夏だ。夏はコーラの季節だ。
反論が無いようなので話を進める。(こんにちは、ナ月です。ヌートンがオモコロブロスというのに生まれ変わりましたのでみなさんよろしくお願いいたします)
今年も死ぬほど暑いのできっと皆さんもコーラばかりグビグビ飲みまくっていることだろう。
さて、コーラといえばどんな銘柄を思い浮かべるだろうか。やはりコカ・コーラだろうか。あるいはペプシコーラか。コーラ好きの皆様におかれてはキュリオスティーコーラやLASコーラの名前をあげる方もいるかもしれない。
今日皆様にご紹介したいのは幻のご当地コーラだ。
その名も。「コガ・コーラ」だ。
コカ・コーラのミスタイプでは無い。
復唱しろ。「コガ・コーラ」だ。
このなんとなく紛らわしい名前のコーラは福岡県みやま市に実在する。
ので、行ってきた。今回の記事は超ローカルネタなので覚悟の上読んでいただきたい。
国道209号線沿い、新船小屋交差点の角、長田鉱泉を指し示す看板。
その隅に「今 話題のコガ・コーラもあるよ!」と書かれている。
間違いない、ここだ。今話題かどうかはさておき、ここにコガ・コーラは存在する。
指し示す方向へ向かっていると赤い自販機が見えてきた。もしやここにコガ・コーラが……
違う、これは普通のコカ・コーラの自販機だ。悪いが俺が今探しているのはお前ではない。
さらに進んで見えてきたのがここだ。ここは「長田鉱泉ふれあい館」
多量の炭酸を含んだ天然水が取れる長田鉱泉という所に併設された施設だ。その長田鉱泉の水を利用したコーラ、それがコガ・コーラなのだ。
非常に挑戦的な看板。相当な自信が伺える。貴方は世界のコカ・コーラと自分を比べる勇気があるか。コガ・コーラにはその勇気と自信がある。勇敢な飲み物だ。
店内に一歩足を踏み入れたらもうこのような光景が広がっている。これがコガ・コーラ、本物だ。幻のご当地コーラだ。当然冷えた物も置いてあるので安心して欲しい。
せっかくなので飲み比べてみようとコカ・コーラとコガ・コーラ一本ずつ購入してみた。容赦無くその場で栓を抜いてくれた。もう後には引けない。
まずコカ・コーラだ。説明不要。コーラの中のコーラだ。10m離れてもコカ・コーラだとわかるロゴとビンのデザインだ。
そしてコガ・コーラだ。幻のご当地コーラ、コガ・コーラだ。一本200円。幻だからそれくらいはする。
レトロで素朴で、それでいてなんとなくコカ・コーラに寄せているような気がしないこともないラベルデザイン。Kがウネウネしまくっているのがなんとも可愛い。可愛いぞ。
原材料は一般的なコーラのそれと大して変わらない。
並べてみた。なんとなくコガ・コーラの方が黒く見える。神秘の黒さだ。
まずはコカ・コーラから飲んでみよう。説明不要、コカ・コーラの味がする。美味い。夏に飲むビン入りのコーラは世界一美味い飲み物の一つだろう。
続いてコガ・コーラ。いざ飲み比べてみるとその味の違いがはっきりわかる。なんだか上品な風味がするぞ、コガ・コーラ。これが長田鉱泉の水の力なのだろうか、わからないがめちゃめちゃ美味しい。さすがは幻のご当地コーラだ。
ごちそうさまでした。
このコガ・コーラ、通販などは行われていない。飲みたければ現地へ赴くしかないのだ。さすが幻のご当地コーラ。コーラオタクの皆様におかれましてはぜひ福岡県みやま市まで行ってその幻っぷりを味わってみて欲しい。頑張れ。
これはふれあい館で売っていたご当地ビタミンドリンク、トモビタンVドリンクだ。こんなのもある。