こんにちは、オモコロ編集部です。

誰にだってゲームやアニメで“好きなヒロイン”いますよね。

 

あのゲームならこのキャラが好き、あのアニメならこのキャラが好き……そして、好きになってしまうキャラには何かしらの共通点があるはずです。例えば「ツンデレお嬢様」や「メガネっ娘」など、それが――

 

今回は、ゲームやアニメが大好きなオモコロライター5人に集まってもらい、それぞれ自分が好きなキャラ属性と、その魅力を存分に語ってもらいました!

 

46歳だけどゲームとアニメのキャラが大好き

新婚だけどゲームとアニメのキャラが大好き

2児のパパだけどゲームとアニメのキャラが大好き

新入社員だけどゲームとアニメのキャラが大好き

ゲームとアニメのキャラ以外に大好きなものが無い

参加メンバーはこちらの5人。ではさっそく語り合ってもらいましょう!

 

この記事はアーバンポップ魔法少女RPGマジカミ【MAGICAMI】の提供でお送りします

 

 

一人目:ギャラクシーの場合

「じゃあトップバッターは僕から! 僕はセクシーキャラが好きなんです。ギャルゲでもアニメでも大体セクシーな人を好きになってしまう」

「セクシーなキャラ、僕なんかとは釣り合わない気がして躊躇しちゃうかもしれません」

「僕も苦手だな〜」

「たぶんその“苦手”という気持ち、僕と一緒だと思うのでまずは聞いてください。僕は男子校出身なので、あまり女性と話す機会がなかったんですよ。経験値の低い自分からすると、もっとも太刀打ちできないタイプがセクシーなお姉さんキャラで」

「苦手なのに好きなんですか?」

ゲームの中くらい、現実では手が出せないタイプと恋愛してみたいんです。僕はそうやって、『大人の女性ってこんな感じなんだ~』って学んできました」

「ギャルゲで学ぼうとするのは絶対間違ってる」

「あと他のキャラだとこっちがリードしなきゃっていうプレッシャーがあるんですけど、セクシーキャラなら身を委ねればいいっていう安心感がある」

 

「ギャラクシーさんって40代ですけど、まだ身を委ねたいんですか?」

「歳をとるほど現実では甘える機会がなくなっていくから、ゲームではどんどん甘えたくなる。ARuFaくんって“おねショタ”が好きって聞いた記憶があるから、仲間だと思ってたんだけど」

※おねショタ=「お姉さんとショタ(少年)」というカップリングの略

「うーん、あくまでアクセント的に好き……という感じですね。大好きなジャンルを”サンマ”だとすると、すだちが”おねショタ”かもしれません」

「他に『セクシーキャラ』で好きなポイントはありますか?」

「セクシーなキャラに声を当てる声優さんって、早見沙織さん的なやさしい系か、沢城みゆきさん的な色っぽい系に分かれててどっちも最高なんですが……甘えさせてくれそう度と、裏の顔すごそう度が高い『やさしい系』が、より好きです」

「いや、声優さんの話じゃなくてキャラクターの好きなポイントをお願いします」

落差ですかね。キャラクターを好きになる時って、自分にだけ弱みを見せてくれるといった“意外な一面”を知った瞬間が多いと思う。セクシーキャラはもっともオトナで隙がないキャラなので、落差がすごい!」

ギャップを好きになるというのは確かによくある」

「主人公を坊や扱いしてくるようなオトナっぽいキャラだったはずなのに、たまに恥じらいとか乙女な部分がチラ見えしたり……」

「いつもは向こうから『うふふ、照れちゃってかわいい~』っていう態度なのに、いざ『俺……○○さんのことマジで好きです』って言ったら『なっ、なに本気になってるの、急に……///』みたいなことですか?」

「それそれ~!! アニメ『ダンまち』のフレイヤみたいな、もう痴女と言ってもいいようなキャラが一瞬の恥じらいを見せてくれたら、落差最高でしょ!?? 作中にそんなシーンはまだないけど、そんな妄想をするとニヤァァ~~ってなってしまう」

※『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』フレイヤ=美の女神であり、その色香であらゆる男を虜にする

「ギャップが大事というのは共感できるけど、同時にキモいという思いも隠せない」

 

「キャラとギャップってバランスが大事ですよね。僕は鮭ハラスが好きですが、毎日それだと胸焼けするのでたまにシシャモも食べています」

「なんでさっきから焼くとおいしい魚で例えようとするんだ」

「僕は女性に甘えたいタイプなんで、お姉さんキャラ自体は好きです。『アイシールド21』の姉崎まもりとか。でもそこにセクシー要素が絡むと途端に『自分なんかが付け入る隙ないな…』って思っちゃう。全ての男子に分け隔てなくセクシーを振りまいてるから『俺なんかどーせ…』ってなりません?」

「逆に言うとイケメンだろうとキモオタだろうと別け隔てなく接してくれるってことでは? 僕なんかにも話しかけてくれるわけだから、女神と言っていい。しかもセクシーキャラは基本的に巨乳

「ただの理論武装したスケベじゃねえか」

「立ち絵はだいたい、腕を組んで胸を“たゆん”って支えてるポーズですよ。他に少々マイナスがあっても、まあ、よくないですか?」

「巨乳が好きなだけでしょ」

「決して『それ』だけではないんですが、セクシー系のキャラってデザイン的に巨乳であることが多いので……セクシーだから好きなのか巨乳だから好きなのか、今やスタート地点を思い出せない」

「今更なんですけどこの座談会、キモいですね」

 

ちなみにギャラクシー(46歳)がセクシーお姉さんキャラに言ってほしいセリフは? と聞いたところ―

 

 

だそうです。いつまでも元気で生きていただきたいですね。

 

 

二人目:かまどの場合

「ゲームキャラの好みはここ20年くらい揺らいでいません。明確にボーイッシュな女の子が好きです。これ一択」

「よりジャンルを厳密にいうと『女の子からバレンタインチョコをもらう系女子』ですかね」

そんなジャンルはない

「フィクションの世界だと、そういうキャラは運動部が多いですよね。スポーティな女子が好きってことですか?」

「スポーツじゃなくてもいいんですけど、何かに打ち込んでるまっすぐな姿が好きなんです。ゲームやっててボーイッシュなキャラを見つけたら、真っ先に話を聞きに行きます

「なんか事情聴取みたいに言いますね」

精神的に自立している人が好きなんです。他キャラとの恋愛シーンだと、その子を支えてあげるとか心の傷を癒やすとか恋の駆け引きとか、そういう展開が始まりがちでですけど、それはもう『俺には背負えね〜〜〜!』ってなっちゃうんです」

「恋愛ゲームの醍醐味を真っ向から否定してる」

「キャラクターを攻略するのが嫌いってわけじゃないんです。でもほら、ボーイッシュって『数学』じゃないですか

「は?」

「違うけど?」

 

「他キャラは、気持ちを素直に伝えてくれなかったり、簡単に悩みを打ち明けてくれなかったりしませんか? こちらが『好きだ』と伝えても、そのときのムードとか曖昧な採点基準のせいでうまくいかなかったりしません?」

「それが人間なんじゃないの?」

「その点、ボーイッシュキャラにはフェアで明快な答えがあります。彼女たちとは真正面からストレートにぶつかればいい。スポーツマンシップとか武道の精神に象徴されるような清く正しい選択をすればいいんです」

「ちょっと分かるかも。竹を割ったような性格のキャラは付き合い方が分かりやすいもんね」

「そう。ボーイッシュは数学なんです

 

「どちらかというと化学じゃない?」

「違うけど?」

「あ~……なんとなくかまどさんの好みがわかってきたかもしれません。ボーイッシュなキャラって色々なパターンがあると思うんですけど、例えばそのキャラから手紙をもらうとき──

 

A: 意外と可愛い便せんを使っている。そのギャップにキュンとしちゃう

B: 何も気にせずノートの切れ端とかを使っている。あくまで無骨なキャラを保っている

 

「この2択なら、かまどさんはBの方が好きだと思う」

 

……正解!!

「アザース」

「性癖クイズすんな」

「とにかく”かわいい姿”より”カッコいい姿”の方にキュンとしちゃうんですよね」

「そのボーイッシュな子は、学校のカバンに可愛いキーホルダーとかつけないタイプ?」

「もちろんそうです」

「でも、初デートの時にプレゼントしたら、その後は律儀にカバンにつけてくれる?」

「そうですね。人からもらったものは大事にする子なんです」

「この性癖アキネイター、精度がすごいな」

「そのキーホルダーをつけたまま登校したら、その子のファンである後輩女子に囲まれてしまい、『何これ、かわいい〜! 先輩こういうの好きなんですか?』って聞かれ、『こ、これは……』って口ごもりながら周囲に気付かれないようにチラッと主人公のほうを見る?」

「違います」

「そんで違うんかい」

「正解は『ああ、これか? かまどにもらったんだよ』と即答するです。その後、周りの女子が『そ…それってどういうことですか!?』と詰め寄る中、『私はかまどと交際しているんだ』とこともなげに答えて、嫉妬した後輩女子たちに僕がボコられる……というのが最適解です」

「アザーッッッッッス」

「大丈夫ですか? さっきからずっと気持ち悪いんですけど」

「普段ならその子が絶対着ないようなフリルのついた可愛い服を試着したとき、その子は顔を真っ赤にして『こんなヒラヒラした服……男というのはこういうのが好きなのか?』って言う?」

「違います。そこはヒラヒラした部分を破り捨てて『うむ。動きやすくていい服だな』って言ってほしい」

「女悟空が好きなの?」

「ゲームでいうと、『パワプロクンポケット5(パワポケ5)』に出てくる埼川珠子がたまらなく好きです」

 

「パワポケってみんな靴下みたいな輪郭だから違いがまったくわからない」

「僕はボーイッシュキャラの中でも『戦う女性』が大好きです。埼川珠子は忍者なんですけど、自分を始末しようとする里の忍者と人知れず戦っていて──」

「ごめん。パワポケやったことないから分かんないな」

「別のキャラクターでいうと誰なんですか?」

「そうね〜。わかりやすく言うと『パワポケ6』の女軍人ヘルガとか、『パワポケ10』で生徒会長だった神条紫杏とか、『パワポケ13』剣道部の二階堂真琴とか」

「パワポケのキャラで例えるのやめてくれない?」

「自分の世界がハッキリしてる人が好きなんです。その人の強さにも憧れるし、自分にないカッコよさとか爽やかさに惹かれるんだと思います」

「キャラクターに向ける感情にしてはデカすぎる気がしますね」

「かまどくんって精神的には、ボーイッシュなキャラにチョコレートをあげたい後輩女子なんじゃないの?」

「なんとなく納得できる」

 

▼かまどがボーイッシュキャラに言ってほしいセリフ

 

 

 

三人目:山口の場合

「ゲームやアニメにおける好きな属性……続いては僕に語らせてください。僕は“地味っ子”が好きなんです。地味な子をめちゃめちゃチヤホヤしたい欲求がある」

「地味っ子かぁ…。恋愛ゲームで攻略するとしたら一番最後かも」

「僕もどっちかっていうと最後に回しちゃう。ゲームだと派手そうなストーリーが期待できるキャラを最初にやっちゃうなぁ」

「他にもキャラクター性がはっきりした登場人物がいると思うんですが、それよりも地味な子が好きな理由ってあるんですか?

その子をチート状態にしたいからです」

「???」

地味な子っていうのは人気者の影に隠れて、あまりチヤホヤされてこなかったはずなんです。そこにいきなりチート級の愛情を注ぎまくって、チヤホヤしまくりたい。それって異世界転生でいうところの『神のポジション』ですからね

 

「わっかんね〜〜〜〜」

「不遇なキャラを“助けたい”って感覚なのかな。ルックス的にはどういうデザインが好きなんですか?」

「一番好きなキャラは『ペルソナ3』の伏見千尋です。彼女の立ち姿がとてもよくてですね……」

 

「こう」

 

「猫背えっぐ」

「地味な子が好きってことは、メカクレ(前髪などで目が隠れているキャラ)はどうですか? アニメでは極度の人見知りキャラはメカクレが多いですよね」

「現実で前髪で目が隠れてる人、逆に目立つからなー」

「幸を与えてあげたいっていう欲求はすごくわかる。でも、長く与え続けるのは疲れそう」

「なんなら僕と結ばれなくても構わない。僕が愛を与えたあとに旅立って、どこかの知らない街で知らない男と幸せになってくれてもいい

「どういう目線でゲームしてんの??」

 

「とはいえギャルゲだと選択肢は限られるじゃないですか。いくら愛情を与えようとしても、それだと『好感度のより高くなる選択肢を選んでる』だけに過ぎないのでは?」

「たしかに……制作側が用意している選択肢の中だと、この子の想定の範囲内かもな……」

「なんの話してるんですか?」

「もうこれはROMをいじるしかないな

「ROMって言うな」

 

 

「ふつう、こういう選択肢のところを……」

 

 

「ROMをいじって、こう」

「すごい選択肢出ちゃった」

「ROMって言うなって」

 

 

「所持金のパラメータもいじっとかないとね」

「表示バグじゃん」

「地味キャラ攻略、大変すぎない?」

 

 

「あーあ、与えすぎて崩壊(こわれ)ちゃった」

「シ・ア・ワ・セ……」

「アンタちょっとおかしいよ」

 

 

▼山口が地味キャラに言ってほしいセリフ

 

 

 

四人目:ヤスミノの場合

「続いては僕が好きな属性を……言いたいんですが、自分の中でまだハッキリ決まってなくて」

「好きなキャラ属性『強気なメガネキャラ』のうしろに『?』ってついてるけど」

「まずは話を聞いてもらっていいでしょうか? 高校の頃、部活も入ってなかったんで夏休みに『To Heart』を延々やってたんですね。特に好きだったのが保科智子っていうキャラクターで。四畳半の部屋で一日中プレイして、エアコンが効いてて、遠くに蝉の声が聞こえて……」

「今、僕らは何の話を聞かされてるの?」

「そういう記憶があって思い出深いキャラ、保科智子のことを話したいんです。このキャラは委員長でメガネでおさげ……いわゆる委員長キャラなんですが、ちょっと逸脱してるというか。まず関西弁なんですよ」

 

「あ、それは確かに珍しい」

ステレオタイプなキャラ造形だと『関西弁=元気でハツラツ』であることが多いんですけど、保科智子は真面目で成績優秀。かといってそれだけじゃなくて、かなり言葉にトゲがあったり、他人を拒絶してたり、でも精神的には弱い部分もあったり

「こういうとアレですが、キャラクターとしてのブレすら感じますね

ガワはメガネ委員長だけど、ソフトウェアとしてはぜんぜん違うものが搭載されている、というのが良いんですよ。現実世界ではそんなにハッキリしたキャラクター性の人っていないじゃないですか。だから紋切型のキャラでなく、生身の人間だな~って感じるんです

 

「いや生身じゃないよ? ゲームの中にしか存在してないからね? 四畳半にこもりすぎておかしくなっちゃったんだよ」

「ひとことで言うとどういう属性が好きなの?」

複雑な要素を内包しているキャラというか…。メガネ・おさげ・委員長など真面目キャラの記号も好きなんですが、その枠に収まらないのが好きっていうか……これは難問だな……

「見た目とのギャップがあればいいってことかな…。じゃあ性格面の好みは?」

「少し大人ぶっていて、強気な性格が好きです。といっても、性格に関してはそこまでこだわりはありません。なぜなら人の性格に口をだすのは傲慢だから

 

「何もかもメンドクセ~。もう、他に好きなキャラを挙げてくれたら、我々で傾向を推理します」

「他には、『それでも町は廻っている』というマンガの辰野俊子が好きです。優等生のメガネだけど、友達の前だと自意識過剰で毒舌、オタク趣味があるという一面もあって」

※辰野俊子=『それでも町は廻っている』の登場人物で、主人公の友人。真面目な常識人だが少々気が短いツッコミ役

「タッツンね。ということは優等生だけど毒舌っていう、裏表があるキャラが好きなのかな。メガネも共通してますね」

「う~~~ん、どうなんでしょう。あとはお嬢さまキャラがちょっと好きです。お嬢さまといっても、おしとやかな方向ではなく、高飛車で世間知らずなキャラ」

「じゃあ『ケロロ軍曹』の西澤桃華さんは? お嬢様かつ二重人格キャラだよ」

「完全に二重人格みたいな感じじゃないほうが好きですね。わかりにくいですか?」

「こういうのはどう? 普段は優等生だけど実はBL趣味があって、本人はそれを隠せてると思ってる。でも主人公だけは偶然にも本当の姿を知ってて、ある日それを指摘すると『なっ、なんで知ってるのよ!? 責任とって今度のコミケに一緒に……』」

「本人が隠したいことはそのままにしたほうがいいと思います」

「ダル~~……」

「なんかこう、もっと生っぽい感じだと嬉しい…。『コンビニで五平餅が売っててちょっとテンションがあがっちゃう』みたいな…」

「地味すぎる。そんなのフィクションで絶対描写しないだろ」

「ひとことで言うと強気なメガネキャラが好きってことよね? 『To Heart』の保科智子の関西弁も、強気だから好きなのかも」

「ひとことでは言えないんですよね~」

「言えよ」

「もうめんどくさいので、ヤスミノくんは『フランスパン』が好き、ということでいいですか? フランスパンを嫌いな人はいないから」

「了解!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「すいません、強気なメガネキャラが好きってことでいいです」

 

▼ヤスミノが強気メガネキャラに言ってほしいセリフ

 

 

 

五人目:ARuFaの場合

「こんにちは。僕が好きなキャラ属性は、何を考えているかわからない女の子です。その上テンションの低いダウナー系だとなお好きになります」

「『何を考えてるかわからない』?『ダウナー』……?」

「好きなキャラに挙げてる『のんのんびより』の宮内れんげってまともなことを話してる記憶があんまりない。挨拶は『にゃんぱすー』だし、語尾は『~~のん』だし……会話が成立するのかな」

「簡単に言うと不思議キャラが好きなんです。ダウナー系っていうのは、落ち着いてるとかそういう意味ですね。同じ不思議キャラでも、『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒはアッパー系で、長門はダウナー系です」

 

「不思議キャラってゲームの選択肢も一番正解を当てにくくて厄介」

「僕はそれが好きなんですよね。他のキャラ属性の子って、キャラを遵守するために会話にレールがある気がして、次に何を言うのか大体予想がつくじゃないですか」

「確かにどうしてもそうなっちゃいますね」

「でも不思議系は予想がつかないんですよ。僕はレールのないジェットコースターに乗りたいんです!」

 

「レールのないジェットコースターは、恋愛としてどこが楽しいの?」

「純粋にずっと会話をしていて飽きないというか、楽しい気がしませんか!?」

「だったらダウナーなタイプより、明るくて活発なキャラの方がいいのでは?」

「でも同じ冗談でも、活発な人にニヤニヤしながら言われるより、大人しい人から真面目に言われるほうが面白くないですか?」

「……それ、恋愛の楽しさじゃなくて“おもしろいかどうか”の話じゃない?」

おもしろさ基準で女子を好きになるってことなの!?」

 

「全然違います。答えを急ぐあまり極論に手を出す哀れなカスのジジイ共よ……」

「キレすぎ」

「不思議キャラの魅力はそれだけじゃないんです。不思議キャラって誰にもハマらない(誰とも通じ合えない)子が多いじゃないですか」

「確かにね」

「……でも僕には、そんな女の子に自分がハマってみたいという気持ちがあるんです」

 

「困難なことを成し遂げて評価されたい、みたいなこと……?」

「ちょっと違いますかね。例えば『のんのんびより』の宮内れんげにハマれる奴がいたらすごくないですか? 自分の考えた新しい言葉を次の日から宮内れんげが口癖みたいに使ってくれてたら、めっちゃ嬉しくないですか?」

※宮内れんげ=『のんのんびより』の登場人物で自分で考えた挨拶をするなど、変わった行動の多い不思議キャラ

「確かに、『あのれんげに、ハマった!』ってなりますね」

「かつて誰も踏み込めなかったその子の『世界』を頑張って理解して、仲良くなる……素敵ですよね。そしてその後に僕はこう言うのです……」

 

『まったく…相も変わらずワケのわからんやつ(苦笑)』

「キモすぎて最高」

「というか、ワケがわからないのに恋愛とかどうやってするの……」

「恐らく、付き合ってるうちに『ワケわからん奴』が『ワケのわかる奴』になる瞬間があるんです。自分だけにワケがわかる瞬間が!」

「……ARuFaくんの話を効いてると、軸が自分にありすぎじゃない? その子を攻略することよって“自分が”どう楽しめるかということしか見えてこない」

「ゲームキャラを自分のユーモア判定器として見ている…?」

「おやおや、極論に手を出す哀れな下痢猿の群れが騒ぎ出したぞ」

「……というかまず、自分というキャラクターがそのゲーム(アニメ)内に存在してるって思えるのがすごい」

「えっ!? どゆこと!?」

「普通は“主人公キャラを操作する”って感覚だけど、ARuFaさんは“自分がそのゲームの中にいる”って感覚なんですね」

「あっ! たしかに! どのアニメを見てる時も、好きになった子がいる世界には、必ず僕がいた!

 

「ロマン派アニオタのセリフだな」

「……じゃあ『グラップラー刃牙』を読んでる時も、あの世界の中にARuFaくんは居るの?」

「刃牙でいうと、指がめちゃめちゃに折れるシーンとかで、観客としてゲボ吐くやつ。あれが僕ですかね。てか、どの世界にも自分がいるって当たり前だと思ってたんですけど、一般的には自分は居ないんですか?」

「僕は切り離して考えたいですね」

「主人公になりきるとか感情移入するとかはあるけど…。でも基本は切り分けてますよね」

「自分がその世界に居る場合、46歳の僕が学園モノで恋愛してるって、やばくない?」

「逆に言うと46歳でも学園生活を楽しめるって、ゲームとかアニメはすごいですね」

「そういう時は過去の自分として見てます。指摘されるまで気づかなかった……。好きな子がいる世界に必ず自分が存在してると思っていた」

 

▼ARuFaが不思議キャラに言ってほしいセリフ

 

 

 

まとめ

というわけで今回は、オモコロライター5人にそれぞれ好きな属性について語り合ってもらいました。↑キモオタたちのこの笑顔を見てください。愛するキャラを語るって最っ高に楽しいですよね!

みなさんが好きな属性も、ハッシュタグ「#好きなキャラ属性」で教えて頂ければ幸いです。

 

イラスト:ちのくわ

 

 

PCゲームで人気だった“新世代型アーバンポップ魔法少女RPG”マジカミ【MAGICAMI】、このたびスマホでも遊べるようになりました。制作陣がこだわりすぎて作ったため、制作費が当初予定の6倍にあたる12億円になってしまったといういわくつきのゲームです。

 

ざっくり言うと「女の子たちと絆を築きながら、悪魔たちを魔法少女がぶっ飛ばす」という今作。RPGだけでなくギャルゲ要素も満載で、さまざまな属性を持ったキャラクターが登場します。

ちなみに……

セクシー系が好きなギャラクシーには、スタイル抜群の大鳥 丹

 

ボーイッシュ系が好きなかまどには、元剣道部でスポーツ万能な生徒会長、大鳥 蒼

 

地味キャラが好きな山口には、平凡と常識を重んじ、流されやすい性格の朝永 香織

 

強気なメガネキャラが好きなヤスミノには、フランス人とのハーフでガチオタの丘田 マリアンヌ

 

ジト目の不思議キャラが好きなARuFaには、天才的な知能を持つ東山 陽彩

 

……がおすすめキャラとなっています。参考にしてください。
ゲーム内にはバラエティに富んだ属性の12人がいるので、誰かはあなたの琴線に引っかかるのではないでしょうか。

それでは!

 

 

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