こんにちは、ほづみみずほです。
みなさん、何か趣味はお持ちですか?

 

このエンタメ飽和時代、いくらでも趣味があるかとは思いますが、
私がおすすめしたい趣味は「爪の長さを記録する」ことです(以下『爪記録』と表記)。

 

今回は、これから「爪記録してみたいな〜」と思っている方や、
まだ「爪記録したてで、何か不安……」という方に、
僭越ながら爪記録歴10年の私がアドバイスさせていただきます。

 

 

爪記録って何?

まず、簡単に「爪記録」の説明をしますと、

 

 

 

という、至って簡単な作業です。
月に1回なので、面倒くさがりの方にも続けやすく、気軽に始められる趣味だと思います。

ジョジョ好きの読者の方はすでにピンと来ているかと思いますが、吉良吉影が同じように爪の長さを記録しています。

 

吉良吉影…「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の登場人物。
モナリザの手に勃起することと、「やめとけ!やめとけ!」と言う同僚がいることで有名。
オセロだったら名前が吉吉吉影になっちゃうところがキュート。

 

ただ、吉良吉影は年単位で記録している(爪切りは頻繁にしている)ようですが、爪記録はそこにアレンジを加えて毎月記録することを推奨しています。

 

月に一度にすることで区切りがよく覚えやすいですし、ある程度の長さがあるので爪が切りやすく、測りやすいです。

 

ちなみに私の場合だと、毎月1日に切ると決めています。
理由は単純に覚えやすいし、新たな月に向けて爪を切り、前月の穢れを祓う禊のような気持ちになれるからです。

 

 

 

そして長さを測り、
このパープルヘイズみたいな柄のノートに記録しています。

 

これから始めたい!という方は、スマホのメモ帳や、エクセルとかに記録してもいいですね。

その内、爪記録アプリとか出そうですが(すでにあったらすみません)。

 

 

 

こんな感じで、右手左手それぞれの指の爪を1本ずつ計測して記録します。

これは初回の記録なのですが、キリよく1月1日から始めています。
やはり新年は禊ぎたいものですよね。

あと何故かレゲエカラーでアガりますね。

 

 

※「ここ測るよ! なるべく一発で切る」と書いています。

この10年前に描いた図のように、爪をひとつなぎにして切り、一番太い部分を定規で測ります。

本来ならノギス的なもので真剣に測るべきなのですが、私はエンジョイ勢なので、いたって普通の定規ですませています(ガチ勢の方すみません)。

 

 

 

始めたての頃は、爪を切ったら飛ばして失くしてしまったり、計測に自信が持てなかったりしますが、
これは爪記録者、皆が通る「あるある」ですので、初心者の方は安心してくださいね。

 

こういった感じで、

 

 

毎月コツコツ

 

 

時には、面倒くさがって2日や5日に切ったりしつつ

 

 

途中からマイブームを書いてみたりして

 

 

2023年の現在まで続けています。

 

マイブームやその月にあった印象的な出来事を書くと、簡単な日記のようなものになるので一石二鳥感があっておすすめです。

また、後述のメリットにも関係してきます。

 

 

爪記録して何が楽しいの?

 

爪記録には多大なメリットがあります。

自分を知れる

10年6ヶ月分の計測データを、エクセルにまとめたものがこちらです。


(※実際は横に伸びている表です)

このように一覧化することで、何年が一番爪が伸びたのか?何故伸びが良かったのか?
逆に伸びが悪い年はいつか?など、爪の成長具合で自己分析することが出来ます。

このデータ化はやはり始祖・吉良吉影がしていたことです。
吉良吉影は爪の長さで殺しの体調を占っていたようですが、平和で平穏な日常を送っている我々は普通に体調を占うことが出来ます。

 

例えばこれは、左手の指ごとの伸び具合を1年ずつまとめた表です。(単位:mm)

親指でいうと平均33.33mmのなので、平均値以上の年は絶好調と言えるでしょう。
(ちなみに吉良吉影は通常年8cm程度伸び、年30cmで絶好調としていました。バケモノですね。)

 

この10年で特に好調だったのは、5本中4本の指が最大値の2018年です。

では何故2018年がよく伸びていたのか、記録を見てみましょう。

 

2018年前半、「キュウレンジャー」「ビルド」「ハグプリ」等の単語が頻出します。
これは、俗に言うニチアサの番組名であり、当時特撮ヒーローやプリキュアがマイブームだったことが分かります。

ニチアサがマイブームなことと、爪の伸びは関係あるのか?とお思いの方も多いかもしれませんが、ニチアサ好きの方はピンと来ているんじゃないでしょうか?

 

お子様がいらっしゃるママパパや、大きなお友だちなら御存知の通り
ヒーローショーは全国でめちゃくちゃ開催されているので、めっちゃ観に行きました。

では、普段引きこもっているような人間が、ヒーローショーのために外出を繰り返すととどうなるのでしょう?

 

爪を早く伸ばすには、爪の成分であるタンパク質を多く摂る、代謝を上げる、質の良い睡眠などがあるそうですが、要するに健康的な暮らしをすると爪がよく伸びるらしいです。

ニチアサを見るために早寝早起きをしたり、ショーのために遠出をしたり……。
ヒーローたちのおかげで、よく食べよく眠りよく遊び、心身ともに健康だった2018年がこの10年で一番の伸びだったのも納得です。

このように、過去のデータを振り返った時に爪がよく伸びていると「あの頃は楽しかったんだなぁ」と、「記憶」でなく「数値」で理解することが出来ます。

 

 

また、指ごとの成長平均値を知ることで、毎月爪を切る際に今月の調子がどうだったか平均値と比較することが出来ます。

初心者の方は、私の平均値を参考にしてみてください。
大体3mm超えると調子がいいです。

※左利きの方は左右の数値を逆に見てください(使う頻度の高い指のほうが伸びやすいらしい)。

快感

これが一番のメリットであり、私が爪記録を始めた理由なのですが、

 

 

 

 

 

 

!!

 

 

これめちゃくちゃ気持ち良いんですよね。分かります?
一ヶ月間爪が被さってた肉、しかもお風呂(爪切りは風呂上がり後がオススメ)でホカホカしてる肉が開放され空気に触れると最高に気持ちィーーーー〜〜〜ッ!!!ってなるんですよね。

これこれ!!このために1ヶ月爪伸ばしてんだよなぁ〜!

風呂上がりのビール、プシュッ!

仕事終わりの甘いもの、モグッ!

月一の爪切り、パチン! クゥ〜〜ッ!!

 

嘘じゃん!と指さしてる方はその指の爪1ヶ月、いや3週間でいいので伸ばしてみてください。
本当の快感を味わわせてあげますよ。

いやマジで。一回だけ!とりあえず1回だけ!ね!
溜めて放つ系が好きな方は特に!ね!

 

 

他のメリット

・爪を切る日が決まっているので「そろそろ切らなきゃな〜」を考えなくて良い。

・爪を月に一回しか切らなくて良い。

・数字が積み重なっていくのが楽しい。

・前月を振り返って整理する時間になる。 …等多数

 

 

多少デメリットもある

 

メリットがあれば、デメリットも多少あります。

 

・爪が汚くなるけど切れない。
・爪やすり出来ない。

・どうしても切りたい時は切るけど、データとして不十分すぎてやってる意味ある?と思って嫌になる
・コンタクト付ける時に親指と人差し指は切ってしまうので、やってる意味ある?と思って嫌になるし爪のためにコンタクトを付けなくなった。

・爪いちいち測るの面倒。書くのも面倒。

・話のネタになるかと思いきや、こんなこと話す機会がない。
・履歴書の趣味の欄に書いたら書類審査で落ちた。

まぁどんな趣味でもデメリットは存在します。
小さいことは気にせず、メリットだけ見て楽しみましょう。

 

よくある質問

Q.吉良吉影のように、爪を瓶にいれて保存しないの?

 

A.これは個人差があると思いますが、私は保存していません。
最初は保存しようかと思っていましたが、単純に汚いし、中身ぶちまけてあーあーっていう未来が見えたのでやめました。

 

 

Q.伸びやすい月とかあるの?

A.私は5月が一番伸びています。次点で6月。
夏のほうが暑くて代謝が良くなり爪が伸びやすいようですが、暑すぎると引きこもってしまうので、外でも過ごしやすい5、6月あたりがよく伸びるようです。

逆に1、2月は代謝も落ちるし、外にも出ないので伸びません。特に2月は日数が少ないのもあります。

本格的な爪記録をしたい方は30日毎に記録するのをおすすめします。

 

Q.一番伸びた月は?

 

 

意外と最近で、2022年の10月です。合計33mmも伸びています。
4mmの指が3本もあり景気が良いですね。

マイブームがたくさんあり充実した毎日を送っていたのもありますが、過去最大に太るほどめちゃくちゃ食べていたので栄養が爪に回ったのかなと思います。

もしかしたら、ふくよかな人ほど爪がよく伸びているのかもしれません。
ふくよかな爪記録者、毎月の平均値教えてほしい。

 

 

Q.10年経ったから爪記録やめる?

A.やめません。

 

 

どうせ爪は切る

ギネスを狙ってるか、シザーハンズに憧れすぎている以外の人は、大体爪を切っているのではないでしょうか。
次回切った時に、定規で何mmか測ってみて下さい。
1ヶ月ほど伸ばしている方は3mm、2週間程の方は1.5mmで好調と言えるかと思います。

 

それをメモ帳に記録してみて、毎月繰り返すだけの簡単な趣味です。

1年ほど繰り返すとなんとなく充実感がありますし、吉良吉影感も出てきますよ。

是非一度気軽に試してみてください。

 

おわり