「昔、よく親に連れて行かれたよなあ。すたみな太郎

「あったなあ。オレはかっぱ寿司!」

「懐かしいね。私は、ステーキのどんだったなあ」

「あ~あったあった!ステーキの……ん?…ステーキの………どん??」

 

ステーキのどん

 

聞いたことはある。行ったことはない。

でも、他人の思い出話にやたら登場するから、行ったつもりになっていた外食チェーン。

それがステーキのどん

 

ステーキのどんって、どこにあるの?

明らかに、埼玉県に集中しています。

 

公式WEBの店舗一覧を手で数えたところによると、全国62店舗中28店舗が埼玉県です。なんと、ほぼ半分

 

「海外」の形が飛行機になっているのが、良いですね。
(店舗自体はないようですが)

 

これはもう、ステーキのどん=埼玉県民のソウルフード、と言っても過言ではないのではないでしょうか。

県民の友人に久しぶりに連絡を取って、ものの1分で独特なエビデンスをもらいました。

多分やはりソウルフードのようです。

「私はステーキのどんだったなあ」って言ってたあの子も、きっと埼玉県民だったのでしょう。

 

ステーキのどんに、行ってみよう!

着きました。これが「ステーキのどん」です。

※埼玉ではなく、都内のどんです。でもね、どの店でも同じクオリティで提供してくれるのが外食チェーンの良いところだから。だから僕は都内で埼玉のソウルフードを食べるんです。それが良いんです※

 

あっ、良い。

外食で感じがちな「身構えポイント」が一つもないことが伝わってくる。

たぶん、隣のお客さんとの距離もしっかり空いてそうだし、ファミレス席でゆったり足を伸ばせそうだし、食べ終わった後にのんびりしてても急かされなさそう。

そういう、圧倒的な度量の広さ。気兼ねなさ。実家さ。

まだ入ってないのに、全部伝わってくる。

 

全部正解。

実家のような安心感は、どんにあったんだ。

 

なぜか洋皿が、壁に飾られたり梁に埋め込まれたりしているのも、なんか良い。

実家って、たまに帰るとこういう風なディテールありませんか?

 

日替わりメニューがデカすぎるのも良い。
隣に置いてあるおしぼりで、そのサイズを体感してください。

 

名もなきマスコットキャラがなんか言ってるチラシも良い。

 

良いものを紹介しているとキリがない。

食べましょう。

 

ステーキのどんを食う!

ハンバーグを頼んでしまった!!

ステーキのどんなのに!!!

 

でも良いんだ。これがステーキのどんの良いところだから。

 

ランチメニュー開いて1ページ目がコレですから。

ある程度、どん側も織り込み済みなのでしょう。

 

「ウチに来てるってことは、ボリューミーな肉を安く食いたいんだろ?ククク…あるぜ……どんハンバーグランチが……!」

 

まんまと、ですね。

 

このハンバーグ、肉汁がヤバすぎる。

肉汁でもう1個ハンバーグ作れる。

 

味ももう、求めていた通りのガッツリ感

食べ応えしかない厚バーグに、濃いめのソースがガツンときます!

 

これはライスが進むぞ……!

さて、しからば……

 

ガーリックライス。

ライス・スープはそもそも無料でついているのですが、+180円でガーリックライスにできるそうです。

我々は、+180円でガーリックライスが食える時代に突入している。

 

パクッ!ムシャッ!ガツン!!

求めていた通りのクサさ、旨さ

 

肉もガツンで、飯もガツン。ガツンの竜王戦。

 

こんなものはね。

 

こうですわ。

 

ハンバーグの肉汁ガーリックメシドボン!!

 

2つのガツンドボンして、更なる高みのガツン、ガツン=ドラゴンへ――

(さっき竜王戦って言っちゃったので)

 

これが、ステーキのどんなんです。

 

再び、ステーキのどんを食う!

でもさ、やっぱり食いたいよなあ。

 

ステーキ。

 

しかしもう1プレート頼むのって、なんか気が引けるよなあ。

 

追い肉シリーズ!?

 

完全に思考を読み取られている。

ステーキのどん、おそるべし。

これなら気軽におかわりできる。気兼ねなさのファンタジスタ。

であれば、謹んで追わせていただきましょう。

 

追い肉リブロインステーキ

 

ジュワ~の石もあるじゃん!

 

ジャアアァァアジャアアアァァ

 

豪雨のような焼き音。カメラも曇る大湯気。

ジュワ~笑とかいうのんきなものではありません。

これが、肉を焼くということなのよ。

 

完食!

大満足。

気兼ねない雰囲気、ツボを的確についたメニュー構成、濃いめの味付け、ボリューム、追い肉、焼き石。

 

鉄板に刻まれた「どん」のデスマスク。

全部最高でした。

 

休日の昼から友達みんなと車で出かけることがあるとするじゃないですか。

日中にBBQして、フリスビーとかバドミントンとかでしこたま遊ぶとするじゃないですか。

その帰り、適当にどっかで夕飯食うか~という、その時。

 

ロードサイドの彼方に見えてくるオレンジラインの建物。

あそこ、車停めやすそうだね。旨そうじゃん。ここにしようか。

 

それが、ステーキのどんなんだ。

 

日替わりもまだまだあるし、よく見るといちごのスイーツタラバ(ガニ)も見切れています。

まだまだ何かあるぞ、ステーキのどん

また来よう、ステーキのどん

 

 

あとね、これ見てください。

 

100円入れて占いするやつ。

昔からやってる純喫茶とかラーメン屋で見かけるやつですね。

チェーン店でこれ見るの初めてなので衝撃を受けたんですが、ステーキのどんでは普通のことなのでしょうか?

 

まあ、まあ、全然良いんですけど!

 

これは頭の体操じゃなくて「知識」だから!

しばらく悶々と考えちゃうから!
デザイン=見た目=ミヤケ?」「いやさすがにそれはな…」「でもこの手のヤツならあり得るかも…」ってさ!

 

こういうユルさもまた、良い。

 

ステーキのどん、最高!

感謝。感謝。

 

本当にありがとう!

 

なあ。

 

ステーキの首領(どん)

リブ★ロイン

 

キミ、そういう名だったのか。

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