こんにちは、やたら映画とドラマを見ている者です。

田舎暮らしをしているため通勤時間が長く、ついつい映画やドラマを見まくってしまうので、この場を借りて私が2025年2月に見て良かった映画&ドラマをご紹介させていただきます。配信サービスで見ているものをメインにご紹介しておりますので、気になったらすぐ見れると思います!

 

 

Netflixで見た映画&ドラマ

SF「タイムカット」

【あらすじ】
2024年。ルーシーには自分が生まれる前に殺人鬼に殺された姉がおり、家族みんな悲しみに包まれ続けていた。ある日、ひょんなことから2003年にタイムトラベル!そして年の近い姉と出会い、失われた絆を取り戻そうとする。ここで殺人鬼から守ることができれば未来は変わるかもしれない…が、姉を亡くしたからこそ自分が産まれたという事実も知る。果たしてルーシーは姉を守るのか…?な話

かなりシンプルなストーリーでパラドックスなども分かりやすいティーン向けタイムトラベルものな本作。まあまあ面白い!主人公ルーシーが「姉が生きていて家族みんなイキイキしてる世界線」を体験することで現代の「姉を失い家族がネガティブ過ぎちゃってる世界線」の悲しみがより引き立つ比較の展開は巧い。思い描いてた結末とはかなり違って「それでいいのか!?」と思ってしまう気持ちにはなったけど、まあ…いいでしょう!

ヴァネッサ・カールトンの「サウザンド・マイルズ」やアヴリル・ラヴィーンの「コンプリケイテッド」など、老人歓喜の超名曲もふんだんに使われつつ、会うことのなかった2003年の姉と2000年代のアメリカンティーンのファッションを試しまくる今作屈指の名シーンがあるんですが、私のような2024年の日本じじいには全くピンと来なかったのが悲しかったです。

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ファンタジー「トロール」

【あらすじ】
ノルウェーの山奥でトンネル掘削作業をしていると、大きな地鳴りがして作業員が多数死亡する事件が発生。反対住民が撮影していた動画には巨大な人影のようなものが写っていて、現場付近にはどでか足跡が連なっていた。まさか、ノルウェーに伝わる伝説の存在・トロール!?地質学研究家で父親からトロール伝承を聞かされて育ったノラは、首相補佐官アンドレアスとともにトロールを追う!な話

ノルウェーが舞台となる映画といえば「トロール・ハンター」「THE WAVE」などなどありますが、共通して言えることは「大自然の美しさ」、これに尽きますわな。本作「トロール」でも自然の雄大さが最高!そしてそんな自然をでかすぎるトロールがのっしのっしと歩く様は実にファンタジックです。ストーリー的にはまあベタっちゃベタではあるものの、基本をしっかり抑えたお手本のような完成度で安心出来ますよ。

登場人物も、トロールの理解者、飄々とした同行者、変人パパ、カリスマ軍人、武力で封じようとだけ考える頭でっかちな政府と、既視感はありつつも理想を突き詰めて洗練されたバランスの良さもお見事。こういう時にキャスティングされる女性首相は気品に満ち溢れてカッコいいんだよな。今年中に続編が出るらしいので、見るなら今かもしれませんね。一点、世界中でトロール出没のニュースが報じられるシーンの中で日本のニュース映像も流れるんですが、画面にデカデカと「ノルウェーで気が狂う」という見出しがつけられててさすがに笑ってしまいました。そんなことニュースのテロップには出さない。

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空手「コブラ会」シーズン6(完結)

【あらすじ】
シーズン5までのゴタゴタが色々片付き、一時的な平穏が訪れたバレーの街。そしてついに街を飛び出して世界大会に出場だ!

1984年に公開されたレジェンド空手映画「ベスト・キッド」から時を超えて正統続編として続いていたシリーズ「コブラ会」がシーズン6をもってついに完結しました!!いや〜感無量…。シーズン6ではついに世界大会に出場するものの、もちろん世界の超強い空手ファイターが立ちはだかり、ダニエルさんとジョニーが2つの流派をミックスして共に高め合おうとするも結局はいがみ合い、生徒たちも友情や恋愛などの私情が挟まって軋轢が発生しすべてのバランスが崩れていくが、果たしてどうなる!?という展開。

全シーズンを通してすごいのが、「ベスト・キッド1〜3」の全敵キャラ、全ヒロイン、一瞬出てきた全ザコ、「2」の舞台である沖縄で台風被害で取り残されてダニエルさんに助けられた数秒しか出てない小さい女の子など、かつてのあらゆる登場人物が35年以上経ってるのにほぼ全員「コブラ会」に出演しているというところ!ベスト・キッド愛がすごい!!なので「コブラ会」を全身全霊で楽しむためには過去3作をちゃんと見とかないといけないというかなりのハードルの高さはありますが、それを乗り越えるとめちゃくちゃ最高の感動に包まれます。

最終シーズンの世界大会はドラマの盛り上がりを考慮しまくった超ご都合主義な展開ではありますが、それもまた狙ったとおりにめちゃMAXボルテージまで高まります。ミゲル、サム、ロビー、トリー、バイナリ兄弟、ジョニー、ダニエルさん、そしてミヤギさん!皆最高!!いつか絶対見てくださいみなさん…。そしてパラレルワールドのジャッキー・チェン版「ベスト・キッド」と世界がつながる新作映画「ベスト・キッド レジェンズ」も最高に楽しみ!

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U-NEXTで見た映画&ドラマ

アクション「ベイビーわるきゅーれ」

【あらすじ】
見た目は普通の女子だが実は超一流の殺し屋コンビのちさととまひろの二人は高校卒業とともに組織からの指令で「社会に溶け込むこと」が必須になり、共同生活を始める。しかし普通のバイトは続かず、完全なる社会不適合者なのでトラブルを起こしてばかりだった。そんな生活の中、とあるヤクザの娘から因縁をつけられてしまう。果たして二人は殺し屋稼業を続けながら社会に溶け込めるのか?な話

やたら評判が良いのは知っていて、3作目が配信に来たので1作目から見てみました。おもろいっ!「日常生活に溶け込もうとする殺し屋」という設定はまあ割とありがちながら、ちさととまひろのキャラクターが最高に良過ぎ!バカリズムのドラマのようなやけに長い無駄話で二人の関係性だからこそ成り立つゆるゆる生活を暖かく見守りつつ、時にめちゃくちゃなバイオレンスモードが発動した時の気持ちよさはひとしおでした。

ちさと役の高石あかりさんは次期朝ドラの主役に抜擢されるだけあって陽の存在感が凄まじく、完全な陰のまひろを大きく包み込む感じが素晴らしかったな〜〜〜。

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アクション「ベイビーわるきゅーれ2ベイビー」

【あらすじ】
超一流の殺し屋ちさと&まひろは過去に入会したままのスポーツジムの会費や保険料で大金を振り込む必要があり、急いで銀行に行くも運悪く銀行強盗に出くわし正式な仕事以外で人をぶちのめして謹慎処分を食らった。一方、うだつの上がらない野良殺し屋ゆうり&まことは、「正規の殺し屋を殺せばその枠に繰り上がれる」という噂を聞き、ちさと&まひろに戦いを挑む…果たして勝つのはどっちだ?な話

お察しの通り、2作めも見てしまいました。おもろすぎっ!かなり極まってたかも。今回は二人に立ちはだかる殺し屋兄弟にめちゃくちゃ焦点が当たってそっちも応援せずにはいられなくさせてくれるのが良すぎた…。ちさと&まひろが負けないってことは分かりきってるだけに、それでもなお最終決戦のボルテージが最大最高に高まるような話運びが素晴らしかったですね。あっぱれ。お見事!

相変わらず二人の無駄話&雑談が本編の4割くらい占めてるのも良いし、絆がどんどん強まって魂で繋がってる関係性も見てて泣けてくる…。この二人の友情が(プライベートでも)いつまでも続いてくれ…3作目も一気見だ!

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アクション「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」

【あらすじ】
超一流殺し屋ちさと&まひろは宮崎に出張し、遊びまくり食いまくりの合間に仕事をこなして大満喫。そんな中、まひろの誕生日を忘れてたちさとは何とかプレゼントを用意しようと奮闘する。そして次の仕事もパパっと終わらせようと標的の潜伏先に突撃するが、何と野良の殺し屋が既に銃口を突きつけていた。ダブルブッキングか!?正規の殺し屋が野良に仕事を奪われては大変、こいつも殺そう!な話

三部作一気見しました…。おもろいっ!!素晴らしい!!今回は宮崎ロケ、狂気に満ちた野良殺し屋に池松壮亮、そして地元の先輩殺し屋に前田のあっちゃん(久々にその顔を見たからか、まず「キンタローに似てるな…」と思ってしまう逆転現象も発生」)が加勢してくれたりして、過去2作の成功からかなりスケールが大きくなってたのが最高でした。ガンアクション、格闘アクションも邦画の中で相当上位にくるほどの凄まじさで気持ちが良かった…パンチが見えね〜!

ドラマもあるのでそっちも見なきゃ…そして4作目あるか!?あってくれ…頼む!それにしても悪役の池松壮亮のキャラ造形に体の仕上がり方、そして格闘の小慣れた感がかなり凄かったな。3にふさわしい最強&最狂キャラだった…。

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サスペンス「密輸1970」

【あらすじ】
1970年、韓国の漁村の海女ジンスクたちは近隣工場の汚水で仕事が出来なくなり、密輸に手を貸してしまう。しかし税関の摘発によりジンスクは逮捕、その場にいた親友チュンジャはうまく逃亡した。数年後、刑期を終えたジンスクは村に戻り、チュンジャと再会して新たな密輸の儲け話を聞くが彼女への不信感が募る。密輸王、税関、村のチンピラも巻き込んで、大金を手にするのは誰だ?な話

海女さんが密輸を手伝うというじぇじぇじぇな実話ベースの話。良い!タイトルや設定から引かれる要素はあんまり無くて惜しまれながら公開当時はスルーしてたんだけど、スキルの割に虐げられてる海女さんが人生の再起をかけて悪を打倒しようともがく展開はかなり熱い!

海の底に沈んだ大金を「海女×密輸王×チンピラ×税関」が奪い合おうとするの四つ巴の構図もかなり分かりやすくて楽しいし、70年代のファッションと終始流れてるゴキゲンなディスコサウンドで彩られ目も耳も楽しかったです。クライマックスの戦いも海女さんであることを全面に押し出した目の覚める痛快さで、笑いあり熱血ありのエンターテイメント傑作でした。U-NEXTは良い映画を独占配信しててサブスク業界の中ではかなり育ってきてるよな〜。

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ヒーロー「ドゥーム・パトロール」シーズン3〜4(完結)

【あらすじ】
欠点だらけのヒーロー集団「ドゥーム・パトロール」のメンバーは何やかんやで結束しつつタイムトラベルで未来の世界を覗き見るが、そこはお尻のモンスターの襲来によって終末世界のように荒廃していた。果たして現代に戻りその原因を排除しつつ、各メンバーにのしかかり続ける悩みは克服されるのか?

誰も知らないポンコツヒーロードラマ。シーズン4をもって完結…。めちゃめちゃな超展開続きで電車の中で見てるのについつい寝落ちしてしまうことが何度もあったしんどいドラマではあったけど、シーズン1から全く説明されてなかった「メンバー達が何故か100年以上老けずにめちゃ長生きしてる」という謎が最後にストーリーの軸となり、終盤は神回続きで有終の美を飾れて最高に良かった…最終回はみんなが苦しみから解放されてホロリとさせられて、めちゃくちゃ素晴らしすぎ!!

中でも9話「イモーティマス・パトロール」の回は本作のしっちゃかめっちゃかさを象徴する完全神回だった…。いやー最高。誰も見てなさすぎてこのシーズンだけ吹き替え無かったのが悔やまれる…(吹き替え派なので)。

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Disney+で見たドラマ

MCU「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

【あらすじ】
初代キャプテン・アメリカのスティーブ・ロジャースから盾を託されたサム・ウィルソンが重圧に押しつぶされそうになりながらも遺志を継いで新たなキャプテン・アメリカを襲名するまでを描く単発ドラマシリーズ。

「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」が公開されるにあたって本作に関する全ての記憶が完全に無くなっていたので復習。改めてしっかり理解しながら見るとかなり面白い…。パワー・ブローカーは超人血清の製造元として謎を残してるし、USエージェントが5月公開の「サンダーボルツ」に出演することにもなってる(ジモも出るという噂も…?果たして…?)のでMCU追いかけるならこれはかなり必見。とはいえマーベル映画シリーズ自体の興行収入もやや下がってたり、ドラマとかも増えすぎてファンが離れていったり、カーン役のジョナサン・メジャーズが降板して大幅に計画が変更されたりと前途多難ですね…。私は、追いかけます。それが私の義務だから…。

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映画館で見た映画

MCU「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」

【あらすじ】
スティーブから盾を受け継ぎ、新たなキャプテン・アメリカとなったサム。その重責に葛藤しながらも、正義の象徴としての使命を果たそうと決意する。そんな中、アメリカ大統領ロスが主催する国際会議で、突如ロスを狙ったテロ事件が発生。これを引き金に各国との軋轢が生じ、世界大戦の危機が迫る。サムはこの混乱を収束させるべく奮闘するが、大いなる陰謀を企てる存在が浮上する…な話

「ファルコン&ウィンターソルジャー」鑑賞必須な3代目キャプテン・アメリカ!なんか久々に正統派ヒーローによるド派手アクションを見たような気がしてテンション上がるし、盾と翼を駆使した空中戦は最高!前述のドラマにも出ていたトレス中尉も2代目ファルコンとして熱い活躍もある!日本がアメリカに迎合せずにしっかりと自身の意見を持った強気な態度だったのもなんか時代の変化を感じて良かったですね。でもよくよく考えたらストーリーの根幹に関わる黒幕の陰謀がめちゃくちゃ単純だったような…気のせい?それはさておき、ルース・バット・セラフ役のシーラ・ハースさんが151cmとめちゃめちゃちびっこくて、デカい男たちデカい女たちデカすぎる赤い男に埋もれながらも存在感がバッチリでかなり可愛かったです。

まあそれはさておき、これも面白かったからこれに続く「サンダーボルツ」もかなり面白そうですよね。そしてその次は「ファンタスティック・フォー」…く〜〜〜っ!

 

ホラー「スキナマリンク」

【あらすじ】
ケヴィンとケイリーの兄妹は、夜中にふと目覚めるとパパとママの姿が無い上に、家から窓やドアも消えてしまい、薄暗い家の中に二人だけで行くあてもなく彷徨い閉じ込められてしまう。やがて姿は見えないが確かにそこに存在する闇の奥の「何か」がジワジワと二人に近づき、言いようのない恐怖に侵食されていく…な話

不穏なジャケ写がかなり良く、製作費15000ドルなのに200万ドルぐらい興行収入あったというやつ。ただ、「具体的な何かが出るわけでもなく、なんなら主役となる兄妹すら顔はまともに映らないし、天井・床・壁の隅・部屋の奥・闇しか映らない」というめちゃくちゃ実験的+前衛的な映像表現で賛否分かれそうではあったかな。人によっては「つまらん!」てなりそう…。

でも、個人的には子供の頃に誰しも感じた「深夜の真っ暗な家の中の形容し難いあの怖さ」を思い出させる不穏さがかなり恐ろしいな〜と思いました。90年代のザラついた質感の映像で、今にも何かがゆらりと出てきそうな感じは直視できなかった…。「真っ暗な部屋で一人で縛りつけられて無理やり見させられる」という状況がこの映画を最も楽しむことができるかもしれません。

 

 

特に意味のない爆発で告げる別れ

というわけで今月はこんな感じでした。それではまた来月お会いできればお会いしましょう。皆さんも良き映画&ドラマライフをお過ごしください!