怖い。超怖い。
怖すぎる。
先日PS4向けに発売されたPSVR対応の怖いホラーゲーム『Stifled』の話だ。怖い。
PSVRがなくても遊べるゲームなので持ってない人も話を聞いてくれ。
マジで怖い。いい歳して悲鳴をあげるほど怖い。
怖すぎて鳥肌はギンギンに立ち冷や汗はダバダバと流れた。
俺はこのゲームがどう怖いのか説明しなければならない。怖いからだ。
(以下スクリーンショットは全てVRモードのものです)
これがこのゲームの基本画面だ。
黒い。いや暗い。真っ暗だ。もうこの時点で怖い。
真っ暗な闇の中に一人ポツンと立っているところを想像してほしい。怖い。
「VR対応なのに何も見えなかったら意味がないじゃない! アイマスクでも買ったほうが経済的よ!」
聡明なあなたはそう思うかもしれない。だが安心してほしい、周りを見るための方法がある。
PSVRヘッドセット、もしくはコントローラーに接続したマイクに向かって声を出すのだ。
するとこのように、音が届いて反響したものが視覚化される。
コウモリが超音波を出して物の位置を察知するやつをイメージしてくれたら大体あっている。
これは音でものを見るゲームなのだ。ある意味音ゲーと言える。
自分で音を発している物体はこちらから音を立てなくても見ることができる。
奥に見えているのはジャブジャブと水が出ている排水溝だ。ジャブジャブという音が周りに反響し、視覚化されている。
このゲームで音を出している物体を見ると、暗い小道で街灯を見つけた時のような安心感がある。
水が出る排水溝を見て安心したのは生まれてはじめてだ。
これは下水道のようなステージだ。怖い。
真っ暗な下水道の中を、声や投げた小石の音の反響を頼りに進んで行く。
まさにコウモリ。怖い。
しかし賢いあなたはこう思うだろう。
「じゃあマイクに向かってずっとアーーーーーーーーって言っておけばよくない?」
よくないのだ。
赤く見える反響、これは敵が出した音だ。敵が出した音は赤で視覚化される。
これが見えたら要注意だ。怖い。
敵だ。怖い。
こいつは赤ん坊のような叫び声を出すからホント怖い。
そして敵は音に反応して襲ってくる。
マイクに「アーーーー」などと言っているのが聞かれたら猛スピードで襲ってくる。マジで怖い。
おまけに倒すことはできない。怖すぎる。
このゲームの最も面白い点であり、最も怖い点がここだ。
音を出さねば何も見えないが、音を出したら敵に見つかるかもしれない。
敵がいたら小石を遠くに投げるなどして敵を誘導しながら進むしかない。
しかし多少離れたところで音を出したらすぐにすっ飛んでくる、安全な距離まで離れない限り安心できない。怖い。
怖い。ホント怖い。
怖すぎて現実で悲鳴をあげようもんならゲームの敵がすっ飛んでくるんだぞ、怖い。
ステージ内には時々仕掛けがある。
仕掛けを操作しなければ進めないが、大抵仕掛けはやかましい音を出すのだ。
当然敵が来る恐れがある。真っ暗な背後を心配しながら早く操作終われともどかしく念じる時間は本当に怖い。
ステージはずっと暗闇というわけではない。ゲーム自体はこのぼんやりとした金持ち風の家から始まる。
なぜかここでも音を出さないと景色を見ることができない。
施設の探索をするとストーリーが少しずつ見えてくる仕組みになっている。落ちてるものや手紙を調べまくろう。
敵こそ出ないものの、この探索パートも結構怖い。後々他の施設にも探索に行くことになる。当然怖い。
Stifled、怖い。めちゃめちゃおすすめだ。
声を出さないとほとんど何も見えなくて怖い。そして声を出して見えてくる世界の風景も怖い。
声を利用したゲームのシステムと恐怖演出がガッチリ噛み合って死ぬほど怖いゲームになっている。
システム上ゲーム実況なんかとも相性がいいかもしれない。
おすすめはPSVRでのプレイだが、使わなくても十分に怖さを実感できるだろう。
おまけに2149円とかなり安いし、2018/8/5までならここからさらに20%オフで買える。
ぜひプレイしてみてほしい。ホント怖いから。