どうも、芸人コンビ【そうじゃねえだろ】の仁木恭平です。
2014年11月、週刊少年ジャンプにて日本を代表する少年漫画NARUTOが完結しました。
今年で23歳になる僕は、代表的な少年漫画(例えばドラゴンボール・幽☆遊☆白書・スラムダンク)を読んではいても世代とはズレているのでリアルタイムで追っかけることはなく、NARUTOのように小学生の頃から連載していた大人気漫画が終了するというのは感慨深いものがあります。
NARUTOといえば、主人公であるナルトのとにかく明るく友達思いなキャラクターが印象強いですよね。
そして忘れてはいけないのがナルトの代名詞である「~だってばよ!」という口調。
ビートたけしのモノマネをする人が必ず「ダンカン」と言うように、哀川翔のモノマネをする人が「勝俣」と言うように、ナルトのモノマネをする人は必ず「だってばよ!」というワードを詰め込んできます。
そこで気になったのが、
❝ナルトは完結までに何回「だってばよ」と言ったのか?❞
ということです。
現在NARUTOは71巻まで単行本化されていて、最終的に全72巻で完結の予定です。
それらをすべて読破し、「だってばよ」の数を導き出します!
「こんなもの余裕でしょ!暇ならいくらでもあるんだから!売れてない芸人をなめるなよ!?押忍!!」
といわけで「だってばよ」の数を調査すべく漫画喫茶でNARUTO単行本を71冊用意したのですが、
オーブンレンジくらいありました。
「漫画70冊ってオーブンレンジくらいあるんだなぁ」ということを学んだところで、この記事の調査内容を説明します。
「だってばよ」の数だけでは少し寂しいので、今回数えるのは
・「だってばよ」の数
・「俺ってば」や「やるってばよ」といった、❝亜流のだってばよ❞の数
・全72巻でNARUTOがしてきた分身の数。
以上の3項目を中心に数えていきます。
まずは1巻。
第1巻ということで、最初に「忍とは…」みたいな説明があって、
開始11ページで1だってばよいただきました。
さっそくノートに記入していきます。
「やってやるってばよ」は、「だってばよ」とは別なので、亜流だってばよに入ります。
これも記入していきます。
初登場でナルト自身もも張り切っているのか、かなりのハイだってばよペースです。
そして、あっという間に1巻の半分を読み終えたところで目を疑った。
ナルトめっちゃ増えた。
何これ?土日の渋谷?日本代表勝ったの??
1人ずつ丁寧に数えては
ノートに正の字を書いていきます。
数えやすいようにちゃんと列になって欲しいけど、緊迫した戦闘シーンなのでそういうわけにもいかない。
「おいおい、もうこれ正の字でノート埋まっちゃうぞ・・・」
そこで、インターネットで「漢字 画数 多い 日本一」と検索すると、
なんかかっけえー漢字が出てきました。
84画!!雲とか龍とかがかっけえーです。
この漢字、(だいと)と読むらしいです。まず(だいと)が何かわからない。
ナルトは影分身を多用する忍。
正の字で数えても追いつかないので分身の数は、この(だいと)で数えていきます。
そして、気になる第1巻の集計結果はこちらになります。
「だってばよ」→12回
「~ってば(よ)」→19回
分身の数→483体
ナルトいすぎ。
見えているだけでこの数なので、石の裏にいる虫みたいに大きめのフキダシをどかせばもっといるはず。
この方法で2巻~71巻+まだ単行本化していない分を読んで集計していきます。
話が進むにつれて、他のキャラクターも「~ってば」という口調になっていたんだけど、女が彼氏と長いこと付き合うと喋り方が移ってくみたいなものなのかな。
さらに読み進めていくと、1巻以降もナルトはどんどん影分身してきやがります。
1巻につき100体以上に分身することはザラで、ナルトが敵にやられて気絶しているときは申し訳ないんだけどちょっと嬉しかったです。
散々分身したあとこのコマを見つけたときは本当に「よっしゃあ!!!」と声が出ました。
しかし、それでも負けないのが主人公であって、終盤になると絶対に回復してるし絶対に分身しやがります。
いや、こんなもんでいいでしょ・・・。
2000発も食らわしたんだよ?もういいから!勘弁してくれ!!おい!!!!!無視かよ!!!
「まだ22巻かあ・・・普通に読みたい・・・」
「あれ?お?おいおいおい・・・・」
「マジでか!!えっ!?もしかして・・・!!!??」
「んゼロっっっっ!!!!!!!!」
なんと、22巻は「だってばよ」も亜流の「だってばよ」も分身の数もゼロでした!!!!
やったーーーー!!!!!ナルト結構出てきてたのに!!!!これは嬉しい!!!!!
22巻は・・・・・・
ゼロっっ!!!!!!!!!!!
「よーしこのままパパッと終わらせて帰るぞ~・・・」
(ペラっ)
「・・・・・・・・・・?」
「ちょっ・・・・・・・??」
「なにこれ・・・?」
めっちゃ増えた。
もうこれ、漫画家が生涯描く分の人数超えてるだろ。
なにも「おもしろい」ことなんてないからな。
このページの隙間にも、おそらく大量のナルトが詰まってるんだろうな。
分身したナルトを数えている間ずっと「この感じ何かに似てるなぁ・・」と思っていたんだけど、たぶんバイトの棚卸しをやってる時と全く同じ感情だと思います。
結果は、もう合ってるか自信はありませんが、1169体いました・・・。
22巻はゼロだったのに・・・。
23巻で体描くために22巻で温存していたとしか思えない。
その後も「だってばよ」と分身の術はかなり出てきます。
言い過ぎて「てばョーのガキ」って呼ばれちゃってます。そりゃ呼ぶわ。
そして・・・・
10時間かけてコミック71巻までの集計が終わりました!!!!!!
終わった頃には何も喋れなくなっていました。
「疲れた」とか言うエネルギーもない。
「だってばよ」を数えるために始めたのに、こんなに分身されるとは思ってなかった。
後日、残りのコミックになっていない分をジャンプで集計。
これですべてが終わりました。
それではすべての数を表にまとめましたのでご覧ください。
まずは1巻~10巻。
連載開始から間もないということもあり、やはり「だってばよ」も分身の術もコンスタントに多いです。
続いて11巻~20巻。
「だってばよ」も分身の術の量も衰えることを知りません。
15巻では1年分の分身を披露してくれました。
そして21巻~30巻。
何と言っても目を引くのは、やっぱり23巻の分身の数。
23巻の前後を見ると、1169体の疲れがかなり響いたんだと思います。お疲れ様でした。
続いて31巻~40巻。
ここらへんの時期が頻繁に分身していた時期です。僕自身もかなり辛かった時期です。
次は41巻~50巻。
だってばよも少なく、分身もしたのは2回のみ。比較的おとなしい時期でした。
51巻~60巻。
もうここらへんに来ると、「だってばよ!」は全然言いません。
ただ相変わらず分身はし続けています。
61巻~70巻。
もう「だってばよ」も分身も全然しない。普通の人だった。オール0の巻が2冊もあったし、65巻に関してはナルトが出てきません。一回も。
サラリーマン金太郎とかでやってもこんな数字になるんじゃないか?
分身を数えるのは辛いけど、これはこれで少し寂しい気がします・・・。
そして最後は71巻~まだ単行本化していない72巻の分です。
2002!!!!???
2冊で!!!???
いや、1冊で!!!!????????
この空に浮かぶ鼻の角栓みたいなものが見えますか?
これ全部ナルトです。
71巻は40ページくらい分身しっぱなしの部分がありました。僕の知っているNARUTOが帰ってきた気がして、あんなに辛かった分身数えも、いつのまにか「そうこなくちゃ」という気持ちになっていた。
次に、全72巻の中で描かれた「だってばよ」と分身の数の推移をグラフにしてみました。
こちらです。
やっぱり物語が進むにつれてナルトが「だってばよ」を言わなくなっています。
❝1歳~72歳の方で、お母さんのことを「ママ」と呼んでいる人❞というグラフを作ったら似たようなグラフが出来そう。
続いて分身の数の推移です。
一見、全体的に少なく見えますが、違うんです。71巻が多すぎたんです。
こんなグラフになる予定じゃなかったんです。71巻が多すぎたんです。
そして最後に・・・
すべての総数を発表したいと思います!!!!
NARUTO全72巻を読んで集計した「だってばよ」、亜流のだってばよ、分身の数の総数はこちらです!
「だってばよ」→342回
「~ってば(よ)」→502回
分身の数→ 5613体
とにかく分身の数がすごい!
パシフィコ横浜のキャパシティが5000人なので、岸本先生はパシフィコ横浜を満員にしたと言ってもいいでしょう。
以上がすべての集計結果になります。
終わった・・・・・・。
しかし疲れた・・・。本当に疲れた・・・・・・。
いや、それ以上に岸本先生、本当にお疲れ様でした!!
日本の少年漫画を盛り上げてくださり、ありがとうございます!!!!
NARUTO最高!!!!!!!!
最後に、調査中、おいろけの術でムラッとした回数を報告しておきます。
おいろけの術でムラッとした回数→6回
ありがとうざいました。
【あわせて読みたい】
【ハァハァ】彼岸島の「ハァハァ」の数をカウントした【ハァハァ】
「こち亀」両津勘吉の借金を40時間かけて負債総額を調べてきた