読者のみなさんは電車の移動中や仕事の空き時間に、Wikipedia(ウィキペディア)の記事を読んで暇つぶしをした経験はございませんか?

オモコロブロス編集部の私は、湘南乃風のリーダーRED RICE(レッドライス)さんの記事を通勤中に読み、芸名の由来を知ることができました。

今回は数あるウィキペディア内の記事から、オモコロライターとBHB社員が好きな【Wikipediaの記事】を紹介させて頂きます!

 

恐山が読みたくなる記事

長くて面白い記事はすでに有名なものがたくさんあるので、比較的サクッと読めて興味深いものをいくつか紹介します。

 

▶『インターネット上で最も不思議な曲』

80年代になにかで放送されたことがあるらしい……ということ以外は何もわからず、何語の歌なのかすら不明。いまだに捜索は続いているらしいです。

タイトルも作詞作曲も歌唱者も謎の曲。YouTubeにもあります。

▶『安楽死ジェットコースター』

乗ると体に強烈な重力がかかって絶対に死ねるというジェットコースター。もちろん本当に作ったわけではないのですが、コンセプチュアル・アートとして評価されているらしいです。

▶『違法素数 』

数の並びそのものが何らかの違法性を有している素数のことを「違法素数」と呼ぶそうです。どういうことかというと、要は悪質なプログラム(コピーガードの突破とか)を実行できるコードに変換可能な素数とかを指すようです。それにしても「違法素数」というネーミング、カッコよすぎる。

 

寺悠迅が読みたくなる記事

▶『キャリー・ネイション』

偉人エピソードとの適度な距離の保ち方は「話半分程度に捉える」だと思っているのですが、話半分にしても魅力的過ぎる御婦人。それがキャリー・ネイションです。

禁酒法以前の時代にも、禁酒主義者として活動する人間がいました。彼女もその一人で、身長180cm、体重80kgというプロポーションを持ち、まさかり(手斧)と聖書を手に酒売り場を破壊して回ったそうです。

想像してみてください。まるで偉丈夫の婦人が、まさかりと聖書を手に、賛美歌を歌う女性を伴って酒場に現れる様を。その口から『飲んだくれの末路から皆さんを救うために参りました』と言葉が紡がれる様を。

ところどころ盛ってるな、と思います。

破壊行為は褒められたものではありませんし、ちゃんと何度もしょっぴかれてもいる人物なのですが、この記事を読み返すと何故かエネルギーが湧いてきて前向きになれます。

ウィキメディア・コモンズから引っ張ってきた本人の写真(パブリック ドメイン)。

あまりにも完成された1枚。

 

電気バチが読みたくなる記事

『シェフが客のオーダーに応えたことがきっかけで誕生した料理』みたいな、料理が誕生した面白いエピソードを収集しており、そういうページを読むのが好きです。他にも何か知っていたら教えてください。

 

▶『ポテトチップス』

ある日、クラムの客が、フライドポテトが厚すぎると苦情を言って、何度も作り直しをさせた。うんざりしたクラムは、フォークで刺せないような薄切りにしてカリカリに揚げ、客を困らせてやろうと考えた。しかし、クラムの予想を裏切って、この客はこの料理を大変に喜んだ[7]。

▶『たらこスパゲティ』

1963年から1967年頃、東京都渋谷区にあるスパゲッティ専門店の老舗「壁の穴」[1]で、常連客であった人物から、キャビアを持ってきたので、これでスパゲッティを作ってくれという要望をきっかけとして店主の成松孝安が考案したレシピである[2]。

▶『肉吸い』

1980年代後半に吉本新喜劇の俳優である花紀京が出番の空き時間に店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために「肉うどん、うどん抜きで」と注文し、当時の店主がそれに応えたことから誕生した。その後はクチコミで世間に広まり、店一番の人気メニューとなった[1][2]。

 

ビューが読みたくなる記事

▶『ワリオ』

他人に迷惑をかけていないか、嫌な思いをさせていないか、自分だけ顔がデカくはないかと常に気にしてしまい時々生活が億劫になるのですが、そんな時にマリオシリーズのキャラクター『ワリオ』のWikipediaを読むとちょっとだけ元気が出ます。
ワリオはこんなにも不潔で傍若無人で周囲に迷惑をかけているのに、デカい顔をして明るく楽しくアクティブに暮らしている。皆でテニスをやる時に誰も知らないワルイージとかいう友達を連れて来たりする。ワリオはすごいよ。
でもワリオになりたいかと訊かれたら、なりたくはないです。

 

松岡が読みたくなる記事

▶『石原プロモーション』

石原軍団の名物「炊き出し」についての歴史が知れるので好きです。
炊き出しをはじめるきっかけとなったのは、石原プロの俳優たちが出演する映画の撮影中、スタッフが用意したお弁当のレベルが、スタッフ用と役者用で違ったことに石原裕次郎が怒り、『俳優もスタッフもみんなで同じ食事をしよう』という話になり、カレーライスや焼きそばなどを自分たちで作ることになったそう。
地震や災害があった時は、そのノウハウを持って現場にいき、困っている人たちの手助けになればという思いでボランティア活動をしていたという。残念ながら2017年に炊き出し用具を全て処分し、その歴史に幕が閉じたそうです。

 

めごちもが読みたくなる記事

▶『トウモロコシ』

「とうもろこし」の地方別の呼び名がザッと載っていて、かわいいのでオススメです!

 

ヤスミノが読みたくなる記事

▶『プラダ・マーファ』

な〜んもないテキサスの砂漠にあるプラダの偽店舗。僕も地元の畑に『なか卯』の偽物を作りたい。

▶『モノウィ (ネブラスカ州)』

人口が1人の村。勝手な感想ですがロマンティックな気持ちになります。

▶『スイカバー』

写真、霜がつきすぎている。

 

凸ノが読みたくなる記事

▶『サンジェルマン伯爵』
18世紀ヨーロッパ社交界に現れた謎の人物。
出自に謎が多い上に博識、語学堪能、何年経っても容姿が変わらない。
果ては死後数十年経っても生存説が噂される…
という胡散臭さの塊のような怪人で、来歴より伝説の方が記述が多くてウケます。

▶『ディアトロフ峠事件』
映画化もされているソビエト時代の謎の事件。
山で遭難したと思しきパーティの死亡事件(事故?)なのですが、序盤の事件現場と被害者(?)の状態の記述で関心を掴まれてしまいます。
これに限らず、未解決事件系の記事は時間泥棒だと思います。

▶『ドナー隊』
アメリカ、カリフォルニアではとても有名な話らしいです。
アメリカ開拓時代に開拓民の一団が自然に阻まれて遭難した記事なのですが、人肉食に及んだことまで含め細かい記録が遺されていたために、すごく詳細な記事になっています。
遭難系の記事もまた、時間泥棒です。

 

マンスーンが読みたくなる記事

変な曲を探すのが好きなので、このページを見るのが好きです。

▶『演奏時間の極端に短い音楽』

▶『演奏時間の長い曲』

 

JUNERAYが読みたくなる記事

▶『珍しい死の一覧』
古今東西の「通常と異なる」死を集めたリストです。
不気味なものから、そんなわけあるか!? というものまで様々で、人間の命の儚さを思い知らされます。

▶『アステカ神話』
読み物として面白い!! 神様の名前ごとに別項目が立てられているので、寄り道しながら読み進めるのがおすすめ。
酩酊の神様が400匹のウサギだったり、ウーパールーパーが神様の変身した姿とされていたり、知ってる植物や動物への結びつきが強く、読んでいて楽しいです。

それと、Wikipediaには「珍項目」というリストがあり、こちらを順番に読んでいくだけでいい暇つぶしになるのでぜひ。「Ghoti」とか「ザ・ゲーム」とかすごく好きです。

 

まとめ

今回紹介したページ以外にも、おすすめの記事はたくさんあるはず。

読者のみなさんも「この記事は何度も読んでしまう」「この情報は面白い!」というWikipedia(ウィキペディア)の記事があれば教えてください!

今日はそんな日です。