なつは おてんとさんの がんばりどき。

 

 

カンカンジリリと むくちに せかいを てらします。

 

 

 

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そして あつがりな うなぎくんは 

 

 

バシャリバシャリと かわのつちに もぐります。

 

 

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するとそこに

 

 

「うなぎくーん うなぎくーん」と

 

 

かけあしで かばくんが やってきました。

 

 

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うなぎくんは バっと すいめんから かおをだして

 

 

「どうしたかばくん おおきなこえと かおで」と

 

 

たずねると かばくんはいいます。

 

 

「ちょっとそうだん。うなぎくんが しょくたくに ならんだときの カバヤキというなまえ。

 

あれ やめてくれないかなあ」

 

 

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「それはそれはどうしてだい?」とうなぎくんが たずねると

 

 

かばくんはこまったようすで いいました。

 

 

 

「なんだか ぼくが やかれてるみたいで きくたびこころが いたむんだ」

 

 

 

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それをきいた うなぎくんは

 

 

「それはそれは めいわくかけた。わかった。ぼくがやかれても 

 

もうカバヤキとなのるの やめにするよ」

 

 

そうやくそくすると かばくんは ミカっとわらって いいました。

 

 

 

 

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「たすかるよ ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

すると こんどは そこに

 

「おーいい かばくーんん」と

 

おふろやさんが さけびながら やってきました。

 

 

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かばくんは

 

 

「これはこれはおふろやさん。 

 

あつくていっぱい あせかいちゃったから あとでうかがうよ」と

 

 

あいさつすると おふろやさんはこういいます。

 

 

「おねがいがあるんだ。かばくんがあわてて おふろにはいると

 

おゆがビックリしちゃって あふれてこまるよ。

 

わるいけど ゆっくりソロリと はいっておくれ」

 

 

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それをきいた かばくんは

 

 

「それはそれは めいわくかけた。 わかった これからは ゆっくりソロリと はいると 

 

やくそくするよ」と いうと

 

 

おふろやさんは ミカっとわらって いいました。

 

 

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「たすかるよ ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとこんどは つばさで めを おおいながら

 

からすのカーコちゃんが そらから やってきました。

 

 

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おふろやさんが

 

 

「やあやあ からすのカーコちゃん きょうもまっくろじゃないか。あとでおふろにはいりに うちにおいで。

 

ところで めをおさえて からすのカーコちゃん どうしたんだい ないてるのかい?」と

 

 

たずねると からすのカーコちゃんは そらをさして いいました。

 

 

「おふろやさんの あのえんとつ。まいにちあそこをとおるたび けむりがめにはいって いたいの・・・」  

 

 

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「それはそれは きづかなかった。 えんとつのたかさを はんぶんに けずるから これからは 

 

あんしんして あそこを とおっておくれ」

 

 

おふろやさんは そうやくそくすると からすのカーコちゃんは

 

 

つばさをひろげ ミカっとわらって いいました。

 

 

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「たすかるわ ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

そこへ 「か からすの カーコちゃー・・ん・・・」

 

 

モジモジしながら おなかをおさえた にゅうどうぐもくんが やってきました。

 

 

「あら にゅうどうぐもくん こんにちわ。 おなかをおさえてどうしたの? わかった へんなものたべて

 

おなかが いたくなったのね」

 

 

からすのカーコちゃんが そうしんぱいそうに こえをかけると

 

 

にゅうどうぐもくんは いいます。

 

 

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「そのう・・・さっきあちらのそらで カーコちゃんと ぶつかって・・・

 

おなかに あながあいて こまっているよ・・・」

 

 

 

あなからは あめがバザバザ もれてます。

 

 

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それをみた からすのカーコちゃんは あわてたようすで

 

 

「これはこれは たいへんなことをしたわ。

 

これからは ぶつからないように おそらをとぶわ」と

 

 

ばんそうこうを あなに はってあげると にゅうどうぐもくんは

 

 

ミカっとわらって いいました。

 

 

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「たすかるよ ありがとう!!」

 

 

 

 

 

ウバーーーーーッと いきおいよく きゅうに まわりが あっつくなりました。

 

 

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それは カンカンジリリと かがやく おてんとさんが やってきたからです。

 

 

「おおおい にゅうどうぐもくんやああい 

 

 

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にゅうどうぐもくんが

 

 

「わあ これはこれは おてんとさん。さいきんは ぜっこうちょうだね」と

 

 

こえをかけると おてんとさんは こまったようすで こういいました。

 

 

「そうさ いまはなつなんだ。 だからめいっぱい はたらいているんだけど

 

にゅうどうぐもくん あまりぼくを かくさないようにしておくれ」

 

 

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それをきいた にゅうどうぐもくんが

 

 

「ごめんごめん おしごとの じゃまを しちゃいけないね。

 

ようし、あめもほどほどに ふらすとするぞ」と

 

 

やくそくすると おてんとさんは いっそうカンカンに かがやき

 

 

ミカっとわらって いいました。

 

 

 

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「たすかるよ ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

それをきいた うなぎくんが おてんとさんに おねがいします。

 

 

「カンカンに てらして がんばってもいいけど

 

かわが ぜんぶ かわかないように しておくれよ」

 

 

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おてんとさんが

 

 

「それはそれは どうしてだい?」と たずねると

 

 

うなぎくんは こうこたえます。

 

 

「かわがないと あつくてあつくて ぼくはよじれて やけてしまうからね」

 

 

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それをきいて かばくんが うなぎくんに いいました。

 

 

 

 

 

 

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ちゃんちゃん♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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