こんにちは。ライターのペンギンと申します。
突然ですが、『ドラえもん』ってすごいですよね。

小学館|てんとう虫コミックス『ドラえもん』シリーズ より引用
1969年にマンガ連載が開始され、話数は1,300話以上とのこと。
アニメ・映画は今も更新されており、何世代にもわたって私たちに夢とフシギを与え続けています。
まさに、国民的マンガ・国民的アニメの金字塔 of 金字塔といえるのではないでしょうか?

誰もが知る国民的キャラクター、「ドラえもん」。
そんな彼には、「有名な豆知識」がいくつか存在しています。


だとか。
「ドラえもんに指?知らないよ」
という方もいるかと思いますので、簡単におさらいしましょう。

ドラえもんの手は、「丸(マル)」です。
マルだと本来モノが掴めないはずなのですが、ドラえもんの手は「何でもくっつく仕組み」になっていて、必要に応じてペタッとモノをくっつけることで掴んだり持ったりすることができます。

「ペタリハンド」というらしいです。
(文献によっては「ペタンハンド」なこともあるらしい)
したがってドラえもんというロボットの仕様上、基本的に指は不要なのですが、「急に指が出現する」ことがあります。

(「マグマたんちき」がマグマを見つけたので「マグマグマグ」と鳴っている)
ビッグライトを使う時にしれっと親指でスイッチを押していたり、Vサインを出していたり……というシーンを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
しかし……
具体的に、どんな持ち物の時に指が出るのか?
皆さんはご存知でしょうか?
僕は全然知らないんです。
そして、気になってしまった。
タケコプターは…指出てない気がする。
バイバインは……指出てたかも……なんとなく……。
じゃあ、アンキパンは??
グルメテーブルかけは???
ポラロイドインスタントミニチュア製造カメラは?????
指、出るの?
出ないの??
どっち!!???
いやいや。

作者がその場のノリで適当に指を描いたり描かなかったりしてるだけでしょ?
果たしてどうでしょうか?
偉大な漫画家、藤子・F・不二雄先生の魂は、ドラえもんの指にこそ顕現しているかもしれません。
神は細部に宿るらしいですし。
とにかく、


気になる!!!!

それならもう、調べるしかないですよね。

中古で購入しました。状態のムラがすごい。
今回は、小学館「てんとう虫コミックス」全45巻に収録されている作品を全て確認していきます。

いや、多すぎ。
これ全部読むの?学期末のハーマイオニーか?
『ドラえもん』全巻の「指」を調査する

では、読んでいきましょう。
今回は、「ドラえもんの指が出ている時に持っている持ち物」を全てチェックします。
ひみつ道具はもちろんのこと、スコップやお茶碗などの普通の道具も、どら焼きなどの食べ物も対象です。

そういえば、マンガの『ドラえもん』って、床屋の順番待ちでしか読んだことなかったなあ。
いつ呼ばれるかわからなくて気が散るんだよな。

すごいペースで物語が進んでいくなあ。
1話あたりだいたい15ページの中で、のび太が困って→道具が出てきて→SF的な騒動が展開して→オチをつけているので、テンポが凄まじい。
仏頂面で読んでますが、めっちゃ面白い。

おっ!

早速、指出を発見しました!
のび太が開幕1コマ目で豪快に割った花瓶を「復元光線」で直すときに、人間でいうところの親指らしきものが出てますね。

花瓶を割るまでの助走を全カットして「割った瞬間からスタート」なのが凄まじい。
さて、コミックス1巻の4話目で、もう初指出。
最初の1~2話目は世界観の説明っぽいくだりも多かったので、実質的にはまだ最初も最初です。
正直、「たまに指が出てる」くらいの想定だったので、ちょっと驚き。
※読まなくても良い注釈※
全て終わってから気づいたのですが、指がほとんど出ないというイメージはアニメ由来っぽいです(マンガだと指が出てアニメだと指が出てないシーン多数)。
今回の調査はあくまでマンガの『ドラえもん』です。

指出のコマには、ふせんをつけておきましょう。
これを、45巻分やっていきます。
しかし、指出のコマだけを確認していると、「結局どういう時に指が出るのか?」がわからなくなりそうです。
そのため比較対象として「持ち物を持っているが指が出ていない」、すなわち「指不出」のコマにも別なふせんをつけることにします。

(『ドラえもん 第1巻』(小学館・てんとう虫コミックス)p.54より引用)
こんな感じです。

あ

指出、発見!
虫ロボットを手に乗せるために、別に出さなくても良さそうな指の出し方をしていてすごい。
こんなシーン、他にあるだろうか?
大量に読んでいると、発見した時の感想・感覚を完全に忘れていきそうです。
印象値も大事な考察要素になるかもしれないので、特に思うことがあった時に書く特記ふせんも適宜つけましょう。

(『ドラえもん 第1巻』(小学館・てんとう虫コミックス)p.85より引用)
こんな感じですね。
ということで、「指出」「指不出」「特記」の3種類のふせんをつけながら読んでいきます。
そして、読み終えた1巻の様子がこちらです。


ふせん、多くない?
1マンガの1登場人物が「手に何かを持っている」場面だけ数えて、こんなに多くなるか?
『ドラえもん』は道具ありきでストーリーが進みがちなので、何かを持っているシーンが異常に多い気がします。

1巻終了時点で、ふせんの数は約50枚。
単純計算で2,000枚以上ふせんを貼ることになります。
気が遠くなってきましたが、とにかく読み進めないことには何も始まらないので、読みましょう。



おっ!

(『ドラえもん 第5巻』(小学館・てんとう虫コミックス)p.82より引用)
インターネットで有名なコマだ(指不出)。
他にも、有名コマを多数発見。元ネタを知るって気持ち良い。
こうやって改めて読んでみると、『ドラえもん』って1コマあたりの威力がかなり強いですね。
上述した「やろぶこ」のように躍動感あるコマも強いし、

(『ドラえもん 第7巻』(小学館・てんとう虫コミックス)p.108より引用)
盛り上がるシーンなのに不気味なほど淡泊なコマ(指出)も、それはそれでインパクト強い。
(のび太たちの大ピンチに現れて猛獣を撃ちながら、この表情)
『ドラえもん』の1コマ画像が定期的にインターネットで流行る理由、分かる気がします。
そして展開もやはりすごくて、

(『ドラえもん 第7巻』(小学館・てんとう虫コミックス)p.130より引用)
すさまじいテンポの良さでまっすぐ笑わせてくることもあれば、
(のび太がぶちまけているのは当然ショベです)

(『ドラえもん 第4巻』(小学館・てんとう虫コミックス)p.165より引用)
SF短編っぽい奇妙な後味のオチで急に突き放してくることもある。
『ドラえもん』、面白ぇ~~!
=====
===
=
ハッ!?
指!!!!
調査を忘れたままグングン読み進めて焦るくだりが3回くらいありました。
ちょっとでも気を抜くと「入り込んで」しまいます。

『ドラえもん』って、入り込みやすい構造なのかもしれない。
入口では「普通の景色」「何でもない悩み」から始まって、ひみつ道具の登場を境に、少しずつ少しずつ虚構の世界になっていく。
いつの間にか「日常」から「異常」に足を踏み入れてしまっていて、気づいた時にはもう遅い。
『千と千尋』の最初のトンネルみたいな感じです。
めちゃめちゃ怖い罠だ。
僕の目的は、あくまで「指を探すこと」です。
指輪物語の逆の逆。
ちゃんと集中して、指を見ましょう。

はい。

はいはい。

はいはいはい!!

多い多い!多すぎ!
銭婆の紙がハクを襲うシーンか?

家中のふせんが枯渇してしまい、いったんコンビニに買いに行きました。
クリーム色しか売ってなかったので、もう色分けする余裕もありません。
45巻中20巻まで到達しましたので、一旦整理してみましょう。

ペンギン






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