さあて! 準備ができたら早速、撮影しちゃいましょう!
え……? なに……?
ああ、それは僕が、人前で服を脱ぐとドキドキするからです。ハートがキュキュンッ!ってするんですよ。
あ、そうそう。今回は刃物を使った撮影をしましたが、大変危険です。ケガをするとお父さんとお母さんが悲しむから、十分注意しましょうね。
大富豪が戦争のゲームだとよく分かる「大富豪専用トランプ」
撮影した写真を編集して、トランプにしました。最弱の「3」から最強の「2」まで順番に紹介しましょう。
3 全裸
戦ううえで必要な物資を何一つ持っていない、最弱のカード。
4 モノリスに触れる
頭を使って、戦うための道具を作り出せるようになりました。
触ると驚異的な知性が身につくモノリスに触れて考えだされた、戦いの道具といえば……。
5 ローション
ちょっと見にくいですが、 相手の打撃を無効化する、ローションです。多少、棒で殴られても「痛えっ! おい、痛えって!」くらいで済むことでしょう。
鉄器を持った文明が青銅器を持った文明を滅ぼしたように、戦争では有力なテクノロジーを蓄積させたほうが勝利するんですね。
6 刃物を装備する
防具が攻撃を無効化するものならば、武器とは相手の防御を無効化するためのもの。ローションまみれの強敵を前にした人類が生み出した武器こそ、刃物です。
7 食料供給
おにぎりはローションまみれでも、ヌルっと食べられるレーション。戦場では貴重な食糧ですね。
8 靴を履いて、倍速移動
靴を履けば、裸足の相手よりも早く動ける。戦場では常識です。
9 自転車に乗って、更に倍速移動
自転車を活用しスピードで相手を上回れば、戦略を練りやすくなります。
10 暖かい靴下を履く
技術はときに人間を傷つけるもの。この格好で自転車に乗り続ければ、体を壊してしまいます。寒さ対策のためにも、靴下を履くべきです。
11 靴下から悪臭
戦争は、変わった。
「強い武器を持てば勝てる」「強い防具を持てば負けない」「スピードがあれば相手よりも有利に戦える」……そのような時代は、いずれ終わります。
悪臭を放ち相手の戦意を削げば、戦わずして勝つことができるのです。
12 パンツを履いて、更に悪臭を放つ
「他人の臭いは許せないけど、自分の臭いは気にならなくなる」という未知のテクノロジーが使用されています。
13 腕を長くする
悪臭を放つ相手と戦うには、リーチを伸ばすしかありません。
A 羽根を生やす
見た目は軍隊でも重要なもの。兵士に遺伝子操作を施してカワイイ羽根を生やしてあげれば、戦意は上がります。
2 情報戦のためのインターネット
体を張って戦う時代はもう終わりました。インターネットを使って「24歳の二等兵が羽根を生やした結果wwww」などとデマを流して、情報戦を勝ち抜きましょう。
印刷すれば、完成!
それでは 完成したトランプを印刷です。
印刷したら、こんな感じ。ラベルは切れ目のないものを使用してます。
ラベルに、白紙のトランプ「ブランクカード」を貼り、余った部分を切れば……。
完成!
……というわけで、これがその「大富豪専用トランプ」なんですよ。原宿さん。
キショ松「どうですか? このトランプなら、大富豪が戦争のゲームだってことがよく分かるでしょ?」
キショ松「あ、それ、「売れるな」って確信してる顔でしょ? 「ちょっと一儲けしちゃおっかな!」みたいなこと思ってるんでしょ~。分かりますよ!」
キショ松「商品にするときはちゃんと声掛けてくださいよね! 僕だって今、仕事無くて、お金ほしいんですから。 アイディアだけ持ち逃げなんてされたら、怒っちゃいますからね!」
キショ松「原宿さんが僕に300万円くらい貸してくれれば、明日から製品化に向けて動き出そうと思ってます!」
ドン!
ウザイ!
帰れ~~~~~!!
こうして、僕の金儲けは失敗に終わった。