恐怖!ちびまる子ちゃんの謎

今回の調査にあたり、アニメちびまる子ちゃんで気になった点がいくつかあった。色々考えた結果「これって実は怖いことなのでは…」と思えてならないので、私が感じた怖さを共有したい。

 

 

転校生への仕打ち

これは3年4組に転校生がやって来る話、「5月のオリエンタル小僧」で抱いた違和感である。

転校生の折原君は、日本人離れした雰囲気から転校早々クラスメイト達から警戒され、距離を置かれてしまう。


(愛知県から転校してきた折原君)


(席はまる子の隣)

 

そんな中、まる子は町で折原君が妹を優しく世話している姿を目撃。クラスメイト達に折原君の優しさを訴え、それをきっかけにクラスに打ち解けハッピーエンドという非常にハートウォーミングな話なのだが、次の話「ゆううつな参観日」で折原君は…

 

席ごと消滅しているのだ

 

衝撃である。アニメで転校生がやって来たら、2話ぐらいは転校生の話で引っ張るのが一般的ではないだろうか。

実はこれには理由があり、この話ほのぼの劇場が原作なので折原君はちびまる子ちゃんのキャラクターじゃないのだ。原作に忠実なあまり生まれた歪みなのだが、机まで無くなるのはいくらなんでも消え過ぎだと感じた。

 

 

座席の違和感

次の違和感も席に関するものなのだが、まずは夏休み直前の3年4組の座席を見てほしい。

 

まる子の前がはまじ、隣が花輪くんとお馴染みのキャラで固められている。

そして次は夏休み登校日の3年4組

 

休み中に席替えを!?

 

このように3年4組では、まる子・たまえ以外は教室での席の位置がしっかり決まってないため、放送毎に座席が変わる。変わりすぎて辻褄が合わない事もしばしばだ。

 

 

消えた家族

一期では後世(二期)に生き残れなかった人々が存在する。例えばこちら。

 

 

この男の子達は全員はまじの弟である。

姿は出てきていないものの、たまちゃんにもお兄ちゃんがいる設定だ。しかし時が経つにつれて存在は消えてしまった。

 

 

友蔵の若い頃

友蔵は若かりし日のことをよく思い出している。

こちらは大掃除で出てきた写真なのだが、父ヒロシが0歳っぽいので1934年に撮影されたものだろう。センター分けで素朴な表情の男性が友蔵36歳の姿だ。

 

続いてこちら。右に零式艦上戦闘機の模型らしき物があるので1940年〜1945年頃ではないかと考えられる。友蔵は42〜47歳になるのだが、少しあか抜けて若返っている。

 

こちらは恐らく30〜40歳ぐらいの友蔵。会社勤めをしているような見た目で、少し時代背景が謎である。

このように友蔵は過去を振り返った際、容姿や時代がバラバラな事が多い。もしかしたら加齢により記憶があやふやになっているのではないか…そう思うと心配で仕方ない。

 

 

まだまだある怖いシーン

メガネが割れた丸尾君の眼鏡の奥。

 

 

散髪に失敗したお母さん。

 

 

ヒロシの冷奴の食べ方。

 

 

実はループもの…?

夏休み中に足を骨折してしまう小川君というクラスメイトがいる。

小川君は私が思うにちびまる子ちゃん史上最も不幸なキャラクターだ。

というのも、一期ちびまる子ちゃんは放送されたエピソードがリセットされないまま、翌年春からまた小学3年生をしている。(例として、「まるちゃん 南の島へ行く」が放送された翌年にお土産を配る回が放送される等)

つまり、小川くんは毎年夏が来る度に骨折してしまうのだ。

そんな小川君だが2年目の夏、つまり2回目の骨折の時に骨折の原因が藤木だったことが明かされている。

1つの出来事の真相が回を追うごとに少しずつ明かされて行くスタイルはまるでループもの。まさに超平和なひぐらしのなく頃にと言っても良いのではないだろうか。

 

そんな小川君だが、二期に登場する事はほとんど無くなったので今は平和に夏を過ごしている事だろう。

 

いかがだっただろうか。

以上が私が一期ちびまる子ちゃんで感じた、闇の部分である。

今回の調査で、ちびまる子ちゃんは笑いノスタルジー感動が一体となって、とても魅力的な作品になっていると感じた。

紹介した話はアマゾンプライムビデオで見れますので、皆様もこの夏はまる子と過ごしてみてはいかがでしょうか

きっと素敵な夏になること間違いなしです!

 

 

最後は私が大好きなキートン山田さんの一言でお別れです!ありがとうございました!

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