こんにちは、ARuFaです。

 

 

突然ですが質問です。皆さんには幼少期に憧れていた職業はありましたか？

 

僕はというと、じつは一時期「魔法少女になりたい」と思っていた頃がありました。

 

 

 

可愛い服に身を包み、魔法を駆使して平和を守る魔法少女。

 

ちょうど僕が小学生の頃に「おジャ魔女どれみ」が放送されており、それに触発されて魔法少女に憧れを抱いていた時期があったのです。

 

とはいえ、魔法少女になれるのは『選ばれし少女』だけ。あれから時が経ち、少女から最も遠い「成人男性」になった僕は今、魔法少女の夢を諦めて会社員として働いています。

 

 

 

しかし、僕は魔法少女の全てを諦めた訳ではありません。

 

そう……魔法少女になれないのなら……ならばせめて……

 

 

 

”使い魔”ぐらいは欲しい！

 

ご存知でしょうか。魔法少女のかたわらには、かなりの確率で「使い魔」と呼ばれる小動物が浮遊しているのです。

 

むしろ、使い魔の存在こそが、魔法少女を魔法少女たりうるものにしていると言っても過言ではないでしょう。

 

……ならば、もしかしたら僕も使い魔をかたわらに浮遊させていれば、魔法少女っぽく見えるかもしれませんよね。

 

 

というわけで今回は、魔法少女の相棒である使い魔を作り、魔法少女に近付いてみたいと思います。

 

 

使い魔を作ってみる

 

早速、使い魔を作る上で欠かせない要素を、僕がこれまで見てきた「使い魔あるある」からいくつか選出してみました。

 

今回は、この4つの条件を満たすような使い魔を作ってみる所存です。

 

 

 

まず買ってきたのは、使い魔の『素体』となるぬいぐるみ。

 

トイザらスに行き、最も使い魔っぽいぬいぐるみを探した結果、この毒状態みたいなタヌキに行きつきました。

 

目がデカくて体の色がビビットなのは良いですが、まだまだタヌキっぽさが強いので、今回は『何の動物かは不明』という条件を満たすために、

 

 

 

こちらの小型犬用の首輪をちょっとイジって、

 

 

 

ネズミっぽい耳にしてみました。耳が変わるだけで、だいぶ何の動物かがボヤけて良い感じですね。

 

この時点で十分くぅんわぃ～（かわいい）のですが、今回はさらにキャラを濃くするために……

 

 

 

王冠を乗せてみました。

 

使い魔あるあるとして、「人間界のアイテム付けがち」というものもあるので、これでキャラにグッとアクセントが出たかと思います。

 

 

 

そしてさらに、横浜中華街で買った「諸葛孔明のうちわ」を流用して羽を作り……

 

 

 

最後に、こまごまとした小物を付けて全体を装飾すれば………

 

 

 

自分だけの「使い魔」の完成です！

 

いかがでしょう。「使い魔あるある」をこれでもかと詰め込んだ、僕の使い魔が誕生しました。

 

 

 

若干羽がエグいですが、それも可愛い見た目とのギャップで、キャラの個性として昇華できている気もします。

 

ちなみに名前は「タムタム」だよ！ 仲良くしてね！

 

 

 

後ろはこんな感じ。しっぽの先もフワフワです。そして後ろから見るとより羽がエグい。

 

 

 

あとはこれを釣竿とテグスで釣れば、使い魔っぽく空中で浮遊させることができます。

 

 

……さあ、それでは無事に使い魔も完成したところで、ここから先は「自分がもし魔法少女になれていたら」というもしもの世界を覗いてみたいと思います。

 

よぉ～し！ 憧れの魔法少女になっちゃうゾ！！

 

 

 

マジかる☆ポプリンの日常

 

こんにちは！ ボクはARuFa。26歳のフツーの会社員。

 

何にも取り柄が無いボクだけど、実は……誰にも言えない”秘密”がボクにはあるのです―――

 

 

ふう、なんとか会議の資料が間に合ったぞ…………ん？

 

 

大変タム～～！！ 大変タムよ～～～！！

げっ！ タムタム！！

 

 

おい、会社には来ないって約束だろ！ ボクの秘密がバレちゃうじゃないか！

緊急だから仕方ないタム！ 近所の公園で、悪者が出現したタムよ！！

えぇ～、これから会議があるんだけど……

いいから早く『変身』するタム！！

ダメだよ、会社で変身なんてしたら僕の秘密がバレちゃうじゃないか！

 

 

早く～～変身するタ～ム～～～！！！！！

 

 

おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい！！！！！！！！！！

あーわかったわかった！！ もう……仕方ないなぁ………

 

 

 

 

きらめきドレスアップ！

 

 

 

マジかる☆ポプリン！

 

誰にも言えない”秘密”……それは、世間で大人気の魔法少女、「マジかるポプリン」の正体が、ボクだってコトなんです！

 

やったぁ！ さっそく公園にいる悪者を退治にしに行くタム！

いや、さっきも行ったけど会議があるから、先にそっちに出るわ

 

 

 

 

 

 

……まだタム？

 

 

あ、この資料、社外秘なんで

ごめんタム

 

 

 

～1時間後～

 

 

ふ～、会議の議事録を書いて……よし、これで出発できるよ！ タムタム！

やったぁ！ さっそく出発タム～～！！

魔法少女、マジかる☆ポプリン出発～～～！！

 

 

 

 

カチ

 

 

いっけ～～～～～～～！！！！

社会人は大変タム

 

 

 

～5分後～

 

 

ここタム！ アイツが悪者タムよ！！

……あ！ アナタは！！

 

 

 

ははは、やっと来たかね。この公園は既に私が占拠した！

またアナタなのね！

アイツは大学で自分と同じオタクの友達を見つけるために、教室の黒板に萌え絵を描いてイジられ待ちをするも、誰からも相手にされなかったことが原因で大学を中退した凶悪人物タム～！

 

 

公園はみんなの遊び場よ！ アナタみたいな変質者がいたらみんな怖がるじゃない！

ふん……どうやら話し合いじゃ解決できないみたいだな！

 

 

ん？ あの杖、なんか様子がおかしいタム！

 

 

ははは！ 仕込み杖だよキミ！

ひぇ～、いかにもオタクっぽい武器タム！

……こうなったらアレを出すしかないわね！

 

 

ポプリン☆スティック！！

 

 

 

【ポプリン☆スティック】

魔法少女マジかるポプリンの武器。先端に魔法のパワーが込められた布きれがついており、それで相手を殴って攻撃する。

 

いくわよタムタム！

よしきたタム！！

 

 

 

みんな……私に力を貸して……

 

 

 

 

聖なる魔法よ……森羅万象の悲しみをマナに変え、我が身に宿りたまえ！！

 

ハァァァァァァァ～～～～～～！！！

 

 

 

 

ポプリン☆スマッシュ！！

 

 

ぐわあああああああああああああ！！！！

 

 

思いのほか威力が強い～～～～～～～～！！！！

 

 

それゆえツラい～～～～～～！！！！

今だ！ とどめを刺すタム！！

わかったわ！

 

 

これで……

 

 

とどめよ～～～～～～！！

ぐわぁぁぁぁぁぁああああ！！！

 

 

なんか黒くてフワフワしたものが見える～～～！！

 

 

それゆえ戦意喪失した～～～～！！！

 

 

なので帰りま～～～す

やったぁ！！ 悪を倒したタム～～！

よ～し！ じゃあいつものアレいっちゃいましょう！！

 

 

 

ポプリン☆ヴィクトリー！！

 

 

…いや～、今日も街の平和を守れて良かったねっ！

僕のアドバイスのおかげタム！ もっと僕を褒めてほしいタムね！

もぉ～！ お調子者なんだから！ ………あっ

……ポプリン？ どうしたタム？

 

 

 

 

 

 

 

このあと、ポプリンの姿を見た者は誰一人としていなかった。

 

でも、きっとどこかで街の平和を守っているんだよね？

 

そうだよね、ポプリン……

 

 

 

（おわり）