………………
……よし、書けた!
私野台詞(わたしのせりふ)と申します!
さて!今私がふきだしに文字を書いているところをご覧になったかと思います!
それに因んだ質問を一つ。
あなたの利き手はどちらでしょうか?
私は左利きです!
今までの人生、左利きだというだけで「かっこいい」とか「頭が良さそう」とか言ってもらえて超ウッハウハでしたが、(実際の学力はお察し)
左利きというだけで何かと面倒なことも多々ありました。
有名な例を一つ挙げると……
このようなスープや麺をつぎやすいように設計されたお玉、これは左利きの人からするとかなり使いにくい代物です!
私は中学生のころ給食当番でうどんをつぐ係になったのですが、このタイプのお玉がどうしても扱えず、
わかめサラダをつぐ係のヤンキーと代わってもらってブチギレられたことがあります。
幸い、給食当番に責任を持って取り組んでいるヤンキーだったので事なきを得ましたが…
そのヤンキーとは隣の席だったので、食事中も左手がぶつかってキレられてしまいました。
これを読んでいる右利きの方も、「左利きって大変なことも多いなぁ」と思われたのではないでしょうか?
そこで、こう思ったんです!
「左利きは苦労が多いから右利きになろ……
やっぱり、その程度で納得する私じゃありません!
改めまして!今回の企画はこちらです!
いろんな方法で字や絵をかく
そもそもねぇ!
「ほとんどの作業を利き手だけで行なうこと」に疑問を感じるべきですよ!
利き手に頼り切っている私たちの体はまるで、1人の優秀な人材に依存している組織のようではありませんか!
そういう組織はちょっとバランスが取れなくなると一気に崩壊しがちなので、仕事や責任を分散することが大事だと思うのです。
私たちの体もこれと一緒!
右手はもちろんのこと…全身の部位を自由に使えたら素敵ではありませんか?
そこで!今回の記事では、<自己紹介>と<似顔絵>を左手以外でかいてみようと思います!
これは利き手でかいた見本なので上手にかけている自信がありますが、ここからはきっと一筋縄では行きません。
がんばっていくぞ!
さて!全身利きになるための方法は次の6つです!
①右手
・定番中の定番
・これができないことには全身利きは名乗れない
②口
・ワイルド感を演出
・極悪人に捕まって両手を拘束された際、助けを求める手紙を書くときに便利
③足
・手と同じ感覚で書くことができる
・やや安定感にかけるのが難点
・恋人と手を繋ぎながら愛のポエム書きたいときに便利
④遠くから
・所詮ただのクソ長いペンだと思えば楽勝
・すごくかっこいいし、きっとすごく人気者になれる
⑤髪の毛
・何「髪は無理だろ」って感じの顔してんのよ!!いけるって!!
・大丈夫!書ける書ける!余裕だから!!
・髪の毛固めるスプレーかけまくったから問題なし!
⑥お父さん
パパ~~~~!!!!
おう?
ちょっと手伝ってちょーだい!
・父がペンを持ち、私が父ごとペンを動かすという手法
・親子の絆が鍵
・父はずっとよく分かってなくて「二人羽織?二人羽織するの?」と言っていた
途中から“全身利き”とかそういうことじゃない感じになっていましたが、
これらの方法で取り組んでいきたいと思います!
まぁ私にかかればすべて成功するとは思いますが、一応クリア条件は「ある程度ちゃんと読めるかどうか」となっております。
まぁ私にかかればすべて成功するとは思いますが!
早速始めていきましょう!
テンポよく行きますので見逃さないでくださいね!
LET’S GO!!!!!
①右手
ぐっ…!ちょっと難しいけど…!
まぁCLEAR!!!
②口
はんはんひゃ(簡単だ)……ぅうわあぁあ!!!!!
※汚いので隠しています
ちょっとBAD……
③足
ば、バランスがッ……!!
BAD……
④遠くから
超BAD……
⑤髪の毛
ワンタッチでもう無理なことが分かるッ……
やるしかない……!!!
BAD…ってか何……?
⑥お父さん
ちょっとパパ真面目にやってるっ!?
やってるよぉ
???
おい!!!
いやぁ、全然うまくいきませんでしたね。
習字とかやったことあるし「まぁいけるわよ」と思っていたのですが、甘かったです。
流石の私も、このような醜態をさらしたままカーテンコールは迎えられません!
そこで!好奇心旺盛な読者の皆様が「全身利きになりたい」と思ったときのために、
改善するためのポイントをいくつか記しておこうと思います!
レベルアップの手引き
まずは、足を使うとき!
まず、足に対して垂直にペンを持つと、書くときにペン先が全く見えません。
気持ち斜め気味に持つのがコツです!
また、私のように体幹が弱い方はこのようになってしまうので…
誰かに支えてもらいましょう。
before
after
このように!多少読める字になるはずです!
次は、口で字を書くとき!
まず!!ペンはできるだけ横に向けて書くようにしましょう!!!
ペンを真っすぐ咥えると、上顎が何度も攻撃されてエグい口内炎ができます。私はできました。
みんなは気をつけてー!!痛いわよー!!!
それと!私が散々騒いでいたように、この手法は口が開きっぱなしなためよだれがダラダラ出てきます。
私が書いた文章をよく見ると、途中から大きく下にズレていることが分かりますが、
これはよだれが垂れた場所を避けなければいけなかったからなのです。汚いね~
このようなハプニングを避けるために!
先に口の中をドライヤーで完全に乾燥させておきましょう!!
before
after
このような工夫をすることで比較的綺麗な字(?)を書くことができました!
3つ目は遠くから字を書くとき!
一本の棒だけだとグラグラしてしまってすごく書きづらかったので、
このようにもう一本棒を加えるなどの方法で安定するクソ長ペンを作ることが重要です!
また、2m以上離れたペン先は視力が良い人でもなかなか見えにくいと思います!
双眼鏡を逐一使用することで、自身の武器のリーチや位置を正確に把握しておきましょう。
before
after
格段に良くなったのがよく分かりますね!
4つ目は髪の毛を用いるとき!
私が一番苦戦していたということもあり、
「どうやったら上手に書けるのか気になる~!」という人もいるかもしれませんね!
そんな人が本当にいるならもう諦めてもらうしか無いです。
いろいろ考えたけどこれは無理です。夢ばかりみていたら大人にはなれません。
本当に大事なものは案外身近にあるのです。そういう物を取りこぼさないように、あと思いやりとかを大切にして生きてってください。
あとこれ「文字を書くための毛が売ってる~!」と思って買ったんだけど私以外の人はどうやって使っているのかしら。
さてさて気を取り直して……
お父さんで絵を描くときの改善方法をお教えします!
今回、罫線が入っている方が絵が描きやすいのではと思いノートを使用したのですが、正直全く意味がなかったです!
それよりも重要なのは大きな紙を使用すること!
この手法は、お父さんの体ごと動かさなければいけないのでどうしても動きが大きくなります。
この大胆な筆遣いに対応できるサイズの紙を用意するようにしましょう!
(ペンの軌道があり得ない方向に行くんだよなぁ… パパは見ててどう思ってるんだろうなぁ…)
よし!大きい紙を使ってもう一回やってみよう!
あ、そういえばさ
パパは目をつぶっておくんだよね? さっきもそうしたんだけど
目は開けておいてもらうようにしましょう。
(ペンに徹してもらうという意味では目を閉じてもらった方が良いのかもしれないけど、ムズすぎるので)
before
after
このような工夫をすることで、ロールシャッハ・テストに使えそうな絵から辛うじて私の似顔絵に成長させることができます!
最後は!右手で字を書くときですね!
実は、これだけは結構真面目に練習してみました。
利き手じゃない方の手は力を入れにくいので、ついついぎゅっと握りしめて書こうとしてしまいます。
すると、このように文字が震えてしまうんです!
かと言ってゆるっゆるにペンを持てば良いのかと言うとそういうわけでもなく、
おそらく人によって力んだ方が上手く書ける方向と力を抜いた方が上手く書ける方向が異なるようです。
それをある程度つかめたら、あとは練習しまくるのみ!
ペンより鉛筆の方が書きやすい
注意点としては、これは私が大学で暇なときに実際に練習していたものなのですが、
今見てみると結構不気味ですよね。
横に座ってた人とかどう思ってたんだろう。
人に見られる時は怖がられないように
きちんと「全身利きになる練習をしているんだ!」と伝えてくださいね!
before
after
どうよ!?結構上手くなったでしょ!?!?
みなさんも以上の工夫をぜひ参考にしてください!
全身利きになるための練習で普段使わない筋肉が悲鳴を上げているので、私はこの辺で失礼します。
この記事を少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
それでは!