どうも、のぎへっぺんです。こんにちは。

このタイトルの記事を開いてくださったということは、あなたはandymoriのファンでしょうか。それとも音楽のファンでしょうか。

はたまた、スピード狂でしょうか。

 

今回の記事は音楽が好きな人も、スピードを追い求めている人も、そのどちらでもない人も、全員分かりやすく楽しめる内容となっています。

最後まで見ていってくださいね。

 

 

それではまず最初にクイズを1問出題します。

 

答えが分かったら元気に手を上げて「分かった!!!」と叫んでください。例えそこが電車や職場だったとしても。

職場でこんな記事読むなよ。

 

クイズ

 

問題です!

 


この坂はとある曲のMVに登場して有名になりました。

 

その曲とはいったい何でしょう!?!?!?

 

 

 

正解は……

 

 

andymoriの『すごい速さ』です!記事タイトルのせいでモロバレでしたね!

 

『すごい速さ』とは、

多くの若者に影響を与えた伝説のバンドandymoriの1stアルバムに収録された曲で、最近ではアナログ盤がリリースされたり何故か急にTikTokで大バズりしたり、いつでも誰かに聴かれている名曲です。

 


(andymori – すごい速さ より)

そんなこの曲ですが、曲自体の長さはわずか1分半しかなくMVも街を爆走しているだけなのでとてもスピード感溢れる仕上がりとなっています。

おそらくこの世に存在する全MVの中でもかなり速い部類なのではないでしょうか。

 

 

ということで今回は、『すごい速さ』が実際どれくらい速いのかを計算します!

 

実際に数字にして表すとどれくらい速いのか楽しみですね!

 

 

『すごい速さ』の速さ

 

『すごい速さ』の速さを計算する前に、まずは基準となる『ふつうの速さ』を計算します。

計算方法は簡単。andymoriと同じルートを全力でダッシュして、距離を時間で割るだけ!

 

本家MVは何度かワープする描写があるので、今回はMV開始時に写っている中目黒某所から1回目のワープ地点までの350mを走ります。

 

ちなみにこの道は前半がえげつない傾斜の下り坂かつカーブの連続という頭文字Dで走ってそうな高難易度ルートなので、『ふつうの速さ』を測るときはしっかり安全確認をしながら走るものとします。

そういうのも含めてのふつうなので。

 

 

それでは間もなくスタートです。

まずはしっかり準備運動をして、ふつうの捻挫やふつうの骨折を予防します。また、ふつうの交通事故にも気を付けてルートの下調べは念入りに行いました。

マジでレース前の頭文字Dくらい入念に準備してます。

 

まあ、そんなに準備したところでここは記事の本題ではないのでアッサリとGIF画像1枚で済ませますけど。

 

 

「うぉぉぉぉ」

 

 

結果 76秒

 

350m÷76秒は秒速4.6mなので、それを時速とkmに直すとふつうの速さ16.5km/hです。

 

 

 

それでは今回の本題。

『すごい速さ』の速さなんですけど、正直計算してビックリしました。

 


(すごい速さ/andymori より)

何故ならこのMVスタート地点から、

 


(すごい速さ/andymori より)

ここまでの350m、15秒半ですからね。

 

ふつうの速さと比べて1分以上速いです。いくらなんでもすごい速さすぎ。

350mを15秒半で走るということは、時速に直すと81km/hオーバーになります。

 

 

81km/hて。高速道路じゃないんだから。

多分andymoriの3人が高速道路を生身で走っててもギリ捕まりませんし、首都高くらいなら余裕で流れに乗れます。

 

 

 

ということで『すごい速さ』の速さが分かった訳ですが、こんなに速いと色んな好奇心が湧いてきますね。

 

例えば、

 

これより速いMVってあるの?

 

 

『ものすごい速さ』のMVを探す

 

『すごい速さ』のMVが81km/hオーバーなのが分かったところで、次はそれ以上にすごい速さのMVを探していこうと思います。

 

この記事を書くにあたって自分でMVを探すのはもちろんのこと、たくさんの方々から速いMVに関する情報を募集しまして、わざわざ情報をくださった皆さん本当にありがとうございます。

 

 

それでは、andymoriに対抗できる速いMVを紹介していこうと思います。

 

まず1つ目はコチラ!

電気グルーヴ – HOMEBASE

 

こちらのMVは野球選手に扮するピエール瀧が大きな打球を放ち、ノンストップでホームベースを目指して走る内容となっています。

 

しかしさすがは電気グルーヴ。ただ走るだけでは終わらず、


(電気グルーヴ – HOMEBASE より)

何故か三塁を少し過ぎたところでヘッドスライディングを試みて、そのまま球場を飛び出して街中を滑りまくります。

 


(電気グルーヴ – HOMEBASE より)

ちなみに気になる速度ですが、一般道を滑っているこの場面から計算すると、

白線はそれぞれ5m間隔で引かれており、MVではちょうど30mの距離を約2.4秒で通過しています。

 

つまり時速に直すと45km/hとなり、ふつうの速さとすごい速さの中間くらいの速さだということが分かります。ちなみに45km/hは、人類最速の男ウサイン・ボルトの最高速度とほぼ同じです。瀧すげぇ。

 

 

なお、三塁からホームベースまで(約27m)は3分26秒かかっており、これは街中をヘッドスライディングせずホームベースに向かって真っすぐ走ったと仮定すると0.5km/hとなります。すごい遅さ。

 

 

 

0.5km/hはともかく、まさかピエール瀧とウサイン・ボルトをもってしてもすごい速さには到達できないとは……

しかし速いMVはまだまだたくさんあります!

 

group_inou – EYE

 

速いMVを募集した際に最も件数が多かったのがこの曲で、つまりそれだけ多くの人から「このMVは速い!」と思われているのです。これはandymoriを抜けるかもしれませんね。

 


(group_inou – EYE より)

実際にMVを見てみるとandymoriや電気グルーヴと同じく高速で街中を移動する系なのですが、こちらはあまりにも速すぎて白線の長さで距離を測るのが難しいというイカれたスピードの出し方をしています。

なのでスピード計算用にある程度まっすぐな道で、かつ撮影場所が分かるシーンを探したところ、

 


(group_inou – EYE より)

アイルランドの延々と続く一本道を13秒走り続けるシーンを見つけました。

距離を測ると、どうやら11.4kmらしいです。

 

 

……11.4km!?!?!?

 

 

急に距離の単位がmからkmに変わりました。

しかも、距離の単位は変わったのにかかった時間は『すごい速さ』より1.5秒短いです。こりゃ大変なことになったぞ。

 

早速スピードを計算します。

11.4kmを13秒なので、時速に直すと3,157km/hです。やりすぎやりすぎ。

 

 

ちなみにですが、マッハ1が約1,225km/hなのでgroup_inouはマッハ2.5です。戦闘機じゃないんだから。

先ほど『すごい速さ』のときに「首都高でも流れに乗れる」という話をしましたが、

 

こちらは「空軍と並んで飛行できる」レベルです。

(画像に写っている戦闘機F-15Jの最高速度もマッハ2.5です)

 

 

さて、この時点ですでに『すごい速さ』をあっさり追い抜くMVが出てきましたが、実はそれよりも遥かに速いMVがまだまだあります。

こうやってどんどん凄いのが出てくる感じ、なんだか巨大惑星の比較動画みたいですね。もしくはドラゴンボールの戦闘力比較動画。

 

それではどんどんいきましょう!

RHYMESTER – 世界、西原商会の世界! Part 2 逆featuring CRAZY KEN BAND

 

先ほどまでは地上を走るだけでしたが、ここからはいよいよ地球規模では収まらなくなってきます。

 

 

スピードを計算する前にまずは曲の紹介をすると、この曲は食品卸会社の西原商会の社歌『世界、西原商会の世界!』のアレンジとして作られたもので、豪華にアニメーションMVまで制作されています。

アレンジ元の社歌『世界、西原商会の世界!』にもMVがあり、そちらは社員が踊ったりトラックで食品を届けたりする内容でした。

 

しかし今回のアレンジではトラックにロケット噴射装置を装着する超大幅アップデートを行っており、

 


(RHYMESTER – 世界、西原商会の世界! Part 2 逆featuring CRAZY KEN BAND より)

とうとう地球を飛び出して宇宙進出を果たします。

 

地球を出発して宇宙に着くまでの時間、なんとたったの11.8秒。しかも上の画像を見て分かる通り、大気圏を大きく超えて完全に宇宙まで飛び上がっています。

なので今回は西原商会本社(鹿児島県鹿児島市与次郎一丁目10番21号 海抜0.1m)から、宇宙ステーションが存在する高度400kmまで11.8秒で移動したと仮定してスピードを計算しました。

 

 

すると、もう高速道路とか戦闘機とかそういう次元じゃないスピードが出ました。

122,034km/hです。

 

先ほどの戦闘機がマッハ2程だったのに対してこちらはマッハ100なので、文字通り桁が違います。

ちなみに漫画『暗殺教室』の、銃弾すら軽くかわせるほど速かった殺せんせーですらマッハ20です。つまり作中あれだけ殺すのに苦労した殺せんせーも西原商会なら瞬殺可能です。

 

 

しかし、MVには無限の可能性があります。

45km/hの電気グルーヴ、より速い81km/hのandymori、より速い3,157km/hのgroup_inou、より速い122,034km/hのRHYMESTER、より速いMVをご紹介します。

 

The Smashing Pumpkins – Rocket

 

このMVは「名前にロケットが入ってる曲ならMVも速いはずだろう」と思い調べていたら見つけた、ロケットどころの騒ぎじゃないスピードが出ているMVです。

 

正直先ほどの西原商会の時点で既にロケットどころの騒ぎではなかったんですけど(ロケットの3倍のスピードが出ていました)、このMVはそれをさらに超えてきます。

 

何故なら、


(The Smashing Pumpkins – Rocket より)

ロケットが飛んだと思ったら、

 


(The Smashing Pumpkins – Rocket より)

10秒かそこらで地球を脱出して、

 


(The Smashing Pumpkins – Rocket より)

土星を通り過ぎて、

 


(The Smashing Pumpkins – Rocket より)

軽々と太陽系を脱出するからです。

 

 

太陽系を脱出する場面では土星より手前に3つの星が映っていて、恐らくそれらは天王星・海王星・冥王星です。

なので今回は地球を出発してから冥王星を通過するまでの距離と時間でスピードを計算します。

 

 

まず、地球から冥王星までは5,400,000,000km離れています。(観測時期によって地球からの距離は変わりますが、今回は5,400,000,000kmとします)

そして5,400,000,000km移動するのにかかった時間が21.9秒なので、このMVのスピードは……

 

 

 

887,671,232,877km/hです。

 

なんだかもう速すぎてよく分からなくなってきました。

一応比較までに、先ほどの西原商会はマッハ100でしたがこちらはマッハ724,629,578です。

 

初めて見ました、マッハの数字がカンマで区切られてるの。

 

 

ちなみに「こんなに速いってことは、もしかして光より速いのでは?」と思い計算してみたところ、

 


1,079,252,848km/h

MV
887,671,232,877km/h

 

 

光速を超えてました。

 

 

まとめ

 

ということで、

andymoriの『すごい速さ』は確かにすごい速さでしたが上には上がいて、なんなら上がいないはずの光にすら上がいました。

 

様々な軸でMVを比較してみると意外な発見や楽しさがあるので、皆さんも「MVのジャンプ力」「MVの大食いの量」など気になった軸で比較してみてくださいね!

 

 

それでは最後に、今回調べた中で最も遅いMVを紹介して終わりにします。

 

 

 

 


(瑛人 – 香水 より)

瑛人、0km/h。

 

 

 

 

以上、あざしち!