HTC VIVEを買いました!
HTC VIVEは、PC向けのVR機器。ルームスケールという機能に対応していて、部屋の中を歩き回りながらVR体験ができます。ちょっと前は10万円くらいしてたんですけど、最近は7万円しないくらいに値下がりしていたので衝動買いしました。
こういうコントローラーが2つ付属。手の役割を果たしてくれます。
遊ぶときはこんな感じで、部屋の隅に2つのセンサーを設置し、その範囲内でコントローラを振り回します。
ソフトもいろいろと出ていて、遊んでるとどんどん時間が経ってしまいます。VR空間の中を自由に動き回れるのは本当におもしろい。
「斬る」快感が麻薬的な音ゲー Beat Saber
Viveを購入してから一番よく遊んでいるゲームがこちら、『Beat Saber(ビートセイバー)』です。
ライトセーバーに見立てたコントローラーを握っていると……
体感40cmくらいの立方体が奥から飛んでくる!
それを音楽に合わせて……
ズビャーーッと斬る!!
どんなゲームなのかはこちらの動画を観れば一発でわかると思います。
VRの音ゲーが痩せそうと俺の中で話題 pic.twitter.com/bDDR4td8Aw
— ゆー🙄ホームジムニキ (@yu2525niconico) April 7, 2018
「痩せそう」「ダイエットに向いてる」みたいな感じでちょっと前に話題にもなってました。実際疲れます。
私はどっちかというと音ゲーがかなり苦手で、運動神経もリズム感も平均以下なのですが、この「Beat Saber」は初めてめちゃくちゃにハマってしまいました。難易度も最近の音ゲーシーンの中ではわりと低めで、自分でも数時間で最高難度「エキスパート」をクリアできる程度です。
どうして面白いのか
Beat Saberが面白い理由を一言で表すなら「とにかく斬るのが気持ちいい」に尽きると思います。体感型であることの強みですね。
私がいままでにプレイしてきた音楽ゲームのモチベーションは、「間違えずにクリアする快感」でした。難しいステージをクリアできたら達成感で脳内麻薬がドバっと出て、それがリプレイに繋がります。
ただ、これは裏を返せば「クリアするまでは報酬が得られない」ということでもあります。私のようにあまりリズム感の素養がないプレイヤーだとなかなかクリアまでたどり着けず「クッソ~楽しくない!」と思われて投げちゃうリスクがあります。
しかし、Beat Saberは「ライトセーバーを振り回してモノを一刀両断にする」というアクションがすでに気持ちいいんですよね。流れてくるブロックをズバズバ斬る行為それ自体がすでに報酬として成立しているから、多少間違えてもあまり気になりません。すごい数のブロックをバッサバッサ斬りまくってるときの気持ちよさは忘れがたい。
この「斬る気持ちよさ」、さらに分解すると、「振動」がかなり大きな役割を果たしているといえそうです。普段あまり語られませんが、VRゲームにおける振動って本当に大事なんですよ。手元に伝わる震えはバーチャル世界とリアルの自分との間に触覚の接点を作ってくれる唯一の要素なんです。
Beat Saberの振動機能はかなりよくできています。初めてこのゲームで立方体を斬ったとき、その実在感に驚きました。「ライトセーバーで物を切断したら本当にこんな感触なんだろうな」という説得力が、手元のバイブレーションだけで表現されててすごい。VRで見る美少女キャラやモンスターよりもずっと強く「ある」感じがしたんです。たとえるなら「キンキンに研いだ出刃包丁で超巨大な梨を切断したような感触」というか……。うまく斬れると脳みそがジワ~ッとするのがわかります。この絶妙な感触になるまでかなり試行錯誤したんじゃないかと思います。
みんなもキンキンに研いだ出刃包丁で超巨大な梨を切断してみたくないですか? Vive買おうよ!
PSVRにも移植が決定!
すでに評価の高いBeat Saberですが、欠点としては曲数が少なめ。ただ、今ある曲がすでにカッコいい曲揃いなので私はそんなに気になりません。上の動画の「Escape」という曲が特にかっこよくて好きです。
腕を振り回したり左右にステップしたりするスペースがプレイ上では必須なので、そこは注意点です。
VRリズムアクションゲーム『Beat Saber』がプレイステーションVRで発売決定 https://t.co/GvXfEZX41b pic.twitter.com/ToRQnRKBqq
— ファミ通.com (@famitsu) June 10, 2018
そして6月のE3カンファレンスで、Beat SaberのPSVR版移植が発表されたとのこと。「VIVEはPCも揃えなきゃいけないし手を出しにくいなー」という人は比較的お手頃なこちらを検討してみてはどうでしょうか。