2019年8月29日に突然始まった「ティッシュポップコーン世界大会」。ティッシュを丸めてポップコーンみたいな形をつくるという一風変わった競技で、どれだけポップコーンに似せることができるかが評価のポイントとなるこの大会ですが、約3700を超える投稿作品の中から厳正なる審査を経て、9月26日に授賞式が執り行われました!

 

 

 

授賞式のために、何故か「ホテル雅叙園東京」の、鷲の間を貸し切ってしまいました。

 

 

 

こちらが全ての宿泊客がまず通ることになる「招きの大門」。えげつないぐらい豪華絢爛で、ティッシュポップコーンとは真逆の世界です。

 

 

 

何を言ってるんだ?

 

 

 

こちらが鷲の間の会場。余りにも荘厳で綺羅びやかな内観です。事前に何度かホテル雅叙園の担当者と打ち合わせを行いましたが、「結局これは何の大会なんですか?」と一度も聞かれることなく今日を迎えることが出来ました。プロフェッショナルですね。

 

 

 

会場の一角には、今大会で投稿されたティッシュポップコーン作品が一枚のパネルとなって掲出されました。こうして並べてみると、圧巻です。改めてこの大会の珍妙さを思い知ることになりました。

 

 

 

さらに、本物のポップコーンの屋台も設置。数種類のフレーバーを用意して、受賞候補者をお出迎え。

 

 

 

今回のティッシュポップコーン世界大会の審査員として盛り上げてくれたのは、人気動画クリエイターのはじめしゃちょーさん、Fischer’sのリーダーシルクロードさん、そして一級ティッシュポップコーン鑑定士の資格を持つダ・ヴィンチ・恐山の3人。彼らによって頂点となるティッシュポップコーンが決められたというわけです。

 

 

 

ちなみに、仮面をつけたダ・ヴィンチ・恐山とは初対面だったはじめしゃちょーさんとシルクロードさん。恐山が仮面をつけるところをマジマジと見つめ…

 

 

 

( キリッ )

 

 

 

その異質なビジュアルに、大変 和やかな雰囲気となりました。

 

 

 

お二人は開演までの空き時間には先ほど作品群パネルを眺めたり、ポップコーンに舌鼓を打ったりと、楽しく過ごしていただきました。

 

 

 

 

 

そんな中、授賞式が始まります。授賞式では、

・審査員特別賞:はじめしゃちょー賞
・審査員特別賞:シルクロード賞
・審査員特別賞:ダ・ヴィンチ・恐山賞
・準優秀賞:賞金5万円
・優秀賞:賞金10万円
・最優秀賞:賞金100万円+記念トロフィー

の6つの賞が選出されました。

 

>>詳細な結果と評価ポイントは公式サイトをご確認ください<<

 

 

 

受賞作品を少しピックアップ。こちらはシルクロード賞を獲得したハルさん。なんと札幌在住の学生さんで、この日のために遠路はるばる飛行機で単身来ていただいたとのこと。

 

 

 

シルクロードさんが「意外性があるもので評価しました」と語るにふさわしい、山月記の上に置かれたティッシュポップコーン。司会の方の質問として

 

山月記は人間が虎に変わってしまうというお話でしたが、それになぞらえてティッシュをポップコーンに変えてしまうという、『現代の山月記』のような思いで作ったんでしょうか?」

 

という質問に対して、「ただ目の前にあったから置いただけでした」とのこと。

 

深読みしすぎたようです。

 

 

 

そんなハルさんには、手ブレが少ない超小型カメラ「Osmo Pocket」が贈呈されました。シルクロードさんの直筆サイン入り!

 

 

 

そしてみごと最優秀賞に輝き、ティッシュ1枚で100万円を獲得したティッシュポップドリームを叶えたのは、ゆなさん。ティッシュポップコーンにかける情熱は人一倍だったようです。株式会社バーグハンバーグバーグ代表・長島より、賞金100万円と記念トロフィーが贈呈されました。

 

 

 

こちらが記念トロフィー。ポップコーンを模した金に輝くトロフィーです。

 

 

 

こちらのトロフィー、上部からティッシュが出る特注となっております。

 

 

 

こちらがゆなさんの作品。シンプルながら全てが完全に計算された構図、ポップコーンにしか見えない造形技術の高さ、より「らしさ」を高めるキッチンペーパー。見れば見るほどその完成度の高さを感じ取ることができます。賞金100万円で、家族旅行に行きたいとのこと。親孝行してください!

 

 

 

最優秀賞を獲得したゆなさんには、舞台上で「ウイニングティッシュポップコーン」を作っていただきました。F1で優勝者がチェッカーフラッグをもってコースを一周するウイニングランと全く同じ構造で、舞台上で勝利のティッシュポップコーンを作ります。

 

第一次世界大戦中、脱脂綿の代用品として開発されたティッシュペーパー。紀元前3600年ごろにすでにその痕跡が確認されていたというポップコーン。決して交わらないと考えられていたこの二つが、2019年に融合し「ティッシュポップコーン世界大会」が開催されました。

 

ティッシュの数だけ存在するティッシュポップコーンには、同じものは二つとありません。それはまさに人間そのもの。ティッシュポップコーンは、自分を映す鏡なのかもしれません。

 

 

 

こうして、この地球上に、あらたなティッシュポップコーンが誕生しました!ゆなさん、本当におめでとうございます!

 

 

 

最後はみんなで記念撮影で大団円。わけの分からない大会でしたが、こうして終えると実に感慨深いものとなり、受賞者も想像以上に楽しんでいただけたようです。ご参加いただきありがとうございました!そして受賞、おめでとうございます!

 

 

 

 

 

さて、授賞式を終えて、審査員の三人に大会に関する感想をいただきました。

 

はじめしゃちょーさん
「今まで色んなことやって来ましたけど、こんなに最後まで奇妙だったのは初めてでしたね…。でも世界で初めての大会ということで、それに審査員として携われたってことは良い経験でした。なんだかんだですごく楽しかったです。ありがとうございました。」

 

シルクロードさん
自分が見た夢って人に説明してもなかなか伝わらないと思うんですけど、今それなんですよね。どう伝えるのが正しいのかが難しくて、でもその伝えづらい夢みたいな体験が出来たんだなという感動が不思議とあります。こんな変な大会に審査員としてお呼びいただき、ありがとうございました!」

 

恐山
「今回は最優秀賞を決めさせていただきましたが、本当は全てのティッシュポップコーンがナンバーワンだということを伝えたいです。開催期間が終了に近づくにつれ、目をみはるほどに参加者のレベルが高まっていくのを感じで、予想以上のクオリティになったことを嬉しく思います。ありがとうございました。」

 

 

 

…というわけでティッシュポップコーン世界大会の授賞式の様子をお伝えいたしました。またもし第二回があれば、その時にお会いできれば幸いです。ご参加いただいた全てのティッシュポッパーに感謝!

 

>>ティッシュポップコーン世界大会<<