steamでプレイしたおもろゲームをよく紹介している者です。
自宅では娘が寝静まったあとに夜な夜なsteamで様々なゲームをやりまくっているのですが、対人のデジタルカードゲームもスマホでそこそこ嗜んでおります。かつては「ハースストーン」を5年、「レジェンド・オブ・ルーンテラ」を1年ほどやり、それぞれ最高ランクまで到達した経験はあるのですが、最近はもっぱら昨年10月中旬にリリースされた「マーベルスナップ」というゲームに没頭しています。
見てもわかる通り、スパイダーマンやハルク、マイティ・ソーなどのマーベルコミックスのスーパーヒーロー&ヴィランが様々な効果を持つカードとなって登場し、デッキを組んで対人で戦う…というもの。これが全世界でリリースされて以降、国内でもプレイ人口がジワジワと増えてきているので、オモコロブロスでも「良さ」を紹介してみようかなと思います。興味があったらぜひやってみてください(※PR記事とかではなく、勝手に書いています。好きだから…)。
ちなみに私はリリース当日からプレイしていて、CL7500↑でだいたい毎月インフィニティランクに到達する程度には嗜んでいます。
※画像はマーベルスナップのゲーム画面より引用しています
■マーベルスナップの基本的なルール
マーベルスナップにおける基本的なルールは以下。
・カードを4枚まで置ける「ロケーション」が3つ用意される
・プレイヤーは1ターンごとに任意のロケーションにカードを置いていく
・ロケーションに置かれた各カードのパワーの合計値が多ければ優勢
・最終ターンで2つのロケーションで優勢が取れていれば勝利!
対戦画面はこんなん(縦型なので電車での移動中にも片手でサクっとプレイできちゃいます)。もちろん、よくあるカードゲームと同様1ターンごとにマナが1つずつ増えていき、高コストの強カードは終盤でのみ出せるようになります。
2つのロケーションで優勢が取れてるので、勝ち。
これだと相手が2ロケーションで優勢を取っているので負け
色々あるランダム要素は一旦あとで説明するとして、かなり平べったく説明するとこんな感じ。シンプルでしょ?さらにこのシンプルなルールから、マーベルスナップがおもしれ〜〜とついついやっちゃう好きなポイントをご紹介したいと思います
好きなところ1:1試合3分で終わる
1試合、だいたい3分で終わります。デジタルカードゲームをやっているとだいたい1試合5〜10分ぐらいかかったりするのがザラで、じっくり時間をかけて戦うコントロールデッキで対戦すると30〜40分かかったりすることも少なくありません。そんな長い時間かけて負けた日にゃ〜スマホを折ってふて寝するしか道は無し。
そんな中マーベルスナップは1試合6ターンで終了し、長引かせようにも絶対に3分程度で終わってしまうというお手軽さ。さらにデッキも各カード1枚ずつの12枚!実にコンパクトなのが魅力です。でも、その3分の中に同じ試合展開が2度と起こらないようなランダム要素があるのです。
それが、カードを置く舞台となる3つのロケーション。この各ロケーションには100種類以上ある様々な効果からランダムに1つずつ付与されます。例えば「ここにカードを置くと毎ターン終了後にパワーが+1される(=つまりカードを置けば置くほど優勢になれるチャンス!)」とか、「このロケーションにはカードをプレイできない(=実質ほか2つのロケーションで勝負するってこと!?)」とか、「ここに置いた1枚目のカードは破壊される(=1枚犠牲が必要だ!)」などなど。
また、ロケーションは1ターンごとに公開されるため、開かれたロケーションに堅実に置くか、まだ見ぬ非公開ロケーションに先陣を切って飛び込んでいくかでも駆け引きが試されます。ロケーション同士でシナジーを起こしてとんでもない試合になったりすることもよくあり、それがまた楽しいポイントなんです。
好きなところ2:試合の駆け引きが熱い
3分で終わるゲームを熱くさせるのが、1試合に1度だけ行える「スナップ」というオリジナル要素。マーベルスナップでは「コズミックキューブ」と呼ばれるポイントを1つ賭け、試合に勝利するとそのキューブを総取り出来ます(勝者は+2、敗者は−2)。
そしてそれを集めることで高いランクに進むことが出来るのですが、試合の途中で「これは確実に勝った!」と確信した時に「スナップ」をすることで、キューブを倍プッシュし、勝利後の獲得キューブを4つにすることが出来ます。これが熱い!(※ちなみに「スナップ」はもちろん、あのサノスの指パッチンから来ているネーミング)
もちろん相手もスナップすることができ、お互いがスナップした状態で最終ターンまでもつれ込むと最大で8つのキューブが動きます。お互いがスナップした状態での最終ターンのヒリつきは尋常ではありません。
ただ、いくら試合時間が短いとはいえ、本来2つしか増減しないキューブがスナップして負けて8つも失ってしまったらストレスも倍増…。でもご心配なく。相手がスナップをかましてきてこちらに勝ち目が無い場合、無理に飛び込むのではなく「撤退」することが可能です。
負けてないから!後ろに向かって前進しただけだから!という意味合いの”撤退”!これのおかげで負けた時の心的ストレスとゲーム内被害を最小限に抑えることが出来ます。逆に勝ち目が薄くてもあえてブラフでスナップをかまして、何か秘策があるのかと相手に思わせて撤退を促すという豪胆な手も一つのプランとしてあり、その辺りの駆け引きが1試合ごとを面白くしてくれる要素となっています。
スナップと撤退の駆け引きが分かっていれば、勝てる試合でキューブを2〜4個増やし、負ける試合では1個減らすにとどめることで初心者でも最高ランクに到達することも不可能ではありません。
…ちなみにこれらのゲームデザインは、2014年にリリースされたスーパーおもろデジタルカードゲーム「ハースストーン」の根幹を作ったベン・ブロード氏が、新会社を設立して4年の歳月をかけて作ったもの。対人戦+コンパクトさ+駆け引きの熱さ+ランダム要素など、続けたくなる魅力を追求し続けた美しいゲームデザインとなっております。ハースストーンチーム在籍時からプレイヤー達から良い意味で「サンキュー、ベン・ブロード!」というスラングが寄せられるほど愛嬌たっぷりの彼だからこそ構築できたユーザーフレンドリーな仕様なのかもしれません。
マーベルスナップ引退します #マーベルスナップ pic.twitter.com/qjLA0vgp1K
— Yuki Makino@ゲーム (@chicchi_game) October 30, 2022
↑こんな感じでロケーションに泣かされることもしばしば。
好きなところ3:マーベルのキャラクター達の理解度が深まる
私がこのゲームを始めたのはベン・ブロード氏が手掛けたということもありましたが、やはりマーベルの映画やドラマをほぼ全て見ているファンだったこともあったから。映画で見たあのスーパーヒーロー達がその個性豊かな効果を持ったカードとして登場してくるのはかなりテンションの上がるものでした。
たとえば親愛なる隣人スパイダーマンは「次のターン、相手はこのロケーションにカードをプレイできない」という効果を持っており、相手陣地に蜘蛛の巣をバッと張ったり…
スパイダーマンの宿敵であるドクター・オクトパスはその長い触手で相手のカードを無理やり場に引っ張って相手のプランを崩すことができます(リスクも大きい!)。
そんな感じで、キャラの特徴を活かした効果も持ちつつ、そのエフェクトも個性豊か。プレイするのがより楽しくなる仕組みも盛りだくさんです。
逆に、「ロケーションにこのカードしかいない時にパワーを+5する」というネイモアというキャラはこのゲームで初めて知り、その後「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」のヴィランとして登場した時に「単体でめちゃくちゃつえ〜!まさにこのカードの効果とバッチリじゃん!」となったものでした。
…こんな感じで相互にマーベルのキャラクターの理解がとても深まり、さらにマーベルのことが好きになる設計になっています。特にSteamで「Marvel’s SPIDER-MAN」をプレイしてる時にミスター・ネガティブが登場した時は「お、お、お前がミスター・ネガティブだったのか!!!!」とかなりシビれてしまいましたよね。
また、マーベル映画の新作公開にあわせて新カードが増えるのもまた一興。この記事が公開される5月は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol3」の公開にあわせて「ネビュラ」が新カードとして登場し、サンスポットと並んでどのデッキにも使える汎用性の高さで早速人気となっています。そして月末にはVol3の敵である「ハイ・エヴォリューショナリー」もリリース予定!
やりたいけど初心者のガイドは?
そんな感じでもうちょっと色々言いたいことはありますが、ひとまず「知ってほしい良さ」をかいつまんでご紹介してみました。もし興味があったらプレイしていただければと思います。
最後に、「やりたいけど初心者に優しく解説してくれてる動画配信者とかいないの?」という皆さんのために、積極的にマーベルスナップの動画を配信している三英傑と、twitterで情報共有をしている方をご紹介いたします。
■天野さとしさん
ハースストーンをプレイしていたころから仲良くさせてもらってる配信者の方。初心者向けの動画を投稿していたり、生配信中にデッキの相談なんかにも乗ってくれるみたいです。最近はあまりにも相談が殺到しているためデッキ相談はYoutubeのメンバーシップ限定となっていますが、親のように親身に相談にのってくれますよ。ちなみに私とは偶然2〜3回対戦相手でマッチしたことがあり、何度かぶちのめしたことがあります。
■かつけんさん
同じく、様々なデッキを紹介している方。ややクセのあるオリジナルデッキもありつつも、デッキの解説が丁寧なのでそのデッキを試したくなる魅力にあふれています。ただプレイを見るだけでも自分のプランにないプレイの仕方の参考になりますからね。ちなみに偶然に1度マッチングして、負けたことがあります。
■ナリカワさん
こちらも様々なカードゲームをはじめ、マーベルスナップ初心者のための動画や配信で魅力を伝えている方。配信でも視聴者とコミュニケーションを取りながらプレイしているので参考になるところはたくさんあると思います。私は偶然にも配信中のナリカワさんとマッチングし、勝利をおさめたあと急いでその配信ログを見に行って自分が勝ったところを配信側から見届けたことがあります。
■えーえーさん
twitterでマーベルスナップの情報共有をしまくってたあまり、公式Discordサーバーでもモデレーターを務めることになり様々な情報を発信している人。彼さえフォローしておけば最新の情報や最高ランク到達デッキ情報はバッチリです。
以上、いろいろご紹介してみましたが、かなりサクッとプレイできてストレスもかからない、お手軽なのにマーベルのヒーロー達の活躍が楽しめるマーベルスナップ、ぜひプレイしてみてくださいね。敬具