こんにちは、ARuFaです。
突然ですが皆さん、異性からモテるために最も大切なことが何だかわかりますか?
顔の良さ? 優しさ? 莫大な体毛? いいえ、どれも違います。
異性からモテるために最も大切なこと…それは『声の良さ』らしいのです。
人が生まれると同時に発し、コミュニケーションツールとしても使われる『声』。
そんな『声』が恋人を作る上で重要な役割を果たしているという事が、イギリスの研究でも明らかになったらしいです。
つまり、いかに美しい声…もとい『美しい音』を出すかが、モテるかどうかを決める重要なポイントだということ!
という訳で今回は、そんな『美しい音の形』を目で見ることができる装置を作ってみました。
それがこちらです。
こちらは、黒いビニールシートを洗面器に張り、その上に塩を撒いたもの。
「いよいよ狂ったか」とドン引きしている方がほとんどだと思いますが、ご安心下さい。
こちらの装置は、音を模様に変換してくれる素晴らしい装置なのです。
使い方は簡単。この装置に向けて自分の声を発声するだけ。
試しに僕の地声をこの装置に当ててみると・・・
「あ~~~~~~!!」
このように、声によりビニール袋が振動し、塩による不思議な模様が浮き上がるのです。
つまり、この模様が美しい程、その声も美しいと言っても良いのではないでしょうか。
ちなみに、僕の地声では、
猿の肛門みたいな模様になりました。
口から猿の肛門を発している人間がモテるはずもなく、実際に僕は生まれてから一度も彼女ができたことがありません。
さあ、心はズタズタになりましたが、この装置の信憑性は十分に伝わったかと思います。
…そんなわけで、ここからは何とかして異性からモテるべく、
自分から出る音だけで、この装置に美しい模様を浮き上がらせてみたいと思います。
叫び声
まずは地声よりも声が大きく、迫力のある叫び声。
ダイナミックな男はモテますし、何より一昔前はロックンローラーが大人気でしたからね。
大きな叫び声を上げれば、いい感じに男らしい模様が浮き出るのではないでしょうか。
ただ、地声が猿の肛門なだけに、大きな声を出した分「大きな猿の肛門」がデカデカと目の前に浮き出る可能性もあります。
…生きるか死ぬかのリスキー過ぎる大勝負ですが、とりあえずやってみましょう。
せーの!!
「ウ゛ギャァアーーッス!!」
思いっきり男らしいシャウトをしてみました。
この時の声は野を超え山を超え、砂漠に雨を降らせ、豊かな作物が芽生えたことでしょう。
さあ、そんな僕の男らしく生命力豊かな叫び声は、どんな模様を描いてくれたのでしょうか。
なんだこれ。
ブサイクのキス顔みたいになった。
…全身全霊を込めて魂の叫びを上げたというのに、このような結果になるとは残念です。
これからの人生では決して叫ばず、たとえ自宅が火事になったとしても、黙ったまま最後まで眺めているつもりです。
オナラ
さあ、次はオナラの音の模様を調べてみたいと思います。
普段はその臭いで毛嫌いされているオナラですが、もしかしたらその「音」自体は素敵な模様を描いてくれるかもしれませんからね。
ちなみに、この実験では大きな音を長時間出さなくてはいけないのですが、そんな都合の良い屁が出るはずもないため、
今回はオナラの音を録音してからスピーカーで再生することになりました。
こちらがその録音風景です。もう外歩けません。
しかしこれも実験のため! 早速オナラの音を大音量で再生してみたいと思います!
スイッチ・・・オン!!
「プァゥ゛ゥゥーーイ!!!」
スイッチオンと共に部屋中に爆音で響き渡る僕のオナラ。
まるでオートバイのエンジン音です。事情を知らない人が聞けば暴走族と同じでしょう。
…しかし、その凶悪な音に反して、浮かび上がった模様は意外にも綺麗なものでした。
ご覧ください。 無数の丸い模様が規則正しく並んでいます。
ミステリーサークルのようなこの模様は、見ようによっては花のようにも見えますよね。
…オナラの音がこんなに美しい模様を描くとは意外ですし、感動すら覚えます。
これからは人とコミュニケーションをとる際には、一言も話さずにただただ屁を出し続けていた方が良いのかもしれませんね。
全ての音を混ぜる
さあ、最後は景気良くこれまでの音を全て混ぜてみたいと思います。
とはいえ、さすがにここまで来ると怪音波もいいとこなので、今回は屋外で実験することに。
今までの結果を参考にすると、全ての音を混ぜたら「肛門に花が咲いた猿のキス顔」が浮かび上がる可能性もあるのでかなりドキドキしています。
あまりにも未知数ですが、果たしてどうなるのか…
それでは早速、音を流してみましょう!
スイッチ・・・オン!!
「ああウ゛ギャプゥ゛ゥーイ!」
…スイッチを押した瞬間に、スピーカーから流れる地獄の怪音波。
塩は勢い良く片方に集まりだします…が、あまりにも不快な音に頭が割れそうになります。
「模様を見るのが先か、こちらの耳が潰れるのが先か…」まさに命がけです。
…果たして、どんな模様が浮かび上がるのか!?
ボッゴォッッ!!
爆発した。
映像です。
唖然です。
…いかがでしたでしょうか。
まさに、二兎追うものは一頭も得ずといいますか、欲張り過ぎる物は痛い目を見るという昔話のような結果になってしまいました。
その上、自前のスピーカーは爆風で壊れ、結果的にはマイナスもいいところです。
…バラバラになった手作り装置と、壊れた2万円のスピーカーを前に、僕は言葉を失いました。
美しい声を求めた検証の結果が「絶句」とは皮肉もいいとこ…
くれぐれも皆さんは「声」だけに頼ろうとせず、もっと多方面でモテる努力をして頂ければと思います。
…それが、この実験をして何もかもを失った僕から皆さんへ伝えたい唯一の事です。
さようなら。