
こんにちは。ライターのたかやです。
眠そうに見えるのは眠いからです。正月休み明けだからね。
みなさんはこの正月休み、何をして過ごしていましたか?

僕はお金もないので、ひたすら家に籠って洋画や海外ドラマを観ていました。特にアメリカの映画が好きなのでそれを中心に。
そんなアメリカ映画を観ていると、いくつか疑問に思ったことがあります。
例えば…

そう…彼ら、ことあるごとにパーティー開いてません?
豪邸でダンスミュージックに乗って踊りながらシャンパン開けて騒いでいますよね(庭にはプールがある)。
さらに言えば…

貧乏人の発想ですが「パーティー」って単語を聞くとどうしても会費のことがチラついてしまうんです(僕はそういった時できる限りお金を払いたくないから)。
実際のところどうなの? やっぱりアメリカ人はみんなお金持ちなの? 国からパーティーの資金でも援助されてんの? それとも映画のためのフィクションなの?
…と、こんな感じの見たことはあるけど、実はよく知らない「アメリカあるある」が本当にそうなのか。今回は本場のアメリカ人に聞いてみたいと思います!!!
アメリカ人に集まってもらいました

今回集まってもらった方々はこちらです。

ちなみに、僕はこれまでの人生で一度も海外旅行をしたことがないので5人もの外国人に囲まれるという経験も初めてです。緊張します。

「今回、アメリカ映画でよくみるシーンは実際のところ本当なのか…ということを確かめたくて集まってもらいました。日本人がいまだよくわかってないアメリカの実態を遠慮せずガンガン話してほしいんですが…」


「Ah…」
さっそくケイティさんが口を開いてくれました。さすがアメリカ人、積極的に発言してくれそうです。

「△×△!Ψ〇○!※□◇#△!Ψ~!Ψ〇○!※□◇#△!」

………ん?


「※□◇ΨsΠ§∑〇○#△Ψ~Ψ〇○※;lsΠ§∑@」

「qawsedrftgyhujikolp」

「…」

「くぁwせdrftgyふじこlp」

「あー、うんうん…。なるほどね」



「※□◇#△Ψ〇○!!」

「HAHAHAHAHAHAHAHA!!」

何言ってんのか全然わかんねえ。
母国語である英語で話し始めました。いや、そりゃそうなんですけど。
ただでさえ5人同時に話されたら思考が追い付かなくなるのに、その上全員が外国語って…。スタートと同時に僕の脳内は綺麗に真っ白です。
ここ日本なのに一人で海外にいる気分です。泣きそう。

頼むからお前らだけで盛り上がらんでくれ。外国人って誰に対してもフランクなんじゃないの⁉
※このまま会話は全て英語で進めて読者の方にもこの時の僕の状況を体験してほしいんですが、そんな訳にもいかないのでここからは日本語に翻訳した会話をお送りします。
なんで学生がパーティーばっかり開いてるの?

「アメリカの若者たちってやたらと大規模なホームパーティー開いていません? あれだけの規模だと高校生や大学生の資金だけじゃ不可能じゃないですか?」

「あんな映画みたいなパーティーは一部のお金持ちの家でしかできないわ。“盛り上がり”を表現するための演出なんだろうけど、みんながあんな豪華なことをしているわけじゃないの」

「えっ。そうなんですか? ってことはあれはほとんどフィクションの世界ってこと?」
「そう! 大体は4~5人仲の良い者で集まって、みんなでお金を出し合いピザを注文したり…みたいな感じね。もし誕生日パーティーなら家でやる主催者が全部払うことが多いかも」

「でも日本ではそんなしょっしゅうホームパーティなんかしないなぁ…」

「日本は家が狭いからね。アメリカは一軒家が多いから、夜に子どもはしゃいだくらいじゃ騒音にはならないよ。一軒家なら、ダンスをしても下の住人に迷惑をかけないし!」

「そうか…日本の学生が騒ぎたいときにカラオケに行くようなもので、それを家でやっても迷惑にならないのがアメリカなんだ…! でも、パーティーばっかりしてたらすごい金額になりそうですね」

「アメリカの食べ物はとにかくサイズが大きいし、安い! 例えばピザなんかは日本の宅配ピザと比べて同じサイズのピザが半額で買えるよ」

「ピザが半額で!?じゃあピザ食べたくなったらアメリカに買いに行けばいいってことですね!」


「君が飛行機代を気にしなければ、ね!」

「すごいアメリカっぽい会話ができた…うれしい…」
まとめ
・誰しもあんな規模のパーティーを開いているわけではない
・お金も割り勘が多い
・アメリカの商品はサイズがでかいのでパーティー向き
アメリカの学生たちには親近感が湧いてきました。


「あと、アメリカの若者はパーティーもするしクラブにも行くわ! 日本にもクラブはあるけど、日本人ってシャイだな~~~~って思う。みんな全然踊ってないの。DJの人が出てくるまでず~っと棒立ちで。“いやもっと踊ろうよ!”って」

「確かに、ぼくは盆踊りくらいしか踊ったことないかも…みんなの前で踊るのはちょっと恥ずかしい…。それに、女性と踊るのもハードル高くないですか?」

「なんで? 踊るだけだよ?」

「確かに、日本の男性って『一緒に踊る』ってことを彼女にしかできなかったり、ナンパみたいなイメージ持ってますよね」

「違うの!? 一緒に踊れたら恋人確定じゃないの!?」

「踊るだけ。異性の友達とだって一緒に踊るよ」

「マジかよ…」
なんでカップルは地味なやつのロッカー前でイチャつくの?


「僕も学生時代のポジションが“そっち側”だったので観ていて本当に胸が苦しくなるんです。ああいった奴らは逮捕した方がいいと思うんですけど」

「たしかに映画でよくある表現だけど、あれも映画における演出の一つだと思うよ。1シーンだけでキャラクターの立ち位置を分からせるためのね。僕は実際にそんな場面に遭遇したことはないかな」

「えっ! そうなんですか!? 日本の学校だと、朝、教室に入ったらクラスのイケてる奴が僕の机の上へ勝手に座って彼女とイチャついてて、でも怖くて声もかけれないから始業のチャイムが鳴るまで教室の外で待つ…ってことはよくあるのに…」

「実体験がいちいち悲しい」

「でも、アメリカでは公共の場でカップルがイチャついてるのはよくある光景の一つだよ」

「教室でもカップルが手を繋いでいたり、肩に手を回していることはよくあるわ。それを恥ずかしいと感じることはないし、周りの人もごく自然な光景と思ってるの」

「人前での愛情表現は恥ずかしくないって良い言葉ですね。それでも、僕の目の前でイチャイチャしてる奴がいたら逮捕してくれって思っちゃいます。嫉妬に狂うから」


「僕は彼女と、もっと情熱的なコミュニケーションを人前で出来るよ!」

「なに言ってんだ」

「この人をアメリカのスタンダードだと思わないで」
まとめ
・ロッカーの前でイチャつくカップルはいない
・でも、公共の場でイチャついてる光景はよくある

「カップルの話題がでたのでこちらの質問も…」
なんでアメフト部は学校でモテるの?


「映画に出てくるアメフト部の奴らって、常に隣にブロンド女性がいません? なんでそんなにモテてるんですか? 理由次第では僕も明日からアメフト習おうかと思うんですが」

「アメリカではアメフトとバスケが人気のあるスポーツなんだ。アメフト選手は特にアスリートだから、そういう地位のある男子のことが女の子たちは好きなのかもしれない。その人がプロになれる可能性がある=お金持ちになる、という考えで付き合う女性もいるだろうね」

「合理的な考えだ…。まさにアメリカ…」

「日本の部活は、一度入部したら3~4年間続けるのが普通じゃない? けれどアメリカの部活は、シーズン制になっているの。例えば秋はアメフトをやって、冬には屋内スポーツのバスケに変更したりね。いろんな競技で活躍できている男子はやっぱり人気が高いの」

「結局、運動ができるやつがモテてるってことか…」
まとめ
・アメフトでもバスケでも、活躍する奴が結局モテる。
卒業式で角帽投げるやつ、人のとごっちゃにならないの?


「あとアメリカの学校って卒業式の日にみんなで帽子を一斉に投げますよね? 投げたあと自分の帽子がどれだか分かんなくならないんですか? せっかく晴れやかな気分になった後に、間違って自分の帽子持ってかれたらかなり凹むと思うんですが…」

「卒業式にしか使わないからなぁ…なくなってもいいというか…」

「帽子の裏には自分の名前が書いてあるし、オリジナルにデコレーションしている人もいるからわからなくなることはないわ」

「あれ、デコってる人いるの!?」

「アメリカの卒業式はとにかく“お祭り感”が強いわね。家族が式に来ることは当たり前で、中には自分の子どもの顔写真をパネルにして持ってきて、子どもが壇上に上がったときには声援を送ったりしている家族もいるわ」

「アイドルのコンサートじゃん」

「僕は数年前、日本の中学校で英語の先生をしていて、日本の卒業式にも参加したんだけど『校長先生の話なっげ~~~~~~~』って思ったね」

「そんな視点で日本の生徒たち見てたのかよ」
まとめ
・中学のアメリカ人教師は校長先生の話を『なっげ~~~~~~』て思いながら聞いている可能性がある。

「日本の人はスピーチでもっとジョークを挟んだらいいのに。僕はジョークって注意を引く一つの方法だと思ってる。もちろん時と場合によるけど、相手に話を聞いてもらうためにはくだけた言い回しも必要になると思う」

「私も、学生時代は講演会などに出向いて、その人の言い回しやジョークで使えそうなものがあったら積極的に自分のスピーチに取り込む様にしていたわ」

「日本だと、厳粛な場でちょっとしたウケ発言するのにもけっこう勇気がいりますからね。ムードを壊しちゃいけないから」

「ケイティさんもさっき言ってたけど日本人は本当にシャイなんだと思う。幼いころにシャイなのはある程度しょうがないけど、大人になったら自分に自信を持つべきじゃない?」

「自信は持ちたくないなぁ…」
初めて会う人にする、ホッペにキスしあう行為、どのレベルの人にまでするの?


「アメリカ人といったら、どんな人とでも出会いがしらにホッペにキスしてるじゃないですか。あれって照れたりしないんですか?」

「さすがに初対面の人にはさすがにそんなことしないわ。ホッペにチューもしているフリだし。仲の良い人でもハグをする程度よ」

「フリだったんだ。まぁ実際にキスすることが重要じゃなくて、相手への礼儀や親愛の表現が大事ってことなんですね」


「僕はクラブや暗闇では、あっついキスをするけどね」

「アンタは真面目なのかスケベなのか統一してくれ」


「でも、アメリカの人ってなんかハグの仕方もいろんな種類がありません? なんか、交差させた片腕を挟んでハグするやつありますよね?」

「男性同士でのハグのことだね。力強くガッチリハグすることによって、男らしさを表しているんだ」


ガシッ!

「おお!たしかに力強い。でも…。


「それどういう表情?」

「男らしいでしょ?」

「けど基本的には握手ね。握手の中にもいろいろ種類があるし、人や相手との関係によって全然違うと思う」
まとめ
・初対面の人のホッペにチューはさすがにしない
・基本はハグか握手
この、ダブルピースの指をちょっと曲げてるサインって何?

「あとアメリカの人って、会話中に“指をちょっと曲げてるダブルピース”みたいな仕草をすることがあるじゃないですか」

こういうの

「このポーズって何か意味があったりするんですか? 真面目な話してるときに急にダブルピースしだして『こいつ大丈夫か』って思ったりするんですけど」

「これはクォーテ―ションマーク( “ ” ←こういう記号)を指で表現しているの。日本でいう鉤括弧 ( =「 」や『』 )と同じ意味よ。アメリカでは会話の中で強調したい部分があったらこのポーズを使うの」

「なるほど。“ここは特に重要だよ”って相手に伝えたいときに使うんですね」

「強調以外にも、皮肉を表現するときに使うこともあるね。たとえば『サディと付き合ってたとリックは言ってたけど、あれは嘘だと思うよ』ってときにこのポーズを使ったりね」

「このピース…便利だ!」

皮肉の意味もあるこのダブルピース。みなさんも、相手がサインの意味を知らなさそうだったらこっそり使ってみてはどうでしょうか。バレた場合は知りません。
アメリカにも若者っぽい名前や老人っぽい名前ってあるの?

「最後の質問なんですが、映画や教科書では『ボブ』とか『トム』とか『メアリー』の名前をよく見かけます。この名前って日本では「太郎」や「花子」みたいな感じなんですか? もっと言うと『ボブ』みたいな名前はアメリカでは“古臭い名前”として扱われてるんですか?」

「『ボブ』や『メアリー』よりも、『フランク』や『ジャスミン』がそれらに代表される名前じゃないかな。『ロザリー』なんておばあちゃんの名前だよ」


「そうなんだ! 日本人は西部開拓時代の映画とかも観てるから、名前の時代感がごっちゃになってるのかもですね…。逆にアメリカにも若者っぽい、日本でいうキラキラネームってあるんですか?」

「有名人だと、歌手のビヨンセの娘の名前がそうね。ブルー・アイビーって名前よ。変わってない?」

「ブルー…アイビーがですか??? 正直どの部分が変わっているのか分かりませんが…。まあ、日本語のキラキラネームのどこが変かって説明しにくいし、従来とは違った名前に違和感を覚えるということは各国共通のことなんですね」

「あとはそうね、quiette and KalとかBrooklynなんてのもあるわ!」

「あれれ? また何言ってるのかわかんなくなってきたぞ???」

「Makiaもそうだね!」

「わかる~~~~~~!!」

「え? なんて??????」


「ははははははっはははっはははっはははは!」

「置いてけぼりにしないで! こんなことなら、もっと英語を勉強しとくんだった~~~~。とほほ~~~~~~~~~~~~~~~~」
まとめ
・アメリカあるあるは外国人でも
盛り上がる
せっかくなのでアメリカっぽいパーティーをしてみた
というわけで、せっかくなので僕も友人と一緒にアメリカ風のパーティーをして終わりたいと思います。

おっきいピザ!!

コーラ!
そして……

踊れ~~~~~~~~~~~~!!!!
た…たのし~~~~~!!!!!!!!!!
まとめ
パーティーは楽しい
日本人が知っているようで知らないことってたくさんある
アメリカでは当たり前だけど日本ではあまり知られていない事について紹介してきましたが、同じような現象が起こっている企業があります。農業機械のトラクターなどを作っている機械メーカーの「クボタ」です。

この会社、日本が本社にも関わらず、売上の7割くらいが海外で日本より海外のほうが知名度が高くなってしまったという不思議な会社なのです。

そんなクボタが日本での知名度を上げるべく、世界各地を巡ってCMを作っているわけですが、今回の舞台は、アメリカの荒野。「ユーティリティビークル」という多目的四輪車を長澤まさみさんが乗り回すというCMに仕上がっています。下記のリンクからご覧ください!

また、以前にご紹介しましたが「クボタのCM撮影現場に行かずに妄想で作り上げた現場レポート」という記事もありますので、読んでない方はぜひご覧ください。
それでは!
(イラスト: マキゾウ)

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