`ヽ ⌒ヽ
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そして、実は今回、僕が一番見たかったのが……こちら!
「件(くだん)」という化物の……
剥製だーーーー!!!!!
件(くだん)は、半人半牛の姿をした怪物。作物の豊凶や流行病、戦争など重大な予言をするとされていいます。
第二次世界大戦末期から戦後復興期にかけては、人面牛身の逆……牛面人身で和服を着た女の噂も流れ始めたそうで、その伝承は、ほぼ兵庫県西宮市、甲山近辺に集中しているんです。
僕はまさにその近くで働いていたことがあって、「件」の話はよく聞かされていました。
件、やっと実物を見ることができたね。思ってたよりバイきんぐの小峠さんに似てるんだね……
ちなみに税込500円で、「件」とのツーショット写真を撮影することも可能! お守りとしてぜひどうぞ。
※注|文政10年、山中で件に出会った男が「これから疫病が流行し多くの犠牲者が出るが、私の姿を描き写した絵を見れば、その者は難を逃れる」という予言を聞いた。そのため、件の絵を厄除けとして携帯することが流行したらしいです
まとめ
というわけで今回は、名古屋PARCOで開催されている『妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~』をご紹介しました。
物販も充実してて、僕はおみやげに妖怪柄のハンカチとか色々不要なものを買ってしまいました。
5月13日までなので、名古屋近辺に住んでいる方は、急いで遊びに行ってみましょう!
▼『妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~』
場所|愛知県名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋PARCO西館8階パルコギャラリー
期間|2018年4月21日~5月13日
時間|10時~22時半(※名古屋PARCOの営業時間)
入場料|一般1000円/中・高校生800円/小学生以下600円
(おわり)