きしかいせい

皆さん、性善説ダイレクトのお時間です。

4日目以降、あらゆる側面の疲労から『東映版スパイダーマン』のMADをエンドレスで見続ける奇行が続いています。私が鉄十字キラーと化す前に、この孵化作業を抜根的にアップデートさせて下さい。

 

まず『ほのおのからだ』の実装。

 

効果は上の通り

特性『ほのおのからだ』を持つポケモンのぬいぐるみを持ち、孵化に必要な歩数を半分に減らして効率を上げます。

『ほのおのからだ』なのに素手で掴んでるのウケるな。

 

そして肝心の2点目。

これまではタマゴ5個分歩いた時点でその日の孵化厳選は終わらせていましたが、

今回からは5個分歩いた時点で母に連絡。その時点で家でゆで卵を作り、最高個体が出たら折り返しをくれるそうです。これでいちいち帰る必要がなくなったため、ゲーム通り1日に無限にタマゴを孵化できるようになりました。

 

変更点まとめ

母に本件を頼み込んだ時は筆舌に尽くしがたい程イヤそうな顔をしていましたが、マンスーンさんの所属するメディアということで渋々引き受けてくれました。皆さん、これがホンモノの親子愛です。

 

ありがとうお母さん、マンスーンさん……

りんかるさん……

はい。

 

5日目

この身朽ち果てようと今日限りで終わらせるため、朝も早よからやってきました。寒いです。でも修造さんだってこのマイナス10度のところ、しじみがトゥルルって頑張ってる。

 

だからこそやってみます!!必ず目標を達成できる!!!

 

今回は仕様変更により多少都合が変わったため、

廃人ロードを『豊洲──お台場(ユニコーンガンダム前)』に変更しました。

 

片道5キロあるかないか位で、大体7500歩以上は稼げる計算。片方に着いたら母に連絡を入れてゆで卵を作ってもらいます。それの繰り返し。

是非ダイバージェンス1%の壁を越えたいところ。

 

そして、大体距離と歩数の関係性が分かってきたため……

100万円で買ってないですよ👊😅

とうとう『じてんしゃ』を使っちゃいます。

やっぱ孵化作業と言ったらこれですよね。正直1日目の頃から喉から手が出るほど欲しかったです。

 

これでお膳は立てるだけ立てますた。

あとはもうやるしかない。ギラつくまなじりで睥睨して進むしかねぇ、ひたすらに。

ほんじゃ……

やっていきませう!!

 

ブーバーン(ほのおのからだ)をカゴに乗せて出発。

 

通りかかる海外の方とか誘導員さんにめっちゃ見られてちょっちハズカシ。

人目ある中で悠然と往復作業繰り返す主人公、凄すぎるかも。プリコネの年末年始くらいヤバイ。

 

ヒーメヒメヒメ

自転車そのものは最高に乗り心地もいいし、何より『孵化作業をしてる』って実感が湧きに湧きお台場全体が熱狂の渦に呑まれるレベル。

頭の中で自転車のBGMなんか流しちゃったりしたらもう最高。

 

でもその気軽さも楽しさも『今日限りで終わらせる』という気概から成り立ってる。

自分自身に『今日で終わらす。できなかった場合以降心が死ぬ』という制約と誓約をかけることで一時的に心を軽くしているに過ぎない。

覚悟の量が力を上げる。しかしそれは高いリスクを伴うってクラピカも言ってたし。

 

そんでなんやかんや、まいして⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーンして30分くらいで到着。

今まで丸1日かけてた作業が30分で終わることに驚愕を覚えつつ、母親にゆで卵依頼の連絡を入れます。

 

なんか今日のロケットニュースが面白かったみたいで、教えてくれました。WEB記事が好きすぎるだろ、この母。

 

後はひたすら繰り返し……

 

繰り返し……

 

繰り返しましたが、4周しても依然として出る気配はありません。

漠然と作業し続けるの不安しか生まれないから感知できるようにならないかな、クロウカードみたいに。

 

流石にお腹が減ったので公園のベンチで軽食を摂ります。いつも思ってたけど、主人公も絶対休憩とか挟んだ方がいいって。多分労働基準法とかに反してる。

 

今回の作業を通して、ずっと思ってたことがあるんですケド、

『疲れ』って邪魔じゃないです? 精神的なのも肉体的なのも含めて。

 

今も『今日もし出なかったらまた来なきゃなぁ』とか『レンタルチャリちょっと高いなぁ』とか『躰の節々が痛いなぁ』とか、色んな部類の疲れが押し寄せてしっちゃかめっちゃかです。来世はアプデで弱体化されて欲しい。

 

そしたらもっと孵化作業できるし、────ねぇ?

りんかるさん。

人間は大変だね。

 

作業再開。

最初は吹雪士郎ばりに「風になろうよ」とか言いながら漕いでたのに、時間が経てば経つほど自転車での作業も無機質になっていく。

 

もう何度目かの到着。

正直今日はちょい諦めかけていて、「レンタルチャリ代もったいないから23時半くらいまで粘るかな」なんて思いながら母からの連絡を確認すると……

 

……!?

 

……

 

…………????

 

『これ良くない?』とのLINE

…………!!!

 

……よかった。

 

興奮より安心が勝つな、これ。

 

終わりに

なんというか、凄まじかったです。

正直に話すと『楽しい』より『大変』の方が強かった。

 

今回は奇跡的にマジでヤラセなし、上手く最終日一日で収まりましたが、運が悪く惰性でやり続けてる未来があると考えたらぞっとする。現に今書いててぞっとしてる。

まだ冷蔵庫にゆで卵残ってるんだにょ……

 

先の見えない不安と終わりのない肉体労働。

これを続けるポケモントレーナーには本気で尊敬の念を抱かざるを得ないし、ちゃんと福利厚生で健康診断とかやってあげて欲しい。

 

皆さんもこれから孵化作業をする際、一匙程度でいいので主人公に感情移入してあげて下さい。

私はこれからポケモンセンターに入る時、欠かさず一礼を行おうと思います。

それでは。