私野台詞(わたしのせりふ)と申します。

老若男女の乙女な皆様、ご機嫌いかがでしょうか?

 

さて、この世には乙女ゲームというものがありますね。

乙女ゲームとは?
→主に女性の主人公と男性のキャラクターとの恋愛要素のあるゲームのこと。

私は先日初めて乙女ゲームに触れ、その人生と気合の詰まりっぷりに大変感銘を受けました(この話は長くなってしまうのでまたの機会に)。

 

ところで、乙女ゲームは「人生をプレイするゲーム」です。
したがって、ゲームを作った人の人生経験が色濃く反映されるでしょう。

ということは…

そこで、こんなことを思いつきました。

 

では、紹介します。

 

私のお父さんです。

 

というわけで、今回の企画はこちら!

 

お父さん監修の乙女ゲームって?

人生経験が豊富であろうお父さんに、乙女ゲームを作ってもらいます。

 

とりあえず、父について軽く紹介しておきましょう。

・私の父

・趣味は映画鑑賞で、特に海外のアクション映画が好き

・私がテレビでアニメを流すので自動的に父も視聴しており、比較的2次元コンテンツに理解がある

・よくおばあさんに間違えられる

・私のことをおケツ丸と呼んでいる(私がケツ丸出しで生まれてきたため)(赤子とはそういうものなのに)

このような特徴を持つお父さんです。イメージしていただけましたでしょうか?

 

そんな父に乙女ゲームの監修をしてもらうのですが、丸投げは可哀そうなので私が協力します。

このように分担し、父が自信が無いと言うイラスト・ゲーム制作等は筆者の私が担当することとなりました。

 

なお、物語の土台が何も無いと難しすぎるだろうと思い、この2点だけは私が指定させていただきました。

これ以外のことに関しては、私が口を出すことはせずにお父さん主導で自由に制作してもらいます

 

そして、そんなゲームが…

もう完成しております!

 

突然ですが、皆様にはこれから3つの選択肢が用意されています。

まるでゲームの様でしょう?

 

①ゲームの制作過程を見る

私の父がキャラやシナリオを考案している様子をお見せします。
シナリオの全てをお見せするわけではありませんが、キャラ設定などのネタバレがあります。

こちらを選ぶ方はこのまま読み進めてください。

 

②記事内ゲーム実況を見る


編集部の方にゲームをプレイしていただいた様子をお見せします。
1人のキャラのシナリオのネタバレがあります。

こちらを選ぶ方は↓のリンクへ(記事の2ページ目に飛びます)。

ゲームの様子を見る!

 

③実際にゲームをプレイする

初見でゲームを楽しみたい方は、先にゲームをプレイしていただくことができます。

こちらを選ぶ方は↓のリンクへ!(ゲームのダウンロードページに飛びます)

https://watashinoserifu.booth.pm/items/7319858

※ゲームは【Windowsのみ】対応です…!

2025/8/30追記:Mac対応版も公開しました!
ダウンロードページの注意書きをよくご覧になった上で
プレイしてください。
Windows版と
同じURLからダウンロード可能です。

 

 

以上の選択肢から、自由に楽しんでいただけますと幸いです。

 

ではここからは、父が乙女ゲームを制作した過程をご覧ください!

 

1.キャラクターを考案する前に…

伝えておいた通り今から乙女ゲームを作っていただきたいんだけど、そもそも乙女ゲームって知ってる?

知らない。乙女が出てくるゲーム…?

逆かな。私たちが乙女なの。

え!?

 

パパが乙女なの…??

そうです。

そもそも、物語主体のゲームってやったことないの?

うん。マリオカートとかしかやったことない。

じゃあ、物語を作ってみたことは?

一回も無いと思う。

なるほど。初めてだらけだね。

このように、乙女ゲームにも物語作りにも詳しくない父の制作をサポートするため、
素人の私なりに頑張ってお助けアイテムを用意しました。

 

お父さんには、この「乙女ゲーム作成シート」を埋めてもらいます!

 

この乙女ゲーム作成シートは、キャラクターの性格や特徴などを記入できるように作ってみました。
ここからは、父がこのシートを埋めていく様子を抜粋してお見せしますね。

 

いきなりお話を考えるのは難しいだろうから、まずはお父さんがカッコいいと思うキャラを思い出してほしいんだけど… 誰かいる?

お父さんはリィが好きやけんね。

ゴリィとは?

父の造語。
殺し屋映画とかスパイ映画とかに出てくるクレバーで屈強な男の総称。なんかなんとなく分かるでしょう。

(今後も父が何度も口にする言葉なのでここで覚えてください)

 

一番好きなゴリィは『ビーキーパー』アダム・クレイかな。一番好きな映画やし。

※『ビーキーパー』→ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。主人公のアダムが悪人をボコボコにしていく話。

 

あとは『ジョン・ウィック』とか。

※『ジョン・ウィック』→キアヌ・リーブス主演。主人公が敵をボコボコにしていく。

見事にゴリィだらけだね。

 

アニメでカッコいいと思うキャラっているの?

アニメの登場人物だと…… うーん……

 

五条先生かなぁ。
※漫画『呪術廻戦』のキャラクター。

真っすぐな感性だ。

 

じゃあ、そのことをシートに書いてちょうだい。

漢字が全然書けない…

電子辞書貸すよ!

 

老眼で見えない…

可哀そうに。


(※このような理由で若干漢字が適当な写真もありますがご了承ください!)

 

2.キャラクター3人を考えよう

いよいよ、実際にキャラクターを考えてもらいます。

3人のキャラを作ってほしいんだけど、まずはこのページでざっくりと設定を練ろう。

設定って例えば?

そうだな… お父さんがかっこいいと思う肩書きとか性格とか?

 

攻略対象たちの一番の特徴から考えるとか…

攻略”…?

あぁ、キャラと親密になっていくことを「攻略する」って言うの。

 

親密になることを“攻略”って言うと!?

そ、そんなに驚く??

人と付き合うまでの過程をそんな厳つい言い方で呼ぶの変やない?

そう言われると確かに…

考えたこともない視点でこちらも驚きました。
ゲーム全般で使われる用語ですが、恋愛ゲームだと随分肉食系なワードチョイスかもしれない。

 

とりあえず書いてみようかな。まず…

トリプル・ゴリィで行こう。

トリプル・ゴリィ…?

3人の屈強な男を生み出すことをこのように言い表すそうです(父は造語が好きです)。

じゃあ全員ムキムキなキャラなのは決定だね。他はどうする?

そうやね…

 

カッコいいと思う職業を当てはめたよ。

いいね!学校のクラスメイトとかは一人もいないんだ?

高校生見てカッコいいとはあまり思わんからなぁ。

父から見れば、高校生はただただ「子どものキャラクターだ」という感覚みたいです。

 

3人の職業が決まったところで、ここで一旦キャラクターの名前を考えることに。

名前を考えるって難しい。

ダジャレで決めてもいいんじゃない?職業に因んだ名前とか。

なるほど。じゃあ…

 


どういうダジャレか分かりますか?

これで行こう。

用務員さん外国人だったの?

というわけで、上尾部次田ボルトの3人をどうぞよろしくお願いします。

 

3.キャラクターの詳細を考えよう

次はこのページ!上尾の詳しい設定を考えよう。

ほうほう。

 

悩んだら相談して!

いや大丈夫。大体思いついてるから。

淀みないね。どれどれ……

 

“元殺し屋”

 

そうだったの!?!!?!?

うん。

 

学園物乙女ゲーの世界観アメリカのアクション映画の世界観が乱入し始めました。

 

お父さんは元諜報員とか元スパイとか元殺し屋とかが好きなんよ。

まさか上尾にそんな過去があったなんて…

乙女ゲームで殺し屋って珍しいと?

いや、腐るほどあると思う。

 

ただ、こういう学園物の乙女ゲーで「実は元殺し屋でした」は珍しいかも。

まぁいっか。独自性があるってことやもんね。

その通り!

 

もし特徴を考えるのに行き詰まったら、このキャラ属性一覧表を参考にしてね。

こちらは、父へのお助けアイテムその2。
編集部の方に雑多に挙げていただいたキャラの属性を列挙しています。

 

分からない用語があったら解説するよ!

“ヤンデレ”って何?

 

なんかぁ… こっちのこと好きすぎてヤバい人っていうかぁ…

親にヤンデレの説明ってしんどい…

ツンデレとかドジっ子はギリギリ親に説明しても平気だけど、なんかヤンデレはしんどくないですか?

あの… 相手を好きすぎるあまり、監禁とかしちゃったりする人のことかな…

犯罪者やん。

殺し屋も犯罪者でしょお!?

 

次は部次田の設定を考えようかな。

 


自ら話しかける事はないが
声をかけられればきちんと受け答えする

無口なんだけど返事はする感じがいい。

常識の範疇の無口だ。

ある程度は会話したいけん。

 

育てている野菜はこんなところかな。

そんなところまで決めるのね。

 

上尾元殺し屋だったけど、他のキャラは一般人なんだね。

 

ううん。全員殺し屋。

全員殺し屋!?!?

衝撃の事実が発覚しました。

 

大丈夫!?全員全く同じストーリーになっちゃわない!?

それもそうだね…

あぁいや、別にやめてほしいわけじゃ…

 

いや、様々なタイプの元殺し屋にする。

元殺し屋の引き出しが多い。

 

ボルトも元殺し屋なのは一緒で… あとは…


同じ本をいつまでも読んでいる

同じ本を繰り返し読み返しているってこと?

そう。

 

なんかそういうキャラ好きなんよ…

ン分かるゥゥ~~~~… ていうか分かってんじゃん!

洋画のアクション映画好きであるはずの父が日本のオタクの大好物要素も拾えている現象、なんだか不思議ですね。

 

そんなこんなでキャラクターの主な設定が固まったため、この日の作業は終了です。

次回までに、今回決めてくれたデザインを反映したキャラのイラストを描いてくるね。

ムキムキで頼んだよ。

ムキムキかぁ… 描いたことないなぁ…

 

4.シナリオの流れを考えよう

数週間後…

キャラクターを描いてきたよ。かなり乙女ゲーっぽい立ち絵になった気がする。

 

<上尾(牧師)>

~父のオーダー~
・長髪
・牧師の服
・眼鏡
・落ち着いていて冷たそうな感じ

 

<部次田(農家)>

~父のオーダー~
・天パ
・帽子を被っている
・ミステリアスな感じ

 

<ボルト(用務員)>

~父のオーダー~
・短髪
・外国人っぽく
・他キャラよりも明るそうに振舞っている感じで

めっちゃ乙女ゲーの立ち絵っぽくできた気がする!伝わんないと思うけど。

乙女ゲームっぽいのかは分からんけど上手やね。大したもん。

よかった!

キャラクターデザインにOKを出してもらえたところで次のステップへ進みます。

前回軽く決めたシナリオの展開もとに、枠組みのシートを作ってきたよ。これを埋めていこう!

 


苦戦する父

ボルトの話が中々思いつかんなぁ。

 

野犬に襲われていたところを助けてもらうことは決まっとるんやけど…

そういう「助けてもらうイベント」って乙女ゲーでも定番だし、他にもトラブルを起こしてみるとか?

なるほど!

 

学園に偶然侵入した熊に襲われる

うっかり刺激してしまったスズメバチに襲われる

トンビにランチを奪われそうになる

毒ヘビに嚙まれそうになる

理科室から逃げたサソリに刺される

 

よーし、半年分のシナリオが書けたぞ。

(トラブルが限定的だなぁ…)

主人公は生き物が沢山うろつく町に住んでいることになりました。

 

思ったんだけど、主人公が大体のルートで慈善的な活動に勤しんでいるね。

主人公も最終的に相手から好かれないといけないんでしょ?それなら人のために行動できる人の方がいいやろうけん。

なるほど!考えているじゃない。

 

やっぱりおケツ丸(※私のこと)にも誰かのためになると実感できる仕事に就いてほしいもんやね。収入も大事かもしらんけどおケツ丸(※私)が何のためにやってるか分からんくなるとやっぱりねぇ… どこでもいいからとりあえずできるだけ大企業に、というのはお父さん的にはあんまり…

私の将来設計の話は後でいいって。

そういうことは記事外で話しましょう。

 

よし、全部書けた!

ありがとう!じゃあ次回は実際にセリフを書いていこう。

 

5.実際にセリフを決めていこう

数日後…

 

シナリオの流れが決まったため、ここからは実際にゲームで使うテキストを書いていきます。

父に大体で考えてもらったセリフを私が打っていき、
父が思いつかない部分(特に主人公のセリフ)を私が補完していく形で作っていきます。

(父と話し合った結果、主人公は優しくて天然という超王道乙女ゲー主人公の人格にしているつもりです。)

 

主人公が住んでいる町の名前ってどうする?

うーん…

 

過去真暗闇町

かこまっくらやみちょう…?

過去が真っ暗闇な男たちが住んでいるから。

なるほど… 3人とも町の名前に引き寄せられてきたのかな。

 

<彼のシナリオに関して悩み中>

<主人公が強盗に襲われているところを部次田が助けるシーン>

主人公:助けてー!誰かー!

主人公:あっ!

部次田:…大丈夫か。

主人公:助けて下さってありがとうございました!

うーん… 流石にこんな急に部次田が現れたら変かな…

確かに、どうしよっか。

 

主人公:助けてー!誰かー!

主人公:(どうしよう… なんとかいなしているけどあと数分が限界だよ…

主人公:あっ!

部次田:…大丈夫か。

じゃあしばらくは主人公がなんとか耐えとった感じにしよう。

随分肝が座った子だ。

 

<今度は彼のシナリオで悩み中>

<主人公がボルトに会いに行くシーン>

主人公:あ、また同じ本…

ボルト:こればかり読んでるんだ。

主人公:どんな本ですか?

どんな本にする?日常小説とか?

いや、そういうのじゃなくてもっと堅いやつが良い『白鯨』とか。

堅いねぇ。

 

ボルト:こればかり読んでるんだ。

主人公:どんな本ですか?

ボルト:なに、誰もが知ってる名作だよ。

主人公:面白いですか?

ボルト:どうだかな。面白いから読んでるわけじゃないんだ。

面白いから読んどるとかやなくて、ただただルーティンとして読んどるんよ。精神統一のための儀式のような扱いが良い。

この設定へのこだわりが強い。

 

あまりシナリオを見せすぎても勿体ないので、
この辺りで父の乙女ゲーム制作過程の紹介は終了とさせていただきます!

 

次のページでは、いよいよ!
実際にゲームをプレイしてもらいましょう!

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