こんにちは、ARuFaと申します。
突然ですが4月といえば新生活の時期。
この記事を読んでいる方の中にも、この春から新生活として一人暮らし等を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう僕も最近初めての一人暮らしを始めまして、毎夜のように孤独に震え、壁をかきむしるという健康的な日々を送っています。
しかし、そんな一人暮らしをしている僕としては、孤独よりも怖いものがあるのです。
それが、
水道代です。
我々人間が生活する上で必要不可欠なライフラインである水。
蛇口をひねると水が出るのは大変ありがたいことですが、出した水に比例して水道代はかかってしまいます。
そんでもって水道代は意外と生活に響いてくるもの・・・
そのため一人暮らしをする上では、いかにここのコストを抑えるかが大切であると僕は思うのです。
・・・中でも、我々の財布から山賊のように水道代を奪っていくのがこちらのお風呂。
これまでにも多くの人間がこの風呂の餌食となり、水道代が払えなった代償として身ぐるみを剥がされてきました。
せっかく身ぐるみを剥がされたのに、そのまま風呂に入れないとはなんと悲しいことでしょう。
そんな事態を防ぐためにも、今回僕はこちらのアイテムを使って入浴時にかかる水道代を節約してみることにしました。
ペットボトルです。
調べてみたところ、入浴時に水の入れたペットボトルを浴槽に入れると水かさが増し、
ペットボトルを使い回せば2日目以降からは少ないお湯の量でお風呂に入ることができるとか。
実際に水を入れたペットボトルを浴槽に入れてみたところ、確かにペットボトルを入れただけ水かさが増しました。
どうやら、ペットボトルを風呂に入れると水道代が節約されるというのは本当のようですね。
この結果を受け、風呂にかかる水道代を限界まで節約したい僕は、
「じゃあ、ペットボトルを増やせば増やすほど節約できるんじゃないか?」
という気持ち良いほど単純な作戦を思いついたため、すぐさま大量のペットボトルを通販で注文することに。
・・・すると数日後、我が家に馬鹿デカいダンボールが郵送されてきました。
6畳の我が家を5.5畳に変える程デカいダンボールが休日に届き、「何の嫌がらせだ!」と思いましたが発注したのは僕でした。
早速開封してみると、大量のペットボトルとご対面。
ペットボトルの口が無数の銃口に見えてしまい、開封と同時に小便を漏らすかと思い
ましたが、僕は大人なので大丈夫です。
ちなみに届いたペットボトルは70本。送料込みで7,500円でしたが水道代が浮くなら
仕方のないことです。
これを全て浴槽の中に入れれば、さぞ水道代も節約できることでしょう。
それでは、準備が整ったところでペットボトルに水を入れ、浴槽に並べていきましょう。
水を入れて、
並べます。
水を入れて、
並べます。
水を入れて、
並べ続けます。
・・・ただひたすらにペットボトルに水を入れて並べていく作業は、まるで穴掘りと穴埋めを延々と繰り返されているような感覚。
終わりの見えない作業に心がくじけ、早くもストレスで腹を壊しましたが、何とか浴槽いっぱいまでペットボトルを並べることができました。
完成! ペットボトル風呂!
約4時間の時間をかけ(1回寝た)、やっとの思いでペットボトル風呂を作り上げることができました。
しかし、このままではただ水の入ったペットボトルを並べただけ。
お湯が無ければ到底風呂とは呼べないため、スポイトでお湯を一滴だけ落としましょう。
ちなみに水道水は、1㏄で約0.0002円。
そして水一滴は約0.038㏄とのことなので、水道水一滴の値段は0.0002×0.038で、0.0000076円ということになります。
つまり、このペットボトルを使い回せば、2日目以降は0.0000076円という破格の水道代で入浴することが可能ということです。破格すぎて吐きそうですね。
・・・しかし、お風呂に大切なのは「入り心地」。
果たしてこのペットボトル風呂は一体どんな入り心地なのでしょうか。
早速試してみましょう。
と、いうわけで早速入浴してみると、「バキバキバキッ」という音とともに体が浮きました。水質は硬水のようです。
独特の弾力はまるでゴムタイヤのように僕の体にフィットします。
思い返してみれば、これまでにフィット感を感じる風呂があったでしょうか。
従来の風呂にありがちだった「液体を使う」という固定概念を捨てたこのペットボトル
風呂は、日本の文化である風呂の歴史を塗り替える新たな発見なのではないでしょうか。
ちなみにこの風呂にしばらく入ってみたところ、ペットボトル風呂の効能は『肩こり・
冷え性の促進』だということがわかりました。
入るほどに不健康になっていく風呂というのも、非常に新しい風呂の形ですね。
また、水面に座ることができることも、このペットボトル風呂の大きな特徴でしょう。
これまでの銭湯や温泉などでは、肩まで湯船に浸かっている知り合いを発見した際に、
「あの人、名前は忘れたけど乳首を見たら思い出せるのになぁ」
という悔しい思いをすることが多々ありましたが、その際にはこの『水面に座れる』ということが大きな強みとなる事に違いありません。
このペットボトル風呂が大衆浴場などで使われた日には、風呂場でのコミュニケーションがより一層活発になるはずです。
さあ、そんなわけでペットボトル風呂を満喫した結果、血行が悪くなり顔色も優れない
僕ですが、突然こんなことをひらめきました。
「これ、露天風呂も行けるんじゃね!?」
・・・そう、入浴に使う水のほとんどをペットボトルに入れているということは、
水そのものを持ち運べるということ。
つまり、風呂を手軽に持ち運べるわけで、これならば夢の露天風呂も手軽に楽しめるのではないかという考えです。
そんなわけで僕は、早速ペットボトルを持って外へ飛び出し・・・
近所の公園へやってまいりました。
ペットボトルの詰まった箱は死ぬほど重く、角砂糖を運ぶアリの気持ちが痛いほどよく
わかりました。
・・・空を見上げると、雲一つ無い絶好の露天風呂日和。
早速、公園で遊ぶ子供に絡まれながら、水の入ったペットボトルを組み合わせて露天風呂を作っていきます。
~10分後~
さあ、そんなこんなで10分後、水の入ったペットボトルを組み合わせたペットボトル
露天風呂が完成いたしました。
それがこちらです。
完成! ペットボトル露天風呂!!
・・・完璧、完璧だわ。 完全なる露天風呂。猿来る。猿来るレベルよこれ。
大人1人が十分入れる大きさの露天風呂が、ものの10分でできてしまうとは夢のよう
ですね。
それでは、無事に露天風呂の設置ができたところで、早速入ってみたいと思います。
いやぁ~、いつかこんな公園で露天風呂に入りたいと思っていたんですよね!!
ウヒョポス~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
「はぁ゛~~~~~~!!!!!!」
・・・極楽。冗談抜きで極楽でした。
湯船(?)に入った瞬間、あのお風呂特有の「身体の疲れがどっと抜けていくような
感覚」を味わうことができたのです。
ペットボトルの水は外気に晒されてキンキンに冷えていますが、雰囲気だけは完全に
露天風呂のソレでしたね。
「まぁ゛~~~~~~~~~!!!!!!」
遊具で遊ぶ子供たちを見ながら入る露天風呂は、今までに味わったことのない解放感で
あふれていました。
外で食べるお弁当が美味しく感じるように、外で入るお風呂もまた格別です。
もしかしたら人は、屋外に出るだけで幸せを感じてしまうのかもしれませんね。
遊具で遊んでいた子供達も、うらやましそうに僕を見ています。
「お風呂だ~!」という子供の声と「見ちゃだめ。パパとの約束。」という大人の声が聞こえ、
若干悲しくなりましたが露天風呂のおかげで僕は元気です。
しかも、この露天風呂も水道代は0.0000076円と大変お得。1000000回入っても7円です。
「ははははははははははははは!!!!」
あまりの破格加減に爆笑してしまいました。
室内でのペットボトル風呂は正直言って地獄でしたが、ペットボトル露天風呂は本当に最高でした。
是非皆さんも、ペットボトルを使って素敵な節約お風呂ライフを送ってみてはいかがでしょうか。
それでは、風呂界に新しい風を吹かせたところで、今日はこのへんで失礼いたします。
いやぁ~~~~~!!!!
お風呂って!!!!!
最高ーーーーー!!!!
さようなら。
ちなみに次の日、37.8℃出ました。
もう一生やりません。
(ARuFa)