もう何度も言われていることだと思うけど言わせてください!!

 

 

「なんとなくイラスト描けるようになりたいんだよなー……」と、イラストに対して中途半端な気持ちの人こそiPadを買うべきだと確信しました!

 

この記事では「なんとなくイラスト描けるようになりたいんだよなー……」と思っていた僕が、どのようにして「iPad最高!」と思うに至ったか、またなぜ「このイラストは……俺が描き上げないといけないッ!」という気持ちが芽生えたのかを解説させていただきます。

筆者の自分語り

人生でイラストを描くことに興味を持ったことがありませんでした。

何かを描こうと思っても「どの部分が一番手前になるのか?」を想像するのが苦手で、避けてきた人生だったんです。

この苦手意識が原因で、企画職に就いた時に「頭の中にイメージはできているんだけど、絵に起こせない」というジレンマにモヤモヤさせられましたね。

 

「思い浮かんだものを自分でカタチにできるようになりたい……」

 

そういう気持ちがちょっとづつ膨れ上がっていき、2年くらい前に一念発起してペンタブを購入しました。板タブと呼ばれる液晶の付いていないタイプです。

 

 

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▲Wacomの安いやつを購入しました

 

イラストは苦手だけど、少しづつ練習してモノにしようと思ったんですよ!

 

しかし……

めんどくせ〜〜〜!!!

 

僕の環境の場合、「イラストを描こうかな」と思ったら

1 .ペンタブを充電から外す
2 .デスクのキーボードを奥にどかす
3 .ペンタブを置く
4 .ペイントソフトを起動する
5 .新規キャンバスのサイズをキーボードで入力する

と、5つくらいの工程を踏まないといけなかったんです。もうこの時点でめんどくさい!!!

もちろんイラストを描くのに特化した環境を整えれば、この板タブでも問題ないんだろうけど、ただでさえ「なんか描いてみたいな……」程度のやる気しか持ち合わせてないんですよ? なので5つのハードルを乗り越えるのすらめんどくさかったんです(どうでもいいけどやるき茶屋ってネーミング、すごくないですか?)。

 

なんとかやる気を出して机に向かったとしても、作業に特化したPCではないので

 

「ちょっとレスポンス遅いな……」

「レイヤーに名前つけるのに、ペンタブからキーボードにいちいち持ち替えないといけないのか……」

「なんか感覚的に操作が出来ないんだよな……」

というめんどくささも発生し、結果ペンタブはいつの間にか棚にしまったままとなりました……。

ごめんねWacom……。

適当に買ったiPadだが

そんな板タブ諦め男の僕がiPadを購入した理由は、友人の「今、イラスト描くならiPad一択じゃない?」という一言でした。

 

正直、会話の内容はサッパリ覚えていないのだけど、なぜかその一言だけ耳に残っており「Apple製品だったら中古で買えばほぼ同程度の価格で売れるから損はしないよな……。買ってみるか……」と思い、型落ちのiPadとApple Pencilを中古で買ってみました。

 

 

▲合わせても3万円をちょっと超えるくらい。思ってたより安かったね

 

で、使ってみてどうかというと……

 

確かに描きやすい!

ワンタップでイラストソフトが起動する!

余計なアプリが入ってないからかレスポンスも速い!

WEBブラウザでお手本を探して、一番下のレイヤーに入れてなぞる練習もパッと感覚的に行える!

 

 

うん、ええやんえやん。

 

初日はその程度の感想でした。

 

 

しかし、iPadの凄さはそこじゃなかったのです!

 

 

翌日

 

 

その翌日

 

 

そのまた翌日

 

 

そのまた更に翌日も……

 

はっ!!

 

 

そうなんです! 帰宅して布団でゴロゴロしてる時でも「枕元にiPadがあるからイラストでも描くか」って気分になっちゃってるんですよ!寝ながらでも描けるので、習慣化しちゃってたんです! 

 

 

別にイラストに対するやる気はiPadを買う前と買う後で変わってないんですよ!

 

それって多分、こういうことだと思うんです!

 

 

「やる気」と「ハードルの高さ」には上記のグラフのような関係性があって、やる気がある程度ないとハードルの低いことすらめんどくさくてやらないんですよ、もちろん個人差はありますが……

 

そのグラフがiPadを導入することでこう変化しました!

 

iPadの寝転んだままでも使えるという特徴ハードルをグッと下げ「やる」の範囲を拡張してくれたんです!

また、低いやる気でも「やる」ようになり、ハードルが高くても少ないやる気で「やれる」ようになるったんです!!

 

僕はこの件で学びました……

 

 

そして……

 

何か行動する時、やる気が少なかったらハードルを下げればいいんです!

 

仕事でもそうじゃないですか! 面倒くさい仕事は効率化やツールを使うべきなんですよ!

 

 

▲最近描いたオモコロchのメンバー

思い浮かんだ絵を描いて、修正して、ズレてたらレイヤーごと移動して……って、イラストが完成していくのはカタルシスがありますね。もしスケッチブックしか手元になかったら、面倒くさくて思いついても描かなかっただろうな……。そして、イラストを完成させるとカタルシスがあるということにも気付けなかった……。

 

なので、「イラスト描けるようになりたいんだよね〜……。でも、続くかな〜〜〜?」っていう、曖昧でやる気が少なめの人ほどiPadを導入してみては?ということが伝えたかったんです!

 

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ここから先は、イラストを描くようになって初めて僕に表れた感情について書き連ねます!! お気持ち表明です!

初めて湧いた「これは俺が描かないと!!」という気持ち

 

で、このやる気なし男が描いてる絵はこんな感じ。

 

まあ、パロディですよね。

 

あと好きな芸人にランジャタイというのがいるんですけど、二人ともなんかマンガっぽい顔なんですよね。なので彼らのイラストをパロディ込み描いてみたいな〜って思ったんです。

 

なんとなく描きやすそうな二頭身にしたくて、参考となるイラストを探してる内に気付きました。

 

「ランジャタイの国崎って『きんぎょ注意報』のタカピーに似てるじゃん!!」

 

 

 

▲タカピー

 

ランジャタイのキャハハのハ! [DVD]

▲ランジャタイ(右が国崎)

気付いた瞬間にね、俺の中に「『もしもランジャタイの二人がきんぎょ注意報の世界にいたら……』というイラストを描きたい! いや、描きあげたい!」という感情が湧いて出たんですよ!!!!

 

「この絵を完成させたい!!」なんて感情、芸術家しか持ち得ないと思ってたんです! そんな気持ちがまさか自分に芽生えるなんて!!

 

その感情を因数分解してみると

「今頃、ランジャタイきんぎょ注意報に共通項を見出してるのって俺しかいないだろ……」

「でも、確かに似てるんだよな……、気のせいじゃないよな……」

「目の前にiPadあるし、俺でも頑張れば描けそうなんだよな……」

「……じゃあ、俺が描かないと!

といったような使命感に似た感情だったんですよね!!!!

思いついたら描いてて、手を止められなくて、3時間くらいぶっ続けで描いてましたね……。

 

二次創作とか同人誌文化は通ってきてないんですけど、Twitterでその界隈の人が呟いている「マイナージャンルだから謎の使命感で描いている」ってフレーズの意味がやっと理解できました……。

 

そうなんだよ!思いついたら動いてしまうもんなんだよ人間はよォ〜〜〜!!!

 

あと、この「思いついたから思わず動いた。他人がそれをどう評価するかは分からないけど、自分にとっては素晴らしいからやる。ただ、それだけ」って行動原理。何かに似てるなって思ったんですけど、これって思いついたダジャレを言わずにはいられないオヤジとほぼ一緒じゃないですか?

 

▲思いついたダジャレを抑えることの出来ないオヤジの例

 

オヤジギャグはほぼ同人文化である。

 

そんなことをイラストを描くようになって思ったよという話でした(多分違います、すいません)。