『夢で逢えたら』という歌がある。

 

日本人ならきっとどこかで一度は聞いたことがあるはずだ。

万一聞いたことがないという人も、きっとどこかで聞くのは時間の問題だろう。

それほど有名な歌だ。

 

作詞作曲は大瀧詠一さん。

1976年に吉田美奈子さんによる歌唱で発表されて以来、現在に至るまでめちゃめちゃ数多くのアーティストに歌い継がれている。

まさに世代を超えて愛され続けている名曲だ。

 

その『夢で逢えたら』の全てを詰め込んだCDが先日発売された。

それがこれだ。

 

 

『EIICHI OHTAKI Song Book III 大瀧詠一作品集Vol.3「夢で逢えたら」(1976~2018)』

 

1976年の発表から2018年までの間に発表されたありとあらゆる『夢で逢えたら』をとにかく全部収録している。

全部だ。歴代オール『夢で逢えたら』大集合だ。

男の子だから歴代オール〇〇大集合と聞いたら条件反射でワクワクしてしまう。

 

発表当時のオリジナル版はもちろんのこと、様々なアーティストによるカバーもとにかく全部。

さらにオルゴール版や、なんと駅メロまで収録されている。

 

その数なんと86曲。

 

『夢で逢えたら』だけが86曲詰め込まれた夢のようなCDアルバムだ。

 

両手両足の指全てを使っても数えることができない。つまり無限に等しい。

ぶっ通しで聞いたら5時間と14分くらい。これだけ聞けば夢で逢うこともできるというもの。

 

価格は税別3980円、税込にしても一曲あたり50円くらいなのでめちゃめちゃお買い得と言える。

 

 

怒涛のディスク4枚組だ。多い。プレステ時代のFF並みだ。

 

当然『夢で逢えたら』しか収録されていないので書いてあるのはトラック名ではない。アーティスト名だ。発表された順に収録されている。

 

 

封入されているリーフレットにはこれまで『夢で逢えたら』が収録されていたCDのジャケットが並べられている。かっこいい。

 

 

広げると全『夢で逢えたら』のデータが掲載されている。図鑑みたいでかっこいい。

またこの裏には鈴木啓之さんによる解説と、『夢で逢えたら』の歌詞が掲載されている。

一緒に歌いたくなった時に便利だ。

 

 

ディスク1、『夢で逢えたら』だけが22曲入っている。

 

吉田美奈子さん歌唱による最初の『夢で逢えたら』から始まり、桃井かおりさん歌唱版までが収録されている。

この1枚の中だけでも曲の印象が変わっていくのが面白い。

 

 

ディスク2、『夢で逢えたら』だけが20曲入っている。

 

個人的に一番耳馴染みがあるラッツ&スターさん版の『夢で逢えたら』から始まる。キンモクセイさん版もよく聞いた覚えがある。

きっとそれぞれ世代ごとに「あーこれこれ」という『夢で逢えたら』があるのだろう。

 

 

ディスク3、『夢で逢えたら』だけが23曲入っている。

 

トラック2と3は駅メロだ。上り線と下り線らしい。上り線と下り線で駅メロが違うの初めて知った。

トラック22には作詞作曲の大瀧詠一さん本人による歌唱版が収録されている。

俺はアイマスが大好きなのでトラック13に収録されているアイマスの星井美希ちゃん歌唱版が最高に可愛いことにも触れておかねばならない。特にセリフの部分。めちゃめちゃ可愛い。

 

 

ディスク4、『夢で逢えたら』だけが21曲入っている。

 

松崎しげるさん歌唱による力強くてめちゃめちゃかっこいい『夢で逢えたら』から始まり、最後の最後はなんと最初の『夢で逢えたら』を歌唱した吉田美奈子さんによる新録版の『夢で逢えたら』で締めくくる。

シンプルなピアノを伴奏にした吉田美奈子さんの歌声を聴いていると悲しくもないのに涙が止まらない。

 

 

86曲連続で色々な『夢で逢えたら』が聞ける夢のようなCD。名曲は86回連続で聞いても名曲だ。

買おう。