こんにちは、まきのです。

 

 

 

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突然ですが、これ、TSUTAYA DISCASのDVDストックの棚です。

 

一つの棚に、10,000枚のDVDが入っていて、それがこんな感じでたくさん。

 

しかもこの写真に映っているので、氷山の一角。数えきれないほどの在庫があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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・ネットで見たい映画DVDやCDを注文する
・それだけで郵便で家に届く
・見た後はポストに入れて返却するだけでオッケー

 

・延滞金無し(月定額で、返却すると次のが送られてくる)
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この4つの簡単ステップで映画が見れる「TSUTAYA DISCAS」。

 

わたしも死ぬほど利用させていただいております。

 

 

で、これ、利用者からしてみたらすげー楽なんですよね・・・。

 

「TSUTAYAの店舗に行ってDVDを探して借りてくる」

 

から

 

「家でハナクソほじりながらネットで1クリックで注文すれば勝手に家に届く」

 

という面倒くさがりにとっては天からの恵みのような神システム。

 

 

月額定額制で、一番安いプランなら980円で4枚レンタル可能。

 

これも、通常400円ぐらいする新作も約250円あたりで借りれるし、

 

「良さ」を上げれば枚挙に暇がありません。

 

 

そんなTSUTAYA DISCAS、こんな便利に利用させてもらってる中で、

 

裏側が一体どうなってるのか、普通に気になってしまいました。

 

 

・返却した封筒はどうなるの?
・どうやってDVDを保管しているの?
・どうやって次配送するDVDをピックアップしてるの?
・封筒に入れる作業はどうしてるの?
・赤ちゃんはどうやって産まれてくるの?

 

 

などなど、気になるところは桑田の顔にあるホクロの数ほどあります。

 

 

 

 

気になったら、実際に調べればいいじゃないか。

 

 

ということで、TSUTAYA.comの広報担当の方に連絡を取って、

 

特別にTSUTAYA DISCASの配送センターを見学させてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

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というわけで、配送センターがある埼玉県富士見市の、鶴瀬駅にやって参りました。

 

 

配送センターの朝は早く、9時に待ち合わせでした。

 

いつもの出社時間は11時なので、とんでもない早さです。

 

しかも電車に揺られて1時間程度かかるので、実質7時ごろに起きねばなりません。

 

 

完全な地獄です。そんな眠い目をこすりながら駅前で

 

TSUTAYA.comの広報さんと落ち合い、タクシーで配送センターへ向かいます。

 

 

 

 

 

 

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なんにもね・・・いや、のどかな風景です。

 

15分ほどタクシーで移動すると、目的地に着きました。

 

 

 

 

 

 

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学研ロジスティクスというセンターで、学研の教材を取り扱ってる倉庫の一角を

 

利用させてもらっているようです。そもそもこの地域はこういう倉庫が

 

めちゃくちゃ多いらしいです。俗にいう倉庫街ですね。言わないけど。

 

 

 

 

 

 

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文字が書けるので、入館の手続きを無事済ますことができました。

 

文字という概念を与えてくれた小学校に感謝しつつ、DISCASの一角へ移動します。

 

 

 

 

 

 

【※よい子の皆様へお知らせ※】

 

TSUTAYA DISCAS配送センターで使用されている機械は、

 

メカニック過ぎるが故に企業秘密にしておく必要がございます。そのため、

 

機械全体にはモザイクがかかっておりますが、わいせつ物ではありません。

 

あらかじめご了承くださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どーん。

 

 

朝はもっぱら郵便で返却されたDVDを元の棚に戻す作業で終わるみたいです。

 

取材した日は火曜だったんですが、この日が一番返却量が多いそうです。

 

日曜日に見て、月曜朝に返す人のせいですね。そりゃ確かに多くなりますわ。

 

 

 

 

 

 

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お邪魔した時にはすでに機械がめまぐるしく動いていました。

 

この機械は、DVDと袋が一致しているかを確かめる機械です。

 

あとで詳しく見ていきましょう。そう慌てなさんなって!

 

 

 

さていよいよ返却作業を体験します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こちらの一角で女性の方々が作業をしています。

 

何をしているのかというと、「返却されたDVDを封筒から取り出す作業」とのこと。

 

ここ機械じゃないんだ!手作業なの!と驚きました(表情には出してませんが)。

 

 

 

 

 

 

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こんな感じで封筒にスパッと切れ込みを入れて~、

 

 

 

 

 

 

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地道に手作業で出していきます。毎日何万枚も返却されるので、

 

朝からなかなか大変な作業です。この時点で気が遠くなりそうでした。

 

 

 

 

 

 

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そして少し離れた場所に、ピンク色の袋に入ったCDがたくさんありました。

 

これは一体他のとはどう違うのだろうと思ったのですが、これはいわゆる

 

「2枚組になってるCDアルバム」なんですね。

 

 

 

 

 

 

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こんな感じでペロッと1枚目をめくると、2枚目が入ってるという仕組み。

 

これはさっきの機械にかけてチェックすることはできず、手で、目で確認する

 

必要があるみたいです。

 

 

 

 

 

 

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せっかくなのでちょっと手伝ってみることに。

 

 

CDとカバーの内容を確認して、裏面が汚れていたらフキフキしてあげます。

 

 

 

 

 

 

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担当者「そうそう、ここをこうやって見て、内容と袋が合ってますね。」

 

 

わたし「へへっ、なるほど~そうですね。」

 

 

みたいな感じで手伝わせていただきました。

 

 

 

 

 

 

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一瞬で飽きたので、一旦ここは終了して、機械の方を見てみます。

 

 

手作業で確認していくのはあくまで2枚組のCDアルバムの話。

 

1枚ずつ入っているDVDは、機械に入れてチェックします。

 

 

この機械はざっくり言うと、手作業で封筒からDVDを取り分けていって、

 

「カバーとDVDが同じものであるかを認識する」という流れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じなの~~!!!!??!!こんな方法で袋に入ったDVDが

 

正しいものかを認識しているんですね~!!すごいな~!

 

 

 

 

【※よい子の皆様へ大切なお知らせ※】

 

大変恐れ入りますが、ここで機械の工程をネット上で全て暴露すると、

 

帰り際に首に取り付けられた爆薬が爆発し、わたしが絶命してしまうという

 

恐ろしい目にあってしまうので、お見せすることが難しいのです・・・。

 

ご了承くださいますようほねげいいたします。

 

 

 

 

 

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はい、こんな感じで間違いが無いことが確認されたDVDが、

 

棚に戻っていくという寸法です。この機械のおかげでめっちゃ楽!

 

見てるだけでボンボン入っていきますからね。

 

ちなみに万が一違うものが入っていた場合は別の箱に蓄積されるということです。

 

 

返却作業は抜き取るところが手作業で、後は全部機械でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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DVDの返却の流れを確認した頃、コミックレンタルもこちらに返却されてきました。

 

そう言えばDISCASは漫画のレンタルもしていましたね。

 

全然使ってなかったので存在を忘れていましたが、

 

20泊で30冊まで借りられるそうです。一気読みする人向けに、

 

このような設定になってるみたいです。

 

 

 

それでは返却から、次に配送する漫画のピックアップ、

 

そして配送の一連の流れを体験してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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まずは、こんな感じで漫画が返却されてきます。

 

 

 

 

 

 

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ページの中に傷が無いか、パラパラとめくって確認します。

 

 

 

 

 

 

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東村アキコの「主に泣いてます」が面白かったので読みふけってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむ・・・面白い。集めようかな・・・。

 

と楽しんでいたところで広報の方に「はよやれ」と言われてしまったので、

 

仕方なく続きの作業に入ります。今いいところなのに!

 

 

 

 

 

 

 

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チェックが済んだ漫画は、テーブルの上に置いていきます。

 

この時、テープで出版社ごとに分けられているので、小学館なら小学館エリア、

 

講談社なら講談社エリアと振り分けていきます。

 

 

 

 

 

 

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そしてバーコードを通して棚に戻す、というような感じです。

 

これまたひと通り確認できたし一瞬で飽きたので、

 

お次は「ピッキング作業(次に送る漫画を持ってくる)」に入ります。

 

 

 

 

 

 

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わしゃウォーリーか(笑)

 

 

こんな感じの広大な漫画棚の中から、指定された漫画を探してきます。

 

 

 

 

 

 

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この箱も、あまり貸し出しされないやつなんですが、全部漫画の在庫みたいです。

 

 

 

 

 

 

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出版社別に、あいうえお順で並んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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有名タイトルはすぐ分かるようにしています。

 

コミックレンタルの利用者は同じ作品をまとめ読みするので、

 

こんな風に保管するのがわかりやすいみたいです。

 

 

 

 

 

 

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そんな中、今回のピッキングリストを一枚お借りして、

 

漫画を取ってこいと命令されました。その昔ピッキング王として

 

名を馳せたわたしとしては、絶好の機会です(本当は呼ばれていません)。

 

 

【ピッキングリスト】

 

小学館:銀の匙 6巻
小学館:式の前日
小学館:To-y<ワイド版> 1巻
小学館:To-y<ワイド版> 2巻
集英社:青の祓魔師 10巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 19巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 20巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 21巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 22巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 23巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 24巻
集英社:ジョジョの奇妙な冒険 25巻
講談社:四月は君の嘘 5巻
講談社:社長 島耕作 11巻
講談社:となりの怪物くん 11巻

 

 

これを取ってきます。