何物にも、存在意義というものは必要である。

 

「自身が何のために生きているのかわからない」というのは実に普遍的で、切実な悩みとして社会に蔓延している。

 

かく言う私もその1人で、まるで自分に存在意義が感じられない。なぜなら、何もしていないからである。何もしていないのにただ日々を生きている。そんな人間を揶揄する「うんこ製造機」なんてひどい言葉があるが、とうとううんこすら出ないという有様なのである。赤子は親を選んで生まれてくると言うが、うんこも同じなのかもしれない。


人は誰しも、人のために生きたいと願い、また人に必要とされたいと願うものだ。

 

 

 

 

それは、バリカンも一緒である。

 

外出自粛が求められ、特に見た目に気を遣う必要のない日々が続く中、


床屋代を浮かそうと3000円で購入した赤いバリカンはすっかり存在意義を失ってしまった。


髪の毛を剃るために生まれてきたはずなのに、その使命を果たせぬまま棚で眠っている赤い戦士。


私が存在意義を与えてあげなければ…

 

 

 

 

よし、やるぞ!

 

 

 

 

 

緊張するなあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んにちは。城戸です。

 

「家にいるのに帰りたい」という感情ってありますよね。家にいるのにも関わらず、明日の仕事のことなんかを考えてしまって、「帰りたい」という気持ちが先行してしまうという。

わたしは自粛期間が始まってからというもの、家にいて、しかも特に外出する予定が無いのにも関わらず、「家に帰りたい」という感情が抑えきれないのです。いや~まったく、本当にあれですね、参ってしまいますね。

 

早速いきましょう。今日の特集はこちら!!!

 

 

 

 

いくら乙葉がかけがえのない奇跡の存在だと言っても、クローバーを1000個も集めれば確実に四つ葉のクローバーが混じってるんです。それと同じ事。女性を1000人も集めれば、1人くらいは乙葉なんですよ。男だって1000人集めれば、1人くらいは藤井隆なんです。

それをなんとか証明したい。

 

ただこのご時世。女1000人集めるくらいは造作もないのですが、やはり今の状況で一ヵ所に集めてしまうのは危険。1人いる乙葉の身も危なくなってしまいます。

 

ということで、今回は色んな人から女性の写真を1000枚集め、その中に乙葉がいるかどうかリモート検証していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何が起こっているのかわかりませんが、ほとんど誰からも協力を得ることができませんでした。


こうなったら仕方がない。


企画を成立させるために、ここは一肌脱ぐ、いや一毛剃るしかありません!

その様子をお届けするために、早速Amazonで三脚を注文しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

一応、申し訳程度に組み立て風景を載せておきます。

 

 

 

 

 

完成しました!

 

信じられないかもしれませんが、何が何だかまったくわからず組み立てるのに20分くらいかかりました。

 

 

 

 

iPhoneを設置してみましたが、思ったより低くてあんまり意味なかったです。

では陰毛を剃っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は絶対にちん毛を剃らないので、ツイッターにメールアドレスを載せて女性の写真を募集するしかありません。

そう思いGMAILを開いたら、ある1通のメールが届いていました。

 

 

 

 

 

ずいぶん言葉遣いのしっかりした変態ですが、こういうのは簡単に乗っからないようにしないといけません。

そもそも陰毛を送るだけで17万円なんてありえませんし、

金の為なら何でもする汚い乞食の豚だと思われてしまいますから…

 

 

 

 

 

 

 

 

よっしゃ!やってくぞ!!

 

 

 

17万…

 

 

 

 

17万……

 

 

 

 

17万……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ピンポ~ン♪)

 

ん?誰か来た…?

 

まったく、人がちん毛を剃っていないときに…

 

 

 

 

 

はーい!

ちょ、ちょっと待ってください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まったく身に覚えのない荷物が届きました。

 

お米…?とにかく開けてみましょう。

 

こんな状況の中、配送業の方には改めて感謝しなくてはいけませんね。

 

 

 

 

 

 

やったー!実家のお母さんがお米を送ってきてくれました。

 

ちん毛とまったく関係ないことって落ち着くな~

 

ん?これは…?

 

 

 

 

濱マイクだ…

 

 

 

 

手紙を書いてくれたみたいです

 

お母さんからの手紙って、どんなに他愛のない内容でも泣けてきちゃうんですよね。

 

せっかくなので、母からの愛を皆さんにシェアしておきますね

 

 

 

 

 

 

クソみたいな手紙でしたね

 

 

 

 

 

 

濱くんごめんね

 

 

 

 

 

ん……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで縦読みも同じ意味なんだよ

 

わざわざ集中線なんか使わせやがって

 

 

しかしお母さんに言われてしまっては従わなくてはなりません。

 

最近多いパイパンの若い男たちも、きっとお母さんから言われて剃ったに違いないのです。

 

これも親孝行のひとつ。剃った陰毛を実家に送って、立派に成長したことを伝えてあげようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はあ……

 

 

はあ…もう疲れたな…

 

 

 

 

剃っちゃえば楽になれるのかな…

 

 

 

 

まあでもこの状態で剃ったら普通に面倒くさいことになるからな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかここまで剃らないとは。

自分の意志の強さにびっくりしています。

 

ただ、絶対にちん毛を剃らないとはいえ…

 

歩いてるときに急に剃られちゃったらひとたまりもないだろうなあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    /コツン\