「何事!?」と思ったことだろう。驚かせて申し訳ない。
本当は、ハーシーズのチョコソースがたっぷりかかったバニラアイスクリームの話をしたかった。昨今の需要を考えればそれが正解である。けれどチンチンの話も捨てがたい。散々迷った挙げ句、チンチンの方へと天秤が傾いた次第。
君は知るか?同じ体積のバニラアイスとチンチンを比べた場合、何故かチンチンの質量の方が大きいことを。手の中の一個のチンチンは地球のように重い。
しかし、モノとしてのチンチンを語るつもりは毛頭ない。
毛頭ないという書き方をすると否応にも陰毛が連想されてしまう。畜生。そんな単純な連想に辿り着くのなら脳なんてもう一回り小さくても良かった。有線式マウスの中でコロコロ転がるのがお似合いだった。
そうではない。チンチンというワードについて語りたいのだ。
男性器。ペニス。陰茎。肉棒。チンコ。イチモツ。竿。そして、チンチン。
それを表すための名称は数多くある。そしてTPOに合わせて、適宜選ばれるのが常である。だが、最も使いやすく、最も下品でなく、そして最も面白い呼び名をあえて選ぶとしたら。
そう、チンチン以外ありえない。
「ちんちん」と平仮名で表記するのでは物足りない。
カタカナで、チンチンと書いてこそ、その面白さが発揮される。
例えば、もしデカビタの瓶の成分表にチンチンと書かれていたら、デカビタの中身を飲むよりも先に元気が湧き上がってくるだろう。
あと、そのデカビタは絶対に飲みたくない。