こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

洋画の中で、チョイ役として日本人が出るケースがあったりします。「アルマゲドン」では逃げ惑う群衆の中に松田聖子さんがいたり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」では未来のマーティーの会社の上司として「フジツウ(姓) イトウ(名)」という謎の日本人が登場したりします。

 

ですが、洋画の中でメインキャストの一人として異彩を放つ日本人がある映画もありますね。というわけで、今回はそんな「日本人が一人登場する映画」を3本紹介したいと思います。もうすでに知ってたらすいません。私より詳しい映画好きの方は「浅い」と思うかもしれませんが、大目に見てください。

 

 

 

 

 

■怨霊!奥菜恵!!「シャッター」

519nEf8r6YL

シャッター

 

【あらすじ】

新婚旅行で日本を旅するベンとジェーンは、夜の山道で女性を轢いてしまう。しかし女性の姿はそこには無かった。何とかコテージにたどり着いて一夜を明かした。数日後、コテージで撮った写真を見てみると全てに白いもやがかかっており、時折あの女性の姿を見かけるようになった。取り憑かれたの〜!?

 

一本目は落合和幸氏が監督を務めたアメリカ映画「シャッター」。幸せだった新婚夫婦が女性を轢いてしまったことで取り憑かれてしまうんですが、ジャケットからも分かるとおりの奥菜恵さんです。

 

ジャパニーズホラー的なジメッとした怖さはあるものの、やはり霊自体が日本で馴染みのある人なので、出て来るたびに「で、で、出た〜〜〜!奥菜恵が!!」となってしまうのが玉に瑕。なかなか良い作品ではあるんですけどね…やはりこういう役は顔が知れていない人を起用するのがいいかもしれません。

 

【予告】

 

 

 

 

■ムカデの先頭!「ムカデ人間」

41FGABiIFCL

ムカデ人間

 

【あらすじ】

狂った医者が人間のケツと口を連結してムカデみたいな人間を作る話

 

有名な「ムカデ人間」にも日本人が出演していましたね。ムカデの先頭車両(まだマシな方)を担当したのは、北村昭博さん。「真面目・勤勉」というイメージを持たれている海外の日本人像ですが、本作で北村さんが演じるカツローは亀田史郎をモデルにして荒々しい関西人の演技でそのイメージを壊し、見事その役を勝ち取りました。

 

「ムカデ人間」シリーズは、一作目でインパクトを残し、二作目でさらにグロテスク方面に振り切り、三作目で打って変わってコメディに振り切るという一作ごとのイメージをがらりと変えて展開する三部作なので、耐性がある方は是非続けてご覧いただければと思います。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■何者!國村隼!「哭声/コクソン」

f76f1647-s

哭声/コクソン

 

【あらすじ】

韓国の人里離れた田舎町で殺人事件が発生。とある青年が狂いだし身内を惨殺、しかもその青年は謎の発疹でブツブツになって白目をひんむいて、心ここにあらずな感じで呆然と現場に佇んでいたのである。さらにこのような殺人事件が立て続けに連続で起こっており村人たちは不安を募らせる。

 

警官のジョングは捜査を行うが、やがてこのような異常事態になったのはいつからかこの村に滞在している日本人のおじさんが来てからなのでは…と疑いをかける。果たしてこの日本人のおじさんの正体とは?やがてジョングの娘にも、謎の発疹が現れる…。

 

最後は、様々な邦画でその存在感を見せつける俳優・國村隼さんが出演する韓国映画「コクソン」です。こちらはもう、國村隼の、國村隼による、國村隼のための凄まじい156分でした。凶々しい瘴気に包まれた予測不可能すぎるストーリーに、悪魔祓い、悪霊取り憑き、祈祷、サスペンス、ホラー、閉鎖的な村、人間怖い、そしてゾンビ!全ての「狂気」が詰まったパンドラの箱みたいな映画で見るだけでかなりヘトヘトになったな…。とにかく國村隼が圧倒的に怖い!何も語らず、じっと見つめるその視線のパワーが恐ろしい!

 

序盤から國村隼がふんどし一丁で森の中で鹿の死体をついばむシーンがぶち込まれて完全にやばいと思わせるにも関わらず、目的が何も分からないのが不気味すぎるんですよね。日本人で韓国語も話せないのに何故こんな人里離れた村に…?一体何なんだ…という國村隼の圧倒的インパクトが全面に押し出されています。そして中盤に現れた祈祷師が娘にとり憑いた悪霊と祓おうと狂った儀式でドンチャン騒ぎするシーンがあるんだけど、これがすごい。同時に國村隼も儀式を始めて、二つの祈祷が交錯する凄まじい呪いバトル!!最高に盛り上がるポイントでした。他にも脳が処理できないぐらいあらゆる恐怖で畳み掛けてくる意欲作、ただいま劇場公開中です。急げ!

 

【予告】

 

 

 

 

■気になったら見よう

いかがでしょうか。日本人俳優・女優の皆様に置かれましてはこの調子で今後も活躍していただきたいものですね。それではさようなら。またいいのがあったら教えます。