omomail_title_nagata

 

 

 

お悩み

 

僕は現在大学二年生です。

 

今年の一月に、かねてから好きだった同じ大学の女性に告白して、OKをもらい付き合うことになりました。

 

 

しかし最近、彼女は僕のことが好きではないんじゃないかと不安になってきました。

 

何回かデートにも誘い、毎回快く応じてくれるのですが、彼女から誘ってくれたことは一度もありません。

 

 

僕が一人暮らしをしているので、部屋に遊びには来てくれるのですが、どうにもエロい雰囲気になりません。

 

実家暮らしの彼女は「親が厳しいから」と泊まっていくことは一度もなく、本番どころかAより先に進むこともありません。

 

 

僕自身あまりモテるほうではなく、彼女以前には二人としか付き合ったことがない上、生粋の童貞でもあるのであまり自信が持てません。

 

彼女は僕のことがあまり好きではないのでしょうか? 僕は彼女のそういった態度をどういう風に受け止めればよいのでしょう。

 

 

もし、状況を打開できるようなアドバイスなどがあればお教えください。お願いします。うまくいかなくなってしまう気がします。

 

いっそヒモになったほうが気が楽なのではないか、と思うこのごろです。

 

 

(しまんちゅ/19歳男性)

 

 

 

回答

 

 

この玉なしヘナチン野郎がッ!! ゲボパトロールの百姓貴族ッ!! 下痢飲み飲みインディアンッ!! バカーーーー!! バーーーカ!!

 

 

何を言ってるんだよ、全く。一番いい時期じゃないですか。何? 自慢? 一番いい時期自慢?

 

カァ~~、ペッ!! 食えたもんじゃねえや!! 中身スッカスカ!! 骨粗しょう症のふ菓子みてえな相談よこしやがって!

 

 

そもそも、「あまりモテるほうではなく」って言っときながら、「二人としか付き合ったことがない」とかぬかしやがる。

 

19歳で彼女3人目なんてモテてるだろうが!!世間一般の尺度では知らないけどさ!俺のものさしで測ったら大モテだわ。

 

 

というか測れないわ。俺のものさしじゃ長さ足りない。継ぎ足し継ぎ足しだわ。人差し指で「ここまで測った」ってやっといてから、そこからもう一度ものさし当てるやつだわ。

 

ちっくしょ~~!!ふざけやがって!!ぶっ殺す!!

 

 

そんな状況、あと一歩押すだけだろ! 黒田くんを見習えよ!

 

あ、黒田くんっていうのは俺が中学生の時、塾で友達だったやつなんだけど。彼のリビドーは凄かったんですよ。俺の中でリビドーに関しての最上級の比喩が黒田くんだから。

 

 

たまーにさ、昔友達だったやつ、今どうなってんのかなー? って妄想したりするじゃないですか。

 

そん時、俺の想像の黒田くんはいつも囚人なんですよね。ハンバーグラーみたいな服着てる。それぐらい強烈なのよ。

 

 

ちょっとマジで怖いからKとします。今から黒田くんのことはKと呼ぶからね! マジ囚人のパターンがあるから。

 

いやね、童貞が女の子の身体に興味を持つって、本来はすごく自然で素晴らしいことじゃないですか。ただ、Kはそのパワーがあまりも強すぎたんですよね。

 

 

中2の時、塾帰りにKから相談されたんです。

 

「あのさ、近所にすごく暗い路地を見つけたんだ。俺、そこでなら女の子襲えると思うんだけど、どうかな?」と。

 

戦慄しました。

 

マジの目してたから。Kはマジの目してた。「手錠を買った」って言ってた。目眩がした。

 

 

僕は法から倫理から色んな観点で「とにかく絶対やめろ」ということを言いまくりました。それで結局、Kは思いとどまってくれたので良かったですけど。

 

まあ、僕のおかげというわけではないですが、もしも「それ、うぃ~ね!!! ジャンジャンやりまっしょい!!!」みたいなこと僕が言ってたら、

 

Kは100%ハンバーグラーになってたはずで、マクドナルド基金を見る度にKのことを思い出すみたいな状況になっていた可能性もあるので、Kのご両親とまだ見ぬ被害者の少女には感謝して欲しいです。

 

 

で、僕はその後、通う塾が変わり、Kとは徐々に疎遠になったのですが、高校生になった時、突然Kから電話があって、

 

「もしもし、ナガちゃん? 今、◯◯っていう出会い系サイトやってるんだけど、これ超いいよ! 一緒にやろうよ!」みたいな誘いを受けました。

 

「ウザい」って思うよりも先に、Kが法を守ってるということにすごく安心して、ちょっと見直した覚えがある。遵法だけで見直せるってすごい人間性だな、今思うと。

 

 

その誘いに「俺はそういうのいいや」と断ったら、「じゃあ蒲田のマンガ喫茶行かない?」って誘われたので、「行かない」って音速で断ったのは、我ながらファインプレーだと思いました。

 

「なんで?」よりも先に、「行かない」って言えた自分の反応速度は褒めてあげたい。でも、そのせいで今だに疑問だけどね。なんで? なんで蒲田のマンガ喫茶に行くの? なんで? なんで1年以上連絡も取ってなかったKと蒲田のマンガ喫茶に行かなきゃいけないの?

 

 

これは、その瞬間のベストが未来のベストではないっていう、いい教訓かもしれない。「人間万事塞翁が蒲田のマンガ喫茶」。

 

いや、それはどうでもよくて。Kの話を故事にするのはどうでもいいんです。

 

 

俺が言いたいのは、しまんちゅさんの状況なんて、Kからしたら絶好球を見逃し続けてるボンクラってことだよ!

 

Kの爪の垢を煎じて飲め!

 

 

いや、もしかしたらバーサクがかかるかもしれないから、やっぱりやめろ! 飲むな! そういう危険なアイテムかもしれない! 危ない!! 飲むな!!!!

 

まあ、結論としては、適当に今の状況を楽しんでればいいんじゃないですか?

 

知らないけどさ。好きにしてくれよ。ふぁ~、眠ぅ~。寝ますわぁ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

※この回答はオモコロメールマガジン2012年8月18日号掲載のものを加筆・修正したものです。

 

 

お待ちしてます