こんにちは、ライターのギャラクシーです。

 

突然ですが、みなさんはカミソリ派ですか? それともシェーバー派ですか? あ、それ以前に男性か女性か聞くべきでしたね。でもドワーフ族の女性も読んでいるかもしれませんので(ドワーフは女性もヒゲをたくわえる)このままいきます。

 

僕は昔、カミソリでヒゲを剃っていました。なぜならその方が深剃りできると思っていたからです。しかし、母親が誕生日にプレゼントしてくれたシェーバーを試しに使ってみたところ、その結果は―

 

 

「カミソリで剃るのとそんなに違わなくね?」

 

という感想でした。それならコスパが良くて面倒が少ないシェーバーでいいじゃん、と。

このへんはヒゲの濃さや、肌の弱さも関わってくるので一概には言えませんが、少なくとも、シェーバーを使ったことがないという人は、一度試してみたほうがいい、と断言できます。

 

とはいえ、どのメーカーのどのモデルが自分にピッタリなのかなんてわかりませんよね。

『価格.com TrendSearch』によると、各メーカーのシェアは

・パナソニック=40.83%

・ブラウン=34.56%

・フィリップス=13.25%

※上記のデータは購入数ではなく、あくまでPV数です

と、この三強だけで実に90%近くを占めているみたい。……でもそれぞれどんな違いがあるの?

 

 

 

全然わからないんでビックカメラ新宿西口店のシェーバー売り場に来てみました!

 

 

ビックカメラ新宿西口店

住所:東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 2F~7F

営業時間:年中無休 AM10:00~PM9:00

 

 

 

 

 

一面シェーバーだらけ。すごい品揃えだぜー! 奥の「敏感肌向け」や「お風呂剃り」といったPOPが見えるでしょうか。そういったシチュエーション別や、メーカー別で分けてくれています。しかしこの膨大な数の商品群から、最適なものをチョイスするのは無理ゲ過ぎる。

 

 

 

というわけでビューティコーナー 生活家電アドバイザーの田中千晶さんに、パナソニック、ブラウン、フィリップスの特長や、おすすめの機種を教えてもらいました!

 

 

シェーバーという選択肢

コスパは? 深剃りは? 肌の弱い人は?

 

「すごく初歩的なことをお聞きしますが、カミソリとシェーバーの違いって何でしょうか?」

「カミソリと違って、シェーバーは刃を直接肌に当てるわけではないので、お肌に優しいですね。あと、手間や時間短縮という点も優秀です。お湯で肌を濡らしたり、シェービングクリームを塗る必要がありませんから」

「肌に優しいということは、深剃りしたい時はやっぱりカミソリがいい?

「それはメーカーによります。カミソリと違ってシェーバーは各メーカー・各製品でそれぞれかなり特長があるので、深剃りに特化したものを選んで頂ければ。機種によっては、カミソリと同等以上に深剃りができるモデルもあります

「コストという点ではどうでしょうか」

「どちらもピンからキリまであるので一概には言えませんが、ランニングコストは基本的にシェーバーのほうが優れていると思います。刃の交換も年単位で済みますし、シェービングフォームなども不要ですから。ちなみに電気代もほとんどかからないと言っていいくらい安いんですよ」

「個人的には、シェーバーが最も優れている部分って、『トリマー(キワゾリ刃)』じゃないかなと思ってるんです。伸びすぎちゃったヒゲを剃る時とか、おしゃれヒゲの形を整えるのがメチャ便利!」

 

 

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この細かいバリカンみたいな部分が『トリマー』。最近のシェーバーにはほとんどついてます。剃るというより刈る感じであり、深剃りするためのものではない。

 

「そうですね、カミソリだとゼロか100かという感じでしか使用できませんが、シェーバーはトリマーがあるので『整える』こともできますね

「ちなみにトリマーって体毛を剃る時にも役立ちますよね? 特にアンダーヘアはデリケートな部分に生えているからカミソリだと怖いし、シェーバーでは長すぎて剃れない。あの部分を剃る時はトリマーが……あ、すいません女性にこんな話しちゃって」

 

※ちなみに僕は精巣ガンの手術を受けたことがあるんですが、看護師さんもシェーバーのトリマーを使用してました。

 

「ではですね、今度は逆にシェーバーのデメリットを教えて頂けるでしょうか」

「う~ん、充電が必要なところでしょうか。交流充電式ならコンセントに繋いだまま使用できますが、充電式だと『朝に充電が切れていたことに気づいた!』って時に大変かもしれません」

「僕はお風呂で剃りたいので充電式を使用してるんですが、最近のモデルって一回充電したら一週間くらい保ちますよね? 一週間ずっと充電を忘れ続けるってあまり考えられませんが……。仮に充電ゼロになっても、服を着替えてる間に急速充電しとけば一回分くらいは使えたりするし

 

▼交流充電式と充電式とは?

・交流充電式
コンセントに充電ケーブルを挿したまま使用できる方式。お風呂で使えないものが多い。

・充電式
充電しながらの使用はできない。 ただしお風呂で使えるものが多い。

 

「あとデメリットとしては、カミソリより重くて大きいので持ち運びが面倒という点ですね。携帯用の小さいシェーバーもありますので、旅行の時はそちらもご検討ください」

「なるほど、ありがとうございました! では、次項ではパナソニック、ブラウン、フィリップスといったメーカーごとの特長や、おすすめ機種の解説をお願いします!」

 

 

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ちなみに携帯用シェーバーも山ほど売ってました

 

 

▼シェーバーのメリットまとめ

・肌に優しい

・手間がかからず時間短縮ができる

・かなり深剃りできる機種もある

・コストパフォーマンスに優れている

・「剃る」だけでなく、トリマーで「整える」ことが可能(おしゃれヒゲにおすすめ)

 

▼シェーバーのデメリットまとめ

・充電が必要(お風呂剃りしない人は交流充電式を買えばOK)

・持ち運びが不便

・初期費用がカミソリより高い

 

 

メーカーの特長とおすすめ機種

パナソニック(日本)

 パナソニックは深剃りと肌への優しさを両立!

 

パナソニックはシェーバー界の優等生的な存在ですね。深剃りと肌への優しさが両立して、高い次元でバランスが取れていると思います。また、シェービングスピードが速く、いわゆる早剃りが得意です。

代表的なシリーズである『ラムダッシュ』は、滋賀県彦根工場で、職人の手によって刃が加工されてるんですよ。刃が頑丈で消耗品の耐久性が高いというポイントにも注目してください。

 

迷ったら万能型のパナソニックです。

 

 

パナソニック:販売員がおすすめするのは この商品!

■ラムダッシュ ES-CLV5B

『ビックカメラ.COM』で買う方は→こちら

 

・刃の枚数:5枚刃

・充電方式:充電交流式

・充電時間:1時間

・フル充電からの使用可能時間:42時間

 ※一日一回3分計算だと約14日間

 

フィニッシュ刃(×2)、くせヒゲリフト刃(×2)、クイックスリット刃、という5枚刃を採用することで、長いヒゲや、くせヒゲなども深剃りできるモデルです。

また、リニアモーターによる世界最速の高速駆動で、スピーディな早剃りを実現しているのも、忙しい男性には嬉しいのではないでしょうか。センサーによって、ヒゲが濃い部分はパワフルに、薄い部分はソフトに、自動でパワーをコントロールしてくれます。

 

 

パナソニック:リーズナブルな入門機としてはこの商品!

■ラムダッシュ ES-ST2N

『ビックカメラ.COM』で買う方は→こちら

 

・刃の枚数:3枚刃

・充電方式:充電式

・充電時間:1時間

・フル充電からの使用可能時間:42分

 ※一日一回3分計算だと約14日間

・お風呂剃り対応

 

1万円以下というリーズナブルな価格ながら、リニアモーターやヒゲセンサーなど、欲しい機能はしっかり備えた機種ですね。しかもこちらは防水なので、お風呂剃りも大丈夫です!

 

 

メーカーの特長とおすすめ機種

ブラウン(ドイツ)

 深剃りが得意なブラウン、剃り味を試してみて!

 

業界では「深剃りならブラウン」と言われるメーカーですね。ヒゲが濃い人や、ツルツルピカピカに仕上げたいという人に向いています。様々な機種がありますし、もちろん肌に優しい機種もありますが、基本的には深剃りに特化したメーカーですね。

また、くせヒゲに強いという特長もあります。色んな方向を向いていたり、均一でなかったりといったヒゲの方にもおすすめです。

 

とにかく深剃りしたい、という場合はブラウンです。

 

 

ブラウン:販売員がおすすめするのは この商品!

■シリーズ9 9260s

『ビックカメラ.COM』で買う方は→こちら

 

・刃の枚数:4枚刃

・充電方式:充電式

・充電時間:1時間

・フル充電からの使用可能時間:50分

 ※一日一回3分計算だと約17日間

・お風呂剃り対応

 

チタン加工された極薄リフトアップ刃が寝ているヒゲを持ち上げてカット。さらに、あらゆるヒゲを捉えるくせヒゲキャッチ刃、様々な向きに生えているヒゲを捉えるディープキャッチ網刃などが、深剃りに絶大な効果を発揮します。

ヒゲの密度を1分間に160回も読み取り、必要な場所にピンポイントにパワーを供給。

お風呂剃りできる防水仕様なのも嬉しいですね。

 

 

ブラウン:リーズナブルな入門機としてはこの商品!

■シリーズ3 3040s

『ビックカメラ.COM』で買う方は→こちら

 

・刃の枚数:3枚刃

・充電方式:充電式

・充電時間:1時間

・フル充電からの使用可能時間:45分

 ※一日一回3分計算だと約15日間

・お風呂剃り対応

 

シンプルでスマートなデザインで人気のモデルです。防水なので、お風呂剃りもOK! ヘッド中央にマイクロコーム(コーム=櫛)を備え、色んな向きで生えているヒゲを逃しません。

 

 

メーカーの特長とおすすめ機種

フィリップス(オランダ)

 肌に優しいフィリップス!静音性も◎

 

フィリップスの特長としては、とにかく肌に優しいということ。シェービング時は、ゆっくり円を描くように剃ります。

替え刃の交換時期が長めの機種が多く、面倒くさがりの方にも向いているのではないでしょうか。

また、パナソニックやブラウンは往復式(刃が左右に往復する方式)ですが、フィリップスといえば回転式(プロペラのように刃が回転する方式)を採用しているメーカー。動作音がとっても静かです。早朝や夜にひげ剃りする時も、気を使わなくていいですね。

 

肌が弱い人はフィリップスで決まり!

 

 

フィリップス:販売員がおすすめするのは この商品!

■9000シリーズ S9551/12

『ビックカメラ.COM』で買う方は→こちら

 

・刃の枚数:3枚刃

・充電方式:充電式

・充電時間:1時間

・フル充電からの使用可能時間:60分

 ※一日一回3分計算だと約20日間

・お風呂剃り対応

 

ヒゲの一本一本を最適なカット位置にガイドするダブル V トラック刃を採用。最大深剃り 30% アップを実現したという機種です。特徴的な3つの回転刃を装備したヘッドは、8方向に可動してあらゆる凹凸に密着してくれます。「肌に優しい」が特長のフィリップスですが、この商品はその中でもかなりの深剃りを実現しています。

また、約1 時間の充電でおよそ60 分も使用が可能。お風呂で剃るのも大丈夫ですよ!

 

 

フィリップス:リーズナブルな入門機としてはこの商品!

■アクアタッチ AT883/16

『ビックカメラ.COM』で買う方は→こちら

 

・刃の枚数:3枚刃

・充電方式:充電式

・充電時間:1時間

・フル充電からの使用可能時間:50

 ※一日一回3分計算だと約17日間

・お風呂剃り対応

 

肌に負担をかけない優しいタッチながら、しっかりと剃れるモデルですね。こちらも水洗いはもちろん、お風呂で剃ることも可能です。肌が弱い人にとっては、シェービングジェルやシェービングクリームを使うこともできるというのは、ポイントが高いのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

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というわけで今回はビックカメラのシェーバー売り場販売員に、パナソニック、ブラウン、フィリップスという、3つのメーカーからおすすめを選んでもらいました。

 

僕自身、実際に使ってみるまでは、シェーバーに対してかなり懐疑的だったので、とにかく一度使ってみることをおすすめします。シェーバーはまさに日進月歩で進化を続けているので、数年前に触ったことがあるけどダメだったという人も、ぜひ最新機種を触ってみてくださいね!

 

ヒゲを剃れるのはもちろん、トリマーがついてるからおしゃれヒゲを整えたり、アンダーヘアを剃るのも簡単です!

※注:シェーバーはヒゲを剃るための道具であり、ちんげを剃るのはメーカーが推奨する使用方法ではありません

 

 

以上です!ではまた!