■ドイツ2:ドイツは今、しいたけがキテる

 

 

 

ハァ、ハァ・・・

 

 

思わずブタごときにヒートアップしてしまいましたが、冷静に周りを見渡すと、花畑の中に看板が。

 

 

 

 

 

 

 

んん・・・?

 

 

 

「椎茸狩り」・・・?

 

 

 

ドイツなのに、椎茸狩り。余りにも予想外な看板。ここで普通の人ならこう思うでしょう。「そんなわけねえだろ?ドイツ村もよくわかんねーことやってんなww」と。そこらへんが浅はかなドイツ無知な奴とドイツを深く知りそして愛するドイツァー、いやドイチストの俺との差なのです。俺はこう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しいたけ・・・そこまでドイツに深く根付いたか・・・」

 

 

 

つまり、ドイツで椎茸が流行る→予想以上に椎茸が流行り、もはや椎茸狩りがドイツを代表する文化の一つとして完全に定着する→ドイツを正確に理解し、ドイツ文化を正しく伝える役目を担う東京ドイツ村でも無視できないレベルに→東京ドイツ村でも椎茸狩りをやらざるを得ない、と言うことなのです。

 

 

 

そうじゃなきゃ、一つの建物まるまるつかって椎茸狩りなんて東京ドイツ村でやるわけないでしょうが!よく考えろ!このドイツ無知どもが!!アインツバイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ・・・誰もいな・・・

 

 

 

 

いや、これぞ日本人の悪いところです。入場者数は関係ありません。ドイツの正しい文化を理解してもらう行動に意味があるのであって、流行っているだの人が来てるだのは関係ないのです。誰がなんと言おうが俺はドイツを正しく理解してみせる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安いのか高いのかよくわからない参加費用。そしてカゴの中には新聞紙とビニールが。ドイツの椎茸狩りはどうやら日本のものとはかなり方式が違うことが推測されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかチラッとキノコらしきものが見えます。そして写真にはありませんが中におじさんが一人おり、黙々と作業しています。俺はドイツ魂(エアガイツ)を振り絞り、たずねてみました。

 

 

 

「すみません、椎茸狩りやりたいんですけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

「えー、今おいしくないんで・・・」

 

 

 

まさかの遠慮がち拒否。ウネウネ生える椎茸が生えた土の塊を棒でカンカン叩いているおじさんに拒否られました。そんな新しすぎる楽器を演奏してもMステ出るのに2世紀かかるぜ、悪いこと言わねーからせめてピアニカにしとけ、と言おうとしましたが、実は椎茸の発芽には振動が欠かせないそうです。さすが!ドイツの科学力は世界一ぃいいい!!

 

 

 

 

「あと3ヶ月くらいするといい感じなので、また来てください」

 

 

 

 

ドイツ村では「じらす」ことでリピート率を高める作戦のようです。

 

 

その手に乗らない自信がない。

 

 

 

 

 

 

 

そして、お土産屋でも椎茸のぬいぐるみがあることから、どう考えてもドイツでは今、しいたけがかなりキテます。間違いないです。ドイツ土産にしいたけを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ドイツ3:ドイツは今、アニマルがすげーキテる

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほど、ドイツ人は心が優しく自然を愛する、と思いつきで書きましたが、それは正しかったようです。よかったよかった。だって動物園があるんですもの!ドイツの人たちもアニマルが好きなんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね、ここはドイツ村。ドイツならではのドイツのドイツによるジャーマンのためのエニモーたちがひしめいているのです。日本の犬猫ニワトリレベルの畜生をかわいいかわいい言ってるやつらに目にモノみせてやりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツニワトリ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツハト!

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツカモ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツヤギ!

 

 

 

 

 

 

 

ドイツカオヌケヒツジ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツヒトカミピカチュウ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツヒトカミピカチュウ!

 

 

どうやらドイツにいる動物たちの中でも、ドイツヒトカミピカチュウは人を襲うことで有名なようですね。園内に二つある注意書きのうちどちらも人を襲っているのがドイツヒトカミピカチュウであることからも、獰猛な性格であり、主食は人の指であることが窺い知れます。恐ろしいぜ!

 

 

 

あ、ちなみにピカチュウはどうやらこの動物を模して作られたキャラクターです。本当かよ?と疑ってたとえ貴方が任天堂に聞いても、そこらへんはいろいろ裏の圧力とかありますし、その前にテレフォンアポインターの方にヤバいやつだと思われるので、やらないほうがいいですよウソですし。