彼女とデートの時に、ご飯代を出すのが本当に嫌です。
友だちに相談しても、器が小さいと言われておしまいです。
男がお金を払うのが当たり前みたいな風潮をどう思いますか?
僕は納得いきません。
(かめきち さん)
僕も、まったくもってその通りだと思います。
なんか、たくさんボーナスが入ったほうとか、その日気分がいいほうとかが奢るべきですよね。
そういうのがない普通の日だったら、割り勘でいい。当たり前でしょ。これが当たり前なんです。
さらに言ってしまうと、デートで飯とか食わなくていいよ、もう。どうせ小粋なカフェやレストランでオシャレ飯食ってるんでしょ?
誤解を恐れずに言っちゃいますけど、オシャレ飯ってマズいじゃないですか。全部。全部マズい。
いや、もちろん食べ物って視覚情報も大事だと思うんですよ。見た目の美味しさは大事だと思うんだけど。
だからこそオシャレ飯って、おいしく見せるよりオシャレに見せることに重きを置いていて、全然美味そうに見えないんですよね。
なんかそういう「目の覚めるような美麗な盛り付け」とかさあ、いや美しいとは思うのよ、別に感情のないロボットではないから。「綺麗だなぁ~」とは思うけど。
それが「美味そう!」には繋がらない。そりゃそうでしょ。未知の盛り付けより既知の盛り付けのほうが味が想像できる分、美味しそうって思うんですよ。
「なんかわかんねえもんと、なんかわかんねえもんのキッシュです」とか言われた瞬間、真っ赤に点滅して爆発したくなる。
柿ピーでいい。そんなん言われるぐらいなら俺、柿ピーでいいわ。オシャレ飯を食いながらコキうんちくを聞くぐらいなら、柿ピー食いながらヤンジャン読む。
なので、かめきちさんの仰ることに全面的に賛成です。
賛成なのですが、「男が奢るべき」風潮に納得いかないなら、何故かめきちさんは彼女に奢るのをやめないんですか。
結局はそこなんですよ。どんな風潮だろうと暗黙だろうと同調圧力があろうと、最終的に「奢る」と判断を下しているのは、かめきちさんなんです。
「器が小さいやつだと思われて、彼女に嫌われるのが怖い」ということでしたら、かめきちさんは文句言えません。
奢ることで、嫌われるリスクを取らない選択を選び続けているんですから。奢り代はかめきちさんの「彼女に嫌われたくない」代です。
多分ですけど、付き合い始めてから彼女に急に奢るようになったわけじゃないと思うんですよ。付き合う前から、気に入られようとして奢ってたんでしょ?
じゃあ、「小粋なレストランで飯を奢って、いい雰囲気になった後でセックス」っていうテンプレートを利用したことになるんです。
「男が奢るべき」風潮に乗っかることで、安全に付き合うことができたわけじゃないですか。無事にセックスができたわけじゃないですか。
恩恵を受けといて、立場が代わったらその風潮を否定して、嫌われるリスクすら取りたくない、なんてそんな理屈は通りません!
かめきちさんの言ってることは、最終的には「なんでタダマンできないの?」っていうお悩みです。
な~んだ、最初からそう言ってよ~!
こないだDMMで「気に入った膣にいきなり中出しOKなリゾート島」ってエロ漫画を買ってさぁ、みたいな話させてよ~!
DMMへのアフィリエイトリンクを自然に貼らせてよ~!
DMMの同人カテゴリは最近「20XX年、少子化対策で日本はどこでも誰でも中出しOK」みたいな設定が主流だよ、とか言わせてよ~!
言わせてよっていうか、勝手に言うけど~! それは俺が勝手に言うけども~!
というわけで、かめきちさんの「なんでタダマンできないの?」というお悩みに対する回答は「DMMでエロ漫画を買え」です。
今週も無事、完全に解決しました。どうもありがとうございました。
※この回答はオモコロメールマガジン2012年12月8日号掲載のものを加筆・修正したものです。