どうも、マッハ・キショ松です。
オモコロ今週のまとめということで、「第三回キューピー3分クッキング バレンタイン編」をお送りしたいと思います。
今までのまとめ。
1989年
こんなん紹介されても、作れない。
1993年
4品紹介されても、覚えられない。
1996年
3分クッキング、手軽に15分で作れる料理を紹介。開き直りやがったな…ッ!!
第三章 手抜き
放送時間10分でマジのホールケーキ、豪華4品セットを紹介するなど家庭料理の超上級者向けに特化した料理番組、キューピー3分クッキング。「ね、手軽な料理番組でしょう?」と、一般家庭では不可能なレシピを放送していた。
では、バレンタインデーの2月14日前後に限定した場合、どのようなレシピを紹介しているのだろうか。1989年から2014年現在まで、おおまかに順を追ってみよう。
1、89年~96年まで
90年代前後は、上記の前々回、前回のあらすじにあるように力投が続いていた。バブル崩壊が社会問題化した1993年だけシャンパンがつかず、クシャクシャにした雑巾みたいなのが別盛りになっているのは気になるが、かなり本格的なデザートが続く。バレンタインにこれをもらったら、どんな男でも惚れてしまうんじゃないだろうか。
2、方向転換の97、8年
今まで「愛する人へ」や「本命」など甘々なキャッチコピーで走り続けてきたが、97年は大胆な方向転換。超うまそうなかき鍋を紹介した。年々、視聴者への歩み寄りの傾向を示しているキューピー3分クッキングは放送開始から既に数十年経っている。
「チョコはもういらないけど、お祝いはしたい…」という熟年夫婦向けにメニューなのかもしれない。
3、98年以降
翌98年は、今から作り出しても「まだ間に合うぞ!?」と愛が冷めている。もはや、バレンタインデーの存在さえ忘れかけている。
それでもチョコレートを作ってくれるワケだから、ラブラブではないがまだまだ仲良しな夫婦向けなのだろう。
2000年代にはメインディッシュ一品とチョコレートのデザートを紹介するという形も現れる。チョコも食べたいし、おいしいご飯も食べたいカップル向け。色気も食い気もいいとこ取りだ。
4、新時代へ
そして、2014年。
再び、キューピー3分クッキングはバレンタインデーの新たなる転回点を迎える。
ついに、バレンタインデーに全く興味が無い夫婦向けに着手する。もやし3袋(およそ100円)を大胆に使った、節約メニューだ。 バレンタインだろうと何だろうと関係ねえ、大事なのは食費だ!という人には最高の一品。 味の染みやすいもやしはご飯が進みそうだし、おじやにすれば明日も食える。
食費を落とすために自炊をする人が増えてきた現代日本には、うってつけのバレンタイン料理といえるだろう。
年々、雑になっていくバレンタインデーの扱いに時代の流れを感じたところで、今週のオモコロまとめ(5月5日~5月10日)をどうぞ!